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カテゴリ:子供
私は三人兄弟。
でもユウは一人っ子。 兄弟喧嘩って日常茶飯事で、私にしたら「思い通りになる事」なんて皆無に近かった。 だから「思い通りにする為」の工夫と努力を日々怠らなかった。 サンドイッチとおにぎりがあって、自分はおにぎりが食べたいとする。 「どれがいい?」と聞いて意見が重なった場合、じゃんけんになると負ける恐れがある。 ましてや大人が近くにいた場合、一番小さい妹が泣き出したりなんかしたら・・・ 「お姉ちゃんなんだから譲ってあげなさい」と言われる可能性大だ。 大人になってわかったけど、その決着のつけ方は要するに「合理的」で「最短」なんだよな。 公共の場なんかで小さい子がギャーギャー泣き叫ぶ、大人はそれをできるだけ早く解決したい(静かにさせたい!)と思う。 小さい子と大きい子、どっちが聞き分けがいいか。そりゃ大きい子。 長女の私が公共の場で一人密かにスネる事はあっても泣き叫んだりはしない。 サンドイッチとおにぎりを早くそれぞれに配分して、なおかつおとなしくさせる。 そりゃ「お姉ちゃんなんだから」と言うだろう。 普通に「どれがいい?」と聞いた場合、思い通りになる確率は極めて低い。 どうする私?どうする??(その間2秒) 「うわ♪このサンドイッチのタマゴ、おいしそう!!えー・・・迷うなぁ、どっちにしようかなぁ、あー、でもこのハムにも惹かれるなぁ・・・うーん」 とにかく相手に選んで欲しいものをベタ褒め作戦。 もうちょっと控えめなバージョンは、 「じゃんけんしよっか!もし勝ったら私サンドイッチにしよーかなー♪」 (最後の方はつぶやき調) これで小さい弟も妹もイチコロだった。 ま、大人がいない場合は実力行使ってのもあったけど。 そんなわけで、兄弟がいるととにかく毎日頭を使ったものだ。 しかし我が家の息子は一人っ子。 たいがい思い通りになる、と思ってる。 泣いたら面倒と思うのは私の方だし、だから私が折れる確率の方が高い。 そうはさせん!と思って、私はできるだけワガママになってやる。 「うわー、お母ちゃんもそっちがいいわ!ずるいで!じゃんけんしようなー!」とか。 でも、やっぱり外に出ると「泣いたりスネたりしたら面倒だしな」と思って折れてしまう。 家の中でも時間がない時とか。(特に朝!) そうすると普段全然人間関係に於いて(子供の)揉まれてないから、保育園に行くと・・・ユウの場合はケンカをせずに譲ってしまう(らしい)。 納得して譲ってる場合はいいけど、そうでない場合、ユウは大人に解決してもらおうとアピールする。 言いつけに行く、のソフト版。 「うわぁ、○○ちゃんが僕の何々取った!○○ちゃん、返して。返して。○○ちゃん、かーえーしーてっ」 この台詞は○○ちゃんに向けられたものではなくて、大人に向けられたもの。 完全に視線は大人に向けられている(笑) ずっとこれだから、最近は「そんなん知らん。こっち見ても知らん。ほんとに返してほしかったら自分でもっと考えて、○○ちゃんが返してくれるよーな、言い方イロイロ試してみなさいよー」と言ってやる。 兄弟がいたらなー。 そしたらそんな事言わなくても自然にあれこれ工夫するだろに。 だからユウのお友達がうちに泊まりに来るのは大歓迎!! いっぱいケンカして、いっぱい頭を使ってくれね。 そう願う母ちゃんなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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