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テーマ:介護・看護・喪失(5219)
カテゴリ:母
6月分の請求書が届いたので支払いに行ってきた。 108,626円なり。 健康で家にいたらこんな出費ないのにな。 もうすぐ3時のおやつだし、ホールにいるかなと思ったが今日も部屋に居た。 寝ている。 「ねえ私が来たときくらい起きようよ」 ベッドに座らせたがエアーベッドなので安定しない。 ゆらぁ~りと体が傾くが自分で支えることができない。 骨と皮だけ、筋肉のない腕では支えきれないのである。 「ね。寝てばっかじゃいかんじゃないの。ちょっとは起きとかんと! 寝たきり老人になってまっとるやないの」 「そやな」といい目をつぶる。 もうほとんど口を開かなくなった母。 私が話しかけても返答がない。 あかん。 しゃきっとできないもん。起こしとってもあかんわ。 ベッドに寝かせよう。 手を付いてゆっくり横になることができず、コトンと倒れこむ。 足にも筋肉はなくよれよれピタピタのふくらはぎ。 皮膚がたるんでいる。 1ヶ月前はこんなんじゃなかったのに・・・ 普通の病院では認知症患者の受け入れは難しいらしい。 踵を骨折し入院した病院で1ヶ月の入院予定だったのに2週間ほどで退院。 療養病棟に入院してリハビリをと希望したがダメだった。 「入院の必要がないのにそれをすると社会的入院となりますから」と。 社会的入院て何。 リハビリは家でもできますから、と言われたし。 母が認知症じゃなかったらきっと1ヶ月の入院、リハビリ生活を送っていたとおもう。 術後のケア、リハビリ。 それができてたら少しはましだったんじゃないかと思うとくやしい。 自力歩行は無理。 車椅子も自走できやしないだろう。 ほんとくやしい。
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