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私の友人の司法書士の先生が昨年から簿記1級の勉強を始めています。また昨年私の事務所に入ったスタッフが、税理士試験を目指して、日商簿記検定の1級を勉強しています。
それで、私の周辺が試験勉強をしているのを見ていたら、私もむしょうに受験勉強をしてみたくなりまして、今年の5月はじめに1級受験の申込をして、6月の日商簿記検定試験を受検してきました。 受験申込から試験日まで約1ヶ月、私の簿記会計に関するスペックは、大学2年のときに合格した日商簿記検定2級と十数年前に合格した税理士試験の簿記論・財務諸表論のみ。 使用教材は、税理士受験のときに使用した、大原会計士科で出版している「簿記バイブル」の最新版とTACで出版している工業簿記・原計の「合格テキスト」三分冊を用いました。 仕事をやりながらの勉強となりますから、勉強時間は1ヶ月で90時間程度だったでしょうか。勉強の時間配分は、商業簿記から始めた関係で、商業簿記及び会計学で60時間程度、工業簿記及び原価計算で30時間程度でした。 このくらいの勉強量ですから、当然に練習問題をゼロから解く時間はありません。テキストに載っている例題の答えを見ながら、その解き筋を頭にインプットしていく方法で、とりあえず、上記のテキストを読んで、受験してきました。 実際に受験したときの感想ですが、試験前半の商業簿記と会計学の問題を解いたときは、これってかなり(8割くらい)できてるんじゃないか?という感じで、後半の工簿・原計の試験のときは何となく解答欄を埋めてきたけど、多分半分もできていないだろう、という感覚でした。 それで受験から50日後に試験結果の通知が送られてきたのですが、その結果はというと、商簿14点・会計11点・工簿13年・原計12点の合計50点の不合格でした。 不合格になるのは予め予想していましたが、商簿・会計学の点数が思ったよりも悪いということと、工簿・原計は適当に解答欄を埋めてきた割には案外点数が取れているんだな、と体感できたことは収穫でした。十数年ぶりに簿記の問題を解いて50点の大台に乗ったということで、案外、満足感はあります。 十数年前に税理士の簿記・会計の受験をしていたころは、商簿・会計学の1級の問題は満点近くの点数を取っていたと記憶していますが、実務にかまけて、知識のブラッシュアップを怠っていたため、簿記会計の知識の網羅性と計算処理能力が著しく低下していたようです。そのことに気が付いただけでも大収穫です。 10月の中旬に、11月の日商簿記検定1級の受験申込をしてきました。 受験のための勉強はこれから再開しますが、前回の貯金が多少ありますから、今回は合格を狙ってみたいと思います。 前回の受験時、試験中に定規やマ-カ-を使用して、試験監督者に注意されてしまいましたが、今回は注意されないように事前に受験案内を読んでいきます(笑)。でも、税理士試験の場合はどちらも大丈夫なのに、何故日商は駄目なんでしょう。不思議ですね(笑)。 最後に、効率的に・真剣に専門知識を習得するためには、資格試験の受験と実務の両方が必要です。実務だけでは扱う知識の範囲が限定されて、かつ、応用が利かないために専門家としては使い物にならないし、資格試験の受験だけだと知識の掘り下げが限定されるために専門家として不十分です。 現時点では、簿記会計に関しては、赤点をもらったわけですから、私も初心に返って、勉強しようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月22日 14時02分23秒
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