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カテゴリ:出産・子育て
困った「兄弟げんか」 40代の主婦、14歳と12歳の男の子。 兄弟げんかをして困ります。兄はことさら弟を見下し、弟は兄の失敗をあげつらうという按配です。読売新聞7月26日「人生案内」より、抜粋。 回答は、 「父母に孝に、兄弟に友(ゆう)に、夫婦相和し」という言葉がある。 「友に」は、仲良く助け合うという意味で、もともと、兄弟は仲が悪くて当たり前。 心配には及ばない。 けんかは、大人になる儀式。刃物を持ち出すような争いは言語道断だが、単なる口げんか、あるいは取っ組み合い程度なら目くじらを立てることは無い。 自我のめばえの時期、人の長所や短所が見えるようになり、攻撃や自己主張をするようになる。 まず、家族や兄弟などに当たる。 これによって、人の痛みや悲しみを学習する。 他人を傷つけないための予習が、まあ兄弟げんか。 親は頭ごなしに怒ったり止めるのではなく、互いの言い分を聞いて仲裁し、悪いことは悪いとしかる。 家庭を暗くするのは、子ではなく、自信のない大人である。抜粋。詳しくは、本文をご覧ください。 で、親の仲裁の仕方の一方法を。 見下す言葉を出した兄に、 「そりゃ、弟君は、そうかもしれないわ。でも、そんなことではないいいところが、弟君にもいっぱいあるのよ」 「兄君は、人のいいところを見る勉強をしなさい」 「学校のお友達にだって、同じことよ」 兄君は、「勉強」と聞いて、ちょっと感じるところがあると思います。「簡単な勉強だけど、大切な勉強を」。 兄の失敗をあげつらう弟に、 「兄君が失敗したから、どうしたの。今度、同じ失敗をしないようにすればいいんでしょ」 「弟君だって、兄君と同じ失敗をしないように、気をつけなさい。これ、勉強なのよ」 「学校のお友達にだって、同じことよ」 弟君も、「失敗で、勉強ができるのかぁ」と、感じてくれるかもしれません。 車は、急には止まらないように、兄弟げんかも、急には改まらないでしょう。 でも、お母さんは、これを繰り返していくうちに、兄弟君の頭の中に、じんわりと、「生きた教訓」が、入り込んでいきます。 この「お説教」は、兄弟君、両方がいるところで、言うところが、ミソなんです。 皆様の Comment は、いかに。
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