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カテゴリ:つれづれ
先日の亀田興毅の試合結果について、批判が多いです。初回にダウンされ、中盤盛り返したけれど、最後2回はおされたというのが、多くの人の見方だと思います。印象としては最初と最後を取ったほうが、良い印象です。その印象と判定が違ったから批判が多いわけです。
私の考えとしては一番良くないのは採点法だと思います。そのラウンド互角だと判断しても、どちらかを10点、もう一方には9点にしなければいけない。かなりラウンドで優勢だと判断してもダウンを奪ってなければ10対9が通常、1ラウンドのように亀田がダウンしても10対8、差が無さすぎだと思いませんか? どちらが優勢か判断し難くても10対9、はっきり優勢だと判断できても10対9、ここに差が出ないのが問題です。判断が難しいときにはホームの亀田にポイントがつく、これはどんなスポーツでもホームデシジョンがあるからある程度仕方がない。その次の段階との差が無さすぎるんです。どちらかが有利なら10対8がつくべきです。 1回ダウンしても10対8、これ以上差がつくのはもっとダウンしたときということですが、3回以上ダウンすればどうせ判定の意味が無くなるわけだから、もっと差をつけるべきでしょう。10対6ぐらいが妥当かな。 こんな採点法だったら、多くの人が見たのと同じ結果になったのではないでしょうか? しかし今回の試合結果で亀田興毅自身を非難するのは良くないと思います。周囲の興行的に利益を得ようとする組織の圧力によるものであって、亀田自身が圧力をかけているわけではないからです。興行主にとって亀田は、金を掛けた重要なコマだけれど、一つのコマであることには変りありません。亀田側は今後の振舞い方を考える良い勉強になったと思います。 今回のような自国選手に対する批判は、今の日本だから出たような気がします。北朝鮮だったら出るわけありません。アメリカでも出ないような気がします。日本国民ってかなりフェアだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月05日 10時37分56秒
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