2001年6月29日 手術当日手術の日の朝、すべてが決まって腹がすわったせいか。穏やかに目覚めることができました。 手術開始時間は11時予定でしたので、朝食抜きで、とてもおなかが すいていたのを覚えています。 前の日はつらいばかりでいろんなことを思ったのですが、 当日は早く終わって欲しい。それだけを思っていました。 予定が少し遅れ11時を少しすぎたころ呼び出しがあり、 タンカにのせられて、手術室にむかいました。 父、母、弟、叔母、いとこのお姉さんみんなに励まされ、応援してくれている 気持ちと共に手術室に入りました。 こんなにもみんなが祈っててくれてるんだから、きっと、きっと よくなることができると・・・ 麻酔が効いて眠りにつくまで考えていたこと。 それは左の乳房がなくなるのはしょうがないが、 右までなくなるのは耐えられないので、目が覚めたときには右の乳房が 残っていますようにということでした。 手術時間は乳房切除に4時間、同時再建に8時間、計12時間の大手術でした。 真夜中に麻酔をさまされて病室へ帰ってきました。 ぼんやりした意識の中、無意識に右の乳房の感触を確かめて、 ほっと安心しました。 病室の室温が32度で、元気な人でも耐え難い暑さだったので、 一睡もできないで夜があけていきました。 病院の方針で、真夏なのに夜の7時になると全室経費節減で冷房を 切られていたのでした。 この点は、今でも許せないところです。 この日から1週間、ベットの上で寝返りがうてないトイレにも行けない 絶対安静のつらい日々がはじまったのでした。 |