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カテゴリ:出産・子育て
ゴム風船が割れた。さあどうする?
ゴム風船が割れた お子さんの前で、遊ぼうとしていたゴム風船が割れました。 空気を入れて、ふくらまそうとしていたゴム風船。 それが「ポン!」と、大きな音。 お子さんは、びっくりして、瞬間、お母さんの顔を見ます。 その後の、お母さんの対応で、お子さんの今後の反応が変わってくるのです。 お母さんが、お母さんのペースで大笑いをした場合、 たぶん、お子さんは泣き出すでしょう(これは、お子さんの性格にもよります。違う結果があるかもしれません)。 お母さんが笑ったのは、風船の割れた音におどろいたお子さんの表情が、なんとも、いままで見たこともないような顔つきだったので、思わず、笑ってしまったのでしょう。 一方、お子さんは、いままで、「泣くんじゃないの!」などと言われていて、泣くのは恥ずかしいことと思っていた。 それと同じように、「おどろくのは、恥ずかしいことだ。大人はひとつも、驚いていないし」と、思ったかもしれません。 お子さんと、お母さんの気持ちは、全然別々なことを考えることになってしまっています。 もう一つの場合です。 お母さんが「ああ、びっくりした!」と、ちょっと、お子さんに近い、大きな驚き方をしたところを、お子さんに見せるのです。 さらに「ねえ、びっくりしたねえ」と、ニコニコしながら、お子さんに同意を求めるのです。 お子さんも、お母さんの優しい笑顔を見て、安心をしながら、ニコニコと「びっくりしたねえ」と、言い返すでしょう。 そして、しばらくは、その話で、持ちきりになるでしょう。 お子さんは、自分がびっくりしたことと、お母さんがびっくりしていることとが、同じ気持ちであることを知って、「こういうときはこういうように表現するのだ。「ああ、びっくりした!」と、みんなで胸をなで下ろすものだ」と、知るのです。 「びっくりはするけど、パニックにはならない」ことを教えられたことになります。 最初の例で、わんわん泣いているお子さんを、抱きかかえて、「おお、よしよし。びっくりしたのね」とやったのでは、お子さんは「びっくりしたときは、お母さんに抱きつけばいい」と、まさに、ニートになりやすい子育てが始まっていることを、私たちは、知ることになります。
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