夢ami工房

　この土日は、北山耕平さんのワークショップ｢風をひらくin六甲」に参加。
　緑滴る六甲の山に、福島やら金沢やら、福岡やら、全国各地からの参加者30名ほど。ゆったりと流れる循環する時の中で、ひさしぶりに部族の仲間に再開したような、胸迫る感慨がありました。

ネイティブの世界で一番重要なことは、お話を聞くことだそうです。
　長老のもの語りや、樹木の話、鳥の鳴き声や風のささやき・・・岩の物語・・・
　風をひらくとは、自然のささやきを聴く耳の訓練。

　気に入った木の根元に座って、ひたすら耳を澄ましていた豊かな時間。
　鳥の声、風の音、心臓の音、呼吸の音、虫が葉っぱを張っていく音
　落ち葉が鳴る音、水滴が落ちる音、なにかがひそかに葉の隙間を通っていく音、
　指が寒さにじんじんと鳴っている音・・・鳥たちのコーラスが幾重にも重なり波のように森を渡っていく・・・
　ただただ、耳を澄ましていると、いつのまにか、耳がまるでサーチライトのように音をとらえていた

　簡単に言ってしまえばただひたすらに音を聴いいていただけなんだけど、翌日の朝、森の中の広場に集まって目を閉じていた時、布がこすれるような音がすぐそばで聞こえて、びっくり。目を開けると、20メートル程はなれたとことろに立っていた人が上着を脱いでる音だった。普通は隣にいても、上着を脱ぐ音なんで、聞こえないよね！
　人間は本来、耳のいい動物なんだそうです。

北山耕平さんのブログ　＜Native Heart＞　はお気に入りの「よくいくページ」から！！　｢風をひらくin六甲」のことを書いておられます。