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カテゴリ:出産・子育て
危険地帯の確認
お住まいの近くには、危険地帯というのがあります。 「そんなもの全然ありません」というのはめったにないものです。比べれば「安全な中にもちょっと危険な所」があるはずです。 交差点、駐車場、小川、川、肥溜め(これは、もうどこにもないでしょうか)、昔の防空壕、そのほかどのようなものがあるのか、その場所場所によっても違うし、お子さんの遊び方によっても違います。 たとえば、木があっても、木登りをしない子には、危険でもなんでもない。木登りをする子でも、登り方を教わっていて、「枝が細いから、そこから先は行かないように」と言われていてそのルールを守れば、危なくないということになります。 そこが、なぜ危ないのか、それを理由もしっかりと教えておきます。 たとえば、駐車場の危なさを知ってもらうには、お子さんに車の中で、運転席の上に立ってもらい、「ほら、運転席から外のここに大人が立っているのは見えるでしょ。でも、あなたのせいの高さのこの辺から下は、そこからは見えないでしょ。あなたがここに立っていたら、運転している人は、気が付かないであなたをひいてしまうかもしれないのよ」と教えるのです。 川の危険を教えるのは「川べりに行くのは危ないよ」と言っただけでは本当の危険さはわかってもらえません。 「この上でボール遊びをしていたとするよ。ボールが転がって下の川に落ちてしまったらどうする」に、「棒を持ってきて取るよ」と答えたら、「棒を持ってくるうちに、あのボールは流されて真ん中に行ってしまうよ、もうちょっと、もうちょっと、とやって、棒で取ろうとしていたら、お前が川に落ちてしまう。だから、この上でもボール遊びをやるのもいけないんだよ」というように具体的に教えます。 「お友達がそこで川に落ちておぼれていたらどうする」と聞いてみます。「助けてあげる」と答えたら、「そうやって助けようとした子も川に落ちて、死んでしまったことがあるんだよ、この川の上の方で」と実例を挙げて教えます。そういうときは近くに大人がいれば大声で「助けてー!助けてー」と言いながら、手を振るんだよ。人がいなかったらあそこの家か、その隣に走っていって「川に落ちてる。助けて」と言うんだよ。・・・・・・・と教えます。 「僕は泳げるんだよ」と言う言い方をしたら、「洋服を着ていて、泳ごうとしたら、手も足も動かなくなってしまう。恐ろしいんだよ」と教えます。 親子の間で、信頼関係ができていても、「危険なところには行かない」と誓っても、夢中で遊んでいるときは、危険なことをコロッと忘れてしまうのが子供です。 折に触れて、口がすっぱくなるほどに、言って聞かせましょう。 ーつづくー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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