サラマンカについて。僕が、1年間(1999年3月から2000年3月)滞在した町がサラマンカ(カスティーリャ・イ・レオン)です。 サラマンカの町や 人についてです。 ★Salamanca(Castilla y Leon) 人口 :約18万6300人(伊丹市:約19万2000人) 電車アクセス:マドリッドのチャルマルティン駅から約3時間半、 1日2~4本。 他地域からもあります。 バスアクセス:マドリッドのAuto Res社のバスターミナルから1時間 おきに運行、所要2時間半。 他地域からもあります。 サラマンカは、『学生の町』として有名です。 スペイン国内と いうよりヨーロッパ内でもっとも古く歴史のある大学があります。 『サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)』は、パリ、 オックスフォードの各大学とその格を争ったほどなのです。 スペイン人学生をはじめ、世界各国からの留学生が集まっています。 僕は、『サラマンカ・カトリック大学(Universidad Pontificia de Salamanca)』へ9ヶ月通い、『サラマンカ大学』へ3ヶ月通いました。 日本人からは知られていなく観光スポットから外されている サラマンカなのですが美術の宝庫があり、ヨーロッパの中では カスティーリャ地方は随一の観光名所なのです。 ローマ人によって築かれた町サラマンカは、西ゴート人回教徒の支配を 経て11世紀にレコンキスタを果たす。 13世紀にスペイン最古の 大学が築かれ、今日まで学問・文化の中心として栄えてきた。 その間に 築かれた歴史的建造物の数々は、どれをとってもスペイン美術史上、 貴重なものが多い。 ・『マヨール広場(Plaza Mayor)について。』 ☆マーク4 スペイン随一の建築美を誇っています。 18世紀初頭に建造された、 チュリゲラ様式を代表する建築物。 マドリッドのマヨール広場と醜似 しているが、サラマンカの方が小さく親しみやすい。 広場北側の 時計台がある建物は市役所で、時計台下で待ち合わせをしている 学生をたくさん見受けられます。 南側の建物の壁に飾られた銅像の レリーフはフェリペ5世です。 ・『新旧カテドラル(Catedral Nueva/Vieja)について。』 ☆マーク5 スペイン美術史そのものであるのが新旧カテドラルです。 旧カテドラルは12世紀に建造されたロマネスク様式を代表するもの。 新カテドラルの正面玄関の内側右手から入る。 イタリア画家 ニコラス・フロレンティーノ手による祭壇画とフレスコが見事です。 また、カテドラル南側に建つ『ガーリョ塔(Torre de Gallo)』は スペインで一番調和のとれた美しい塔とされている。 ・新カテドラルの方は、16世紀初頭から18世紀にかけて 建造されたゴシップ風の造りです。 特に、プラテレルコ様式に傑作と 評される正面玄関の彫刻が見れる。 開館時間:毎日 10:00~14:00 16:00~20:00 旧カテドラルへの入場は閉館30分前まで。 入場料金:旧カテドラル??ユーロ(300ペセタ) 新カテドラル無料 ・『貝の家(Casa de las Conchas)について。』 ☆マーク2 ホタテ貝の模様で飾られた珍妙な建物である『貝の家』は 『サラマンカ・カトリック大学(Universidad Pontificia de Salamanca)』の正門前にあります。 15世紀後半に建てられた ゴシック様式の建物です。 外部が一面、聖ヤコブを象徴する貝の模様で 飾られていることから、貝の家と呼ばれています。 サンティアゴ巡礼者を守る騎士団の騎士の個人宅だった。 隣にはきれいな図書館があります。 閉館時間:月~金 9:00~21:00 土・日・祝 10:00~14:00 16:00~19:00 (夏期の午後:17:00~20:00) 入場料金:無料 ・『サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)について。』 ☆マーク3 リブレロス(Libreros)通り沿いの大学正面玄関は、プラテラスコ様式の 傑作です。 3段に分かれた彫刻の下段はカトリック両王のレリーフに 囲まれた、ビーナスとヘラクレス像の彫刻です。 正面玄関前の広場Patio de las Escuelasに立つ像はフライ・ルイス・ デ・レオン(1527~91)で、スペインの高名な学者です。 彼が教鞭をとった教室が当時のまま保存されている。 開館時間:月~金 9:30~13:30 16:00~19:00 入場料 :??ユーロ(300ペセタ) ・『サン・エステバン修道院(Convento de San Esteban)について。』 ☆マーク3 ファザードは一見の価値ありの修道院です。 16世紀から17世紀に かけて作られたドミニコ会の修道院。 プラステレスコ様式の ファザードが見事で、回廊、礼拝堂、聖歌隊席が見学できる。 開館時間:毎日 9:00~13:00 16:00~19:00 (夏期:20:00まで) 入場料 :??ユーロ(200ペセタ) |