AsanO旅カウンセリングオフィス 　 　　　　　　　海外特派員レポート

日は変わり、みんなでオーガニックの農場見学へ行った帰り、地元や旅行者たちのあいだで人気のあるアイスクリームショップに連れていってもらった。

案内してくれた女性が「ここのハンバーガーはおいしいよ」と話してくれたが、わたしは「時間も夕方だし、ホリホックに帰れば夕食が用意されているし、今食べるとお腹いっぱいで食べれなくなるよ」なんてあれこれ考えていると、Ｒくんはポケットから小銭を取り出し、「このカナダコインはいくら（何ドル）ですか？」と慣れないカナダのコインをきっちりハンバーガー分用意し始めているではないか！！

『おいしい』＝『食べる』　

（すぐ夕飯だから、なんて今目の前にあるおいしいものを我慢したりしない）

あっぱれである。

ハンバーガーを買った彼は、Ｉくんと半分ずつに分けておいしそうに食べていた。

そういえば、Ｒ君が朝方海の見える露天風呂に入っていたら、カナダ人カップルが２人入ってきて、いっしょに話しているうちに「朝の海で泳ごう」と誘われ、そのまま彼らと海で泳いできた、とくしゃみをしながら話してくれたっけ。

英語を話す機会を作ってくれてありがとう、と彼はメッセージをくれたが、

すべては彼のもともと持っている力だったように思う。

彼の好奇心、挑戦ある気持ち、それを引き出したのは彼自身なんだと今になって改めて思う。

私も今度はあの大きなハンバーガーを、あれこれ考える前に絶対食べるゾ～。

　　　　　　　　　　　　　                   YUKITA