多摩センターに東京厚生年金健康づくりセンターサンピア多摩がありますが、今月末をもって閉館することになっています。昨年、入札があり宿泊施設は桜美林大学が落札。どのように使うのかはまだ明らかにされていませんが、想定されるのは大学のサテライトか福利厚生施設でしょうか。サンピア多摩は価格がリーズナブルで宝野公園にも近いので、招待大会の宿泊施設として大変重宝していただけに、とても残念ですし、来年からどうしようか頭の痛い話です。
で、嫌な予感の話ですが、サンピア多摩の横に駐車場があって、そこも一緒に売却されました。売却先は有楽土地。そう、マンションデベロッパーです。その土地の北側は歩行者専用道路を挟んでクロスガーデン多摩がありますが、商業施設ですから間違っても問題にはならないでしょう。問題が起きそうな嫌な予感は、敷地の西側に数年前に建ったばかりのD'グラフォート多摩センターというマンションがあるということです。
売却敷地は建蔽率80%、容積率400%で、商業地域ですから日影規制は適用されません。つまり隣接するマンションに、新しく建設するマンションによって日影ができても、法的には何ら問題がない。こういう時期ですからマンション事業者は容積を目一杯使って処分価格を落とそうとすること必至です。
D'グラフォートにお住まいの方々が、自ら住んでいるマンションも含めて隣接敷地が商業地域で、今は駐車場ですが、場合によってはマンションが建つ可能性があることや、日影規制は適用外ということを承知していたかどうか。多分知らないし事業者から聞かされていないんじゃないかと思われます。例え知らされていたとしても、今まで駐車場だった、つまり見晴らしも良く開放感ばっちりだった空地にマンションが建つことを俄かに受け入れられないはずです。
多摩ニュータウンの商業地域に住宅建設を認めるようになったのは、確か10年位前だったかと思いますが、賛否両論ありました。賛否の賛の方はセンターの活性化で、否の方はまさにこういう事態を想定した意見が代表的でした。多摩ニュータウンの宿命かもしれませんが、多摩ニュータウンに引っ越してこられる方々の多くは、用途地域に関係なく、多摩ニュータウン=良好な居住環境が保証された街という固定観念というか先入観を持っていて、これがトラブルの一因になっていることが多々ありますが、嫌な予感が当らないことを祈ります。