テーマ:山登りは楽しい(12031)
カテゴリ:山登りの記録
2日目は3時30に目が覚めた。4時に起床して外に出た。満天の星。快晴だ。嬉しいが、なんだか億劫な気分だった。計画では暗いうちに弥山に登り、頂上で朝を迎えるはずであった。そのために昨日は河原小屋でなく、狼平までがんばって歩いたのである。そのハードな行程で疲れている、というのもある。しかし、体力的には全然元気なのである。テンションも高い。ただ、この狼平でゆったり過ごしてみたい、と思ったのである。なんだか撮影はどうでもいいような気分になっていた。そう決めて、本当にゆったりと過ごした。陽が昇ってからは服を乾かした。外は春の陽気である。テントシューズのままぶらぶらした。小屋のそばに乾いている所があったのでミニ焚き火をしたりもした。ほんまはイカンねやろけど…おかげですごく焚き火臭くなったりした。楽しい時間の過ぎるのは早い。あっという間に昼前になった。さすがにそろそろ行こうか。11時20分、出発。ゆっくり楽しみながら登ったおかげで弥山に着いた時には曇ってしまっていた。八経ヶ岳まで行こうと考えていたが、小雪がチラつき始めてやめにした。このまま夜を迎え、またiPodで音楽を聴く。アルビノーニとバーバーのアダージョ。そしてアルヴォ・ペルトのスターバトマーテル。かなりキク。その時、外ではしんしんと雪が降っていた。
弥山山頂 3日目最終日。4時に起きて外に出てみると雪が積もっていた。かなりの量である。空は曇っている。んー、やっぱり昨日のうちに八経ヶ岳に行っておけば良かったなあ…どうしよう。しかし弥山まで来て八経ヶ岳に登らないのでは何か物足りない。昨日はほとんど体を動かしていないので疲労はない。よし、行こう。6時40分に弥山を出発。 八経ヶ岳への道 雪が深くてなかなか進まないが、8時、八経ヶ岳に到着。奥駆け道と釈迦ヶ岳が見えた。おおー!景色は諦めていただけに嬉しい。行者還岳、大普賢岳、山上ヶ岳、稲村ヶ岳。奥に大台ヶ原。遠くにとんがって見えているのは高見山かな? 釈迦ヶ岳 大普賢岳 寒かったが半時間、頂上で過ごし、弥山には9時に戻った。少し休んで出発。初めは鉄山を越えて下山しようと考えていたが、そんな気分ではなくなっており、馴染みのトンネル西口へと降りる道を行く。 八経ヶ岳山頂 天気はどんどん良くなって青空の下、雪は新雪、道は下り、言うことなし。12時半、登山口の吊り橋のある河原で顔を洗い、冷たい水をゴクゴク飲んだら、腹がごろごろ鳴り、慌てて軽量化した。登山口からは車の停めてある熊渡まで清らかな川と雪をかぶった山を見ながらのんびり歩き。しかし車道に出た途端、体のあちこちが痛くなり始めた。緊張が解けたからか、暖かくなったからか。しかしその痛みも少しの間、立ち寄った洞川温泉に浸かるとケロリと治った。その後なつかしい「彰武」でメシを食って帰宅した。 風呂上がり 前夜 2100岸和田発→2300熊渡 1日目 0545熊渡発→0713釜滝→0835一の滝吊橋→1008仙人?前のテラス着(双門の滝) 1050発→1120ザンキ平の肩着 1135発→1400河原小屋着 1415発→1740狼平避難小屋着・泊 2日目 0400起床→1120狼平発→1328弥山着・泊 3日目 0640弥山発→0755八経ヶ岳着 0826発→0850弥山着 0910発→0950聖宝の宿→1135奥駆出合→1238トンネル西口→1411大川口→1530熊渡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月19日 21時03分33秒
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