テーマ:ペットの病気。。。(1100)
カテゴリ:… FIPと戦うっ!
読んでもらえたら嬉しいです。
チビスケがFIPの疑いを指摘されたのは、初めての高熱が出た時でした。 それまで、元気で風邪ひとつひかず、食いしん坊で元気モリモリだったチビでした。 このとき「FIPってなに?怖い病気なのか・・まずその可能性をつぶしちゃってください」くらいの気持ちで検査をお願いしました。 高熱はステロイドによって下がり、 私は病気の詳細を少しずつ知りつつも、まだFIPと確定したわけじゃないし、 だいたい知恵熱みたいなものもあるでしょう。 そんな気持ちでいました。 ネットで検索すると、恐ろしい内容ばかりで、闘病ブログの結末は死ばかりでした。 見たくなかったです。 死んだ子の話など読みたくなかった。そんな恐ろしい病気だなんて思いたくもなかった。 でも、もし、その時に私が逃げずに強くて、必要ないかもしれない数々の手を打っていたら、 今、こんな文章を書かず、脳天気な猫といちゃいちゃしたブログを書いていたかもしれません。 熱も下がり食欲もあって、とても元気なチビスケ。 私は日常的な暮らしをして楽しくすごしました。 でも再び熱は襲いかかってきました。 このときは、激しい黄疸を伴い、FIPかどうかともかく、「何かの病気が怖い病気がチビスケにいる」と思い知らされました。 二度目の抗体価検査と初めての蛋白分画の検査。これでほぼ確実にFIPであると告げられたのです。 熱があがったらステロイド、あとはたくさん食べること。 これでなんとかがんばるれるかもと・・・私は脳天気だったようです。 熱は上下を繰り返すようになり、今思えばこの上下の体温変化がチビの体を激しく消耗させました。 この頃から私は、獣医さんまかせの解熱から他の手を探すようになりました。 ステロイドはもう、一日しか解熱してくれませんでしたから。 サプリメントはいろいろあり、漢方や、ホメオパシーいろいろな民間療法などがあることもわかってきました。 そして例外なく、継続的なステロイドの投与の体に与える影響が決して小さくないことを私に示していました。 どの方法も自分の免疫機能を向上させ、正常化させる方向に体自身を作っていくやりかたでした。 私には、ステロイドなどで免疫機能を抑えたりする獣医さん一般のやり方と、 免疫機能を上げるという対極にある方法に疑問もあってしばらく悩んだのですが、 自己免疫疾患などの方もこの自己免疫機能の向上で成果があがったりしてる例もあり、 リスクの少ないやり方だと思うようになっていきました。 私が考え悩み、迷っている間にもチビスケの中の病魔はチビを食べ続けてました。 でも、取り返せる、強制給餌になってしまっても、たくさん食べれば取り返せる。 まだがんばれる。 そう信じてがんばりました。 その頃には、小さな光をいくつも見つけられました。 βグルカンを主成分にした数々の免疫機能向上のサプリメント。 解熱や鎮痛にステロイドに頼らなくてもいけそうな漢方薬。 私が急がなくては!と思ったときには、チビの体は病魔に食べ尽くされるところだったのです。 そして奇跡は起きませんでした。 チビが亡くなる前日に届いた漢方薬。強制給餌に入ってから与えだした幾つかのサプリメント。 どれも間に合わなかったのです。 FIPの疑惑を告げられた方にお願いしたいです。 ステロイドやインターフェロンと違って、それらの自己免疫機能向上の数々の品物は、元気なときから使ってください。 ネット散策すればわかると思いますが、 闘病の後半、たくさんの飼い主さんは、治療に行き詰まり病院を転院し、いろいろな療法に行き着きます。 でも、このFIPという病魔は大食いです。 最初から時間なんてくれないんです。 手を打っても間に合わず、苦しいFIPとの戦いを終えていく飼い主さんのブログを探すのは簡単だと思います。 私が、セカンドオピニオンを考えサプリを考えたとき、まさにこのジンクスのまんまだと・・躊躇しました。 知識のなかった私も含めて、こうなるのは自然なのです。 獣医さんを頼って行き詰まりになって初めて模索を始めたらそうなるのです。 (獣医さんが悪いとかじゃないです。検査も一時的なステロイド投与も大切だと思います。見えない症状は血液検査でわかることもあります) 最初に告げられるのは「FIPの疑いがあるから抗体価検査をしましょう」だと思います。 そして初めてネットでFIPとは何かと探すと思います。 その時に、その時から、免疫機能を上げるための作戦を始めて欲しいと願います。 コメントで私は、後の2回目の抗体価検査がでなければFIPとはわからないから、気にしすぎたらストレスになるかも。と書いたことがあります。 でも、この発言は撤回します。 早ければ早いほどいい。早すぎなんてことはない。 コロナウィルスの数字が高いというだけで、FIPになる可能性を常にはらんでいます。 FIPにせずに排出できたら一番いいし、仮にFIPになっても早くから手を打っていたら助かるのかもしれない。 FIPに完敗した私には、何が有効か言えません。 でも私がチビの短い命の最後に遠くに見た光は記しておきたいです。
ちなみにもし、うちの王子様ネコがFIPに感染したら、私はステロイドにはもう頼りません。 最初から別の道を模索します。 血液検査さえしていない王子様ネコはとっても元気ですが、チビに処方された漢方薬を微量ずつ飲ませていくつもりです。 獣医さんは親切ですし、検査できますし、もちろん検温も確実なので通います。 仮にウェットタイプなら針を使って水を抜くお世話にもなると思います。
今思うと 病院での投薬は、いつも後手でした。 対症療法とはそういうものですが、事が起こってからそれをどーするか考える。 FIPだと、それではきっと間に合わないのでしょう。 特効薬やワクチンができない今は、先手を打つしか可能性は見えない気がします。 FIPとの戦いは死なばもろともという、チビスケの命を張った戦いで、 チビスケと共にFIPも火に焼かれ空に散りました。 二度とこんな戦いはしたくない。 でも、きっと戦っているひとがいまもいる。 そんな方の少しでも力になれたらうれしい。そして、助かってほしい。 生き残ってほしい。 一人じゃないです。 迷わないで。絶望しないで。 急げば間に合う光があるかもしれないから。 チビスケも私も悔しかった。FIPなんかに負けないで。 この思いも連れて光にたどり着いて欲しいです。 そんな方のブログや情報を読みたいです>< 助かれるんだと、私を通してチビが知ることができるかもしれない。 それはどんなにチビを喜ばせることだろう。 助かって元気に暮らせる子が出てくることを、痛切に願ってやみません。
青い空に舞い上がったチビスケの闘病生活はコレで終わりです。 たくさんの励ましや、情報や応援、私とチビの頑張る源でした。 ありがとうございました。 病気の過去ログ→コチラ by ゆきもなか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ゆきもなかさんとハル君が、頑張った事、絶対、絶対、無駄にはならない!
(2005年08月20日 18時10分00秒)
そらきちざえもんさん
>ゆきもなかさんとハル君が、頑張った事、絶対、絶対、無駄にはならない! ----- ミャ~ミさん >ゆきもなかさんの思いは、同じ病気と闘う方に >大きな希望を与えてくれると信じています。 ----- ありがとうございます。 私自身、最初のんびりしてたから・・ それが取り返せないものと知らなかったから。 疑いを示されたとき、もっと焦ったら可能性ははるかに大きかったと。 同じ後悔をして欲しくないから、検索でたどり着いたひとに見て欲しかったんです。 そんなひとたちに、少しでも伝わってくれると嬉しいです。 (2005年08月20日 18時38分01秒)
メグミルクヨウグルトっていうのをウェットタイプの子に、スプーンでながし込むようにむりやりのみこませると、腸の出血やげり、くしゃみ・だるさ、カゼ的な症状がけっこう改善するそうです。
(2008年05月02日 13時40分36秒)
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