この秋一番と言ってもよいような好天に恵まれた昨日は、二日酔いで頭がボーっとしている中、立教大学社会学部現代文化学科で加藤さんの講義を受講している運の良い学生さんに、多摩ニュータウンを案内してきました。
開発面積約3000ヘクタール(ほぼ山の手線内)、計画人口約30万人(現在約21万人)の計画的につくられた多摩ニュータウン40年の歴史を1日で見て回ろうという無謀な企画で、案内したところは下記のとおりです。
1 諏訪・永山地区(第5・6住区) 昭和46(1971) 年第一期入居
2 落合・鶴牧地区(第10・11住区) 昭和57(1982)年第一期入居
3 堀之内・長池地区(第12・13・19住区) 平成2(1990)年第一期入居
4 稲城地区(第1・2・3住区) 昭和63(1988)年第一期入居
諏訪近隣センターでは、諏訪永山地域のエリアマネージメントに取り組んでいる「多摩ニュータウン街づくり専門家会議」の松原事務局長に活動の背景、現状などについてお話してもらい、その一つの成果である「永山ハウス」の1階に入居している「キッチンカラーカ」でランチをいただきながら、永山ハウスの苦労話などお聞きすることができました。
3番目に訪問した「長池公園自然館」では内野副館長にお時間を取っていただき、指定管理者であるNPO FUSION長池の概要と公園管理の現状についてレクチャーしていただき、続いて夢見隊が取り組んだコーポラティブ住宅を紹介。ここで、既に予定を1時間オーバー、最後の稲城地区は車で素通りということになってしまいましたが、改めて多摩ニュータウンを1日で見て回る無謀さを実感。
多摩ニュータウンというと、とかくハードが注目されがちですが、事業者やプランナーによって良かれと思って計画的につくられた街が、今、直面している当時は予想もしなかった課題、その課題解決に取り組む住民の姿が若者の目にどのように映ったのか。加藤さん経由で学生のレポートが届けられるということなので、今からとても楽しみにしています。