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カテゴリ:観劇★山口さん♪
9日祐トート初日に思ったことその2です。
今回初めて、フランツについて、ああそうなんだーと思ったこと・・・。 今ごろ遅すぎっ!って感じですが・・・(汗) 祐トート初日は綜馬フランツ。お見合いのシーンでは特に楽しそうで、禅フランツよりかなり弾けている感じがします。本当にシシィのことが好きで、この人と一生を共に生きたいと思って彼女を選び結婚したのだな、と思えるのですが、結婚式の翌朝にはもう考え方のすれ違いからエリザベートに「ひとりにして下さい!」と、早くも二人の間に亀裂が見え始めてしまいます。 で、今頃ってはなしなのですが、 フランツはエリザベートのことが本当に好きで大切にしたいと思っているけれど、皇帝、皇后というのは自分のこと(幸せ)よりもその義務を果たすことを優先させなくてはならなくて・・・それはお見合いシーンの後「あなたが側にいれば」でも言っている通りなのですが、エリザベートはやっぱりそんなことは受け入れられなくて、でもフランツにはあまりにもそれが当然で当たり前のことになっているので、エリザベートにもそういう前提で接してしまって、彼女の気持ちを理解して受け止めてあげることができなかった(しなかった)・・・そいうフランツにエリザベートもまた、この人とは無理だわ、と思ってしまうようになるのだなぁ・・・と そういう印象を強く感じたのでした。 結婚式の翌朝エリザベートが「フランツ助けて」と駆け寄るのが、9日の下手席の位置からは正面に見えていつになくフランツに注意が集中して見ていたように思います。自分自身そういう視点で見ることでいつもよりそんな印象を強く感じたのかもしれません。(やっぱり、今頃・・・だけど・・・笑) それと、「ひとりにして下さい!」と言ってフランツを追い出すようなことを言ったものの、あっさり出て行ってしまうフランツに、涼風エリザの、あっ・・・(行ってしまうの?)!というとまどうような表情としぐさを見て(エリザべートがそんな反応をしているというのは今回はじめて気がつきました・・・)、そんな風に言い放ちながらも、本当は、出て行かずにこの場にとどまって、何か言ってほしい、何か優しい言葉や慰めるような言葉、母親ではなく自分に味方するような言葉をかけてほしいというエリザベートの想いを感じとりそれに応えてあげることができなかったフランツに、あまりにも早い今もうこの時に、二人の間にどうしようもない大きな亀裂が入り始めてしまったのだな、と思えました。 そして続く「わたしだけに」・・・エリザベートの決意のようなものを今まで以上により強く感じました。 このときの涼風エリザの髪に指を滑らせるしぐさ・・・ブログめぐりをさせていただいていると、一部で論議を呼んでいたように思えましたが、正直わたし的には、可もなく不可もなく・・・といった感じでした。 ですが、今回は・・・ 「髪」というと、後の方で「自慢の黒髪に白髪が1本~」というようなルキーニのセリフがあるように、ある意味キーワードにもなるのかな・・・とも思え、だとすると、このエリザベートの決意を歌いあげる「わたしだけに」で髪を触るしぐさというのは、やっぱり彼女の想いを示す上で、象徴的なものになっているのかな・・・ なんていう気もしました。 明日13日は、マチネ&ソワレです♪ また行くの~!? という家族の声が聞こえてきそうですが(笑)、こんな体験をすると、やっぱりなおさら、 おんなじ演目だけど、でも1回1回全然違うのだよ~ ということを、強ぉ~く訴えたい気分になります(笑) キャストの方の演じ方もその時その時で違いますが、観る方も、ちょっとしたこと・・・体調や気分、座席位置・・・などでその時その時違います。 一般的には今頃遅いぞっ!ってことでも、気づけば自分的にはすごく新鮮で、またひとつ新しい世界が広がります。そしてそれがまた次につながっていってしまうのです(笑) (ま、「また行くの~」という人の気持ちもよぉ~くわかるのですが・・・) ということで、明日もまたどんなわたし的発見があるか・・・楽しみにして出かけたいと思います♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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