2月某日、日本産業カウンセラー協会から頂いたお仕事で、 少年院での講演 を行ってきました。 (※今回の記事掲載について、内容等、協会や少年院の担当者より、 事前に許可を頂いております。)
2月の講演が初回。 3月にあと2回、同じ内容のものを、別の寮の少年たちに お話することになっています。 さて、依頼された講演内容は、「就労支援」でした。 少年たちが院を出た後、大人社会や仕事社会で、しっかりやっていけるように、 それに役立つ話をすることが、私の役目です。 私がつけた講座のタイトルは・・・ 「仕事社会、大人社会で認められるオトナになる」! 「地に足をつけて生きていってほしい」という、院の先生たちの思いをふまえ、 地道に真面目にがんばることが、社会や会社からの評価にもつながり、 「カッコイイ」のだ!ということを伝えたい。 そう考えました。 仕事社会・大人社会は、これまでに少年たちがいた、 「学校社会・若者社会」とは、 求められるものが違うということ。 そしてそれは難しいことではなく、 「あいさつ」「身だしなみ」「報連相」 「真面目さ」「人の話をちゃんと聞ける」などであること。 そういうことがちゃんと出来る人の方が、学歴が高くて出来ない人たち よりも、ずっと貴重であり、 大きな武器を持っていると言える。 私はそう信じているので、そう断言してきました。 大事なのは2つ。 (1)「まじめで」、(2)「話せる」こと--。 まじめさ(誠実)や、「話せる」(人とのコミュニケーションが 適切にとれる)ことは、人から愛され、助けられることにも繋がる。 ・・・そんなことを、今回は強調してきたつもりです。 少年たちの心に、少しでもそれが届いていればいいな。心からそう思います。 さて、少年院や そこにいる少年たちを間近に見るのは、 私にとって初めての体験でした。(普通、あまりないですよね。(^^;)) 今回は、16~17歳の少年たちがメインだったのですが、 みんな、姿勢をまっすぐにして、真剣な表情で聞いてくれました。 (ビックリするくらい、お行儀が良かったです! 思わず、 「もっと肩の力を抜いていいよ~。」と 何度も声をかけたくらいです。) また 少年たちの印象は、私が中学校教員をやっていた頃の、 一般男子生徒の印象・・・と、ほとんど変わらなかったですね。 それも、どちらかと言えば、純粋でまじめで、 「この子は勉強はできないけど、なんだか憎めなくて可愛いのよね~。」 と感じる生徒のタイプに近い感じ。 「怖い」とか「いやな感じ」とか、そんな印象は全く持ちませんでした。 目つきが悪いとか、そんなこと全然なかったですよ。 そして、最初はすごく緊張していた少年たちが、だんだん和んできて、 私の質問や投げかけに、積極的に答えてくれていたのも、嬉しかったです。 ちょっとしたジョークや仕草にも、反応したり笑ったりしてくれて、 私としてもやりやすかったですね。 まるで、反応のいいクラスで授業しているような感覚でした。 後日 協会より、「今回の講座、少年たちの感想で、とても好評だったらしいよ。」 という話も聞きました。(やった!) 苦手なパワーポイントで一生懸命資料を作ったり、少年たちが 興味を引くような構成やネタを考えたり、頑張ったかいが あったというものです。(^^;) 3月に残っている2回の講座も、熱い思いで、頑張ってきたいと 思っています。
最後に・・・ 少年院にいる子どもたちは、もちろん、何らかの罪を犯して、 更生を目的に、ここに収容されている訳です。 何が、彼らをそうさせたのか。 彼らだけが悪いのか? そのことについて、私たち大人や親が知っておきたいこと・・・ 結構あると思うのです。 興味のある方、よろしければ、下に紹介する本をご覧になってみて下さい。 親や教育者として、子どもに関わっている方には、おすすめの内容ですよ。 私も、この2冊は読んでおいて良かったと思っています。 「自己肯定感」を持てないことが、どんなに情緒的なこじれを引き起こすか。 人に影響を与えるものか。 子どもを持つ親として、カウンセラーとして、これらの本に書かれてあることは、 決して忘れてはならない、「軸」の部分だと感じています。
発達障害の子どもたち (講談社現代新書) 杉山 登志郎 おすすめ平均 隣人を理解するために読んで もらいたい 発達障害を知りたければ この本から! 一人でも多くの人に読んで欲しい 子供に向けられた真摯で 温かい視線 子どもの見方,これからの見方. 子供を叱れない大人たちへ -少年院の子供たちから親・教師へのメッセージ 桂 才賀 おすすめ平均 絶対おすすめ ただの子供の叱り方マニュアル とは思わないで!! あったかい 非行に走った少年少女の 生の声が聞こえる