|
カテゴリ:ライブ
京都音楽博覧会、良かった!!
京都出身の くるり が主催してるイベントで、今年が3年目。(らしい) ■出演アーティスト ・ふちがみとふなと ・Ben Kweller ・矢野顕子 ・BO GUMBO 3 feat.ラキタ ・奥田民生 ・石川さゆり ・くるり そういえば私、数年前に くるり のライブに行き「今日からくるりのファンになります」って宣言したのに、あれ以来一度もライブに行ってなかった。 (曲はiPodに入れて聴いてたよ) あの時は、たしか大阪城ホールのアリーナ席で、岸田君が小指ぐらいだった。 そして、下の席のお客さんがまるでそよ風に揺られる『つくし』の様に、乱れる事なく品よく揺れていた。 とにかく「くるりのお客さんは品がよろしい」という印象だった。 そして今日。 会場(公園の芝生)につめかけたお客さんの間をすりぬけて…はい、前から2番目の立ち位置キープに成功。 さてそろそろ始まるかなって頃、背中が むわん と暑く感じた。 振り向くと…ものっすごい人、人、人! おおー!いかにもフェスって感じ! いかにも祭!! しかし、流石くるり主催イベントに集まるお客さん、品がよろしい。 私、振り向くまで気付かなかった、私が入った後にさらにこんなに人がたくさん詰まってたなんて。 みんな、人と人との距離が絶妙(笑) ぎゅうぎゅうに詰まってるかのようで、実はみんな不快を感じない最低限の微妙な距離をキープしてる。 ああ、私もとうとう、あの時の品のよい『つくし』になれたんだわ、と思った。 隣の男の子二人組も「サマソニじゃ考えられないよな!この余裕感!こんな前なのに。誰も押して来ないし。京都、ええわぁ~」と話していた。 たぶん、京都っていうか、くるりのお客さんがいいんだと思う。 いや、京都もそうなのかな。 そうなのかも。 書きたい事はいっぱいあるけど。 絞るわ。絞る。 矢野さん、初めて見た。 私、もっと始終ふわふわしてる人かと思ってたけど、そうじゃなかった。 ピアノ弾くとき、ものすごく力強く感じた。 でも顔はずっとにこにこしてる。 お喋りも楽しかったし、なんか、人間的にすごく好きになった! もちろん曲も良かった。 なんか、子供の頃の夏休みを思い出す曲があって、楽しい曲なんだけどホロリと来て涙が出た。 (最近涙腺ゆるい…) ボガンボス、高校生の頃に友達が「オススメやでぇ」と言って貸してくれたけど、当時の私にはあんまりピンと来なかった。 なんか、まさにカーニバルっていうか、お祭り騒ぎっていうか、熱帯夜に甘いフルーツジュースを飲むような、気怠い感じもするような…そんなイメージで、とにかく高校生の頃の私にはズバンと来なかった。 私も今日知ったんだけど、ボガンボスのメンバーは京都出身らしい。 そして、ラキタくんは9年前に急逝したVocalの「どんと」の実の息子さん。 元ボガンボスのメンバー3人でBO GUMBO 3(ボガンボスリー)を再結成、今日はラキタくんをギターに迎えてのライブだった。 なんか、そんなん聞いたら「じーん」となるやん。 しかも「どんとが逝ってしまった時、清志郎さんがこれを唄ってくれました。その清志郎さんも次の世界へ行ってしまわれました。その時僕は、自然にこの唄を口ずさんでいました、聴いてください」とか言われたら、うるる、と来るやん… 高校生の私もボガンボス、ライブに行ってれば好きになってた気がする。 ボーイフレンドのジギーのコピーバンドなんか見に行ってる場合じゃなかったよ、ボケ。 で、みんな一番気になってたんちゃう? 「どうなん?」て。 な、気になってたやろ?石川さゆり!! たしかに! なんで石川さゆりやねん! って、私も思ったし、あそこに集まってた80%以上の人が思ってたはず。 いや、なんで石川さゆりさんなん? って岸田くんに聞きたいわ、って思った。 今もし岸田くんにバッタリ出会ったら、「サインください」とか「握手してください」とか言う前に「なんで石川さゆり??」って言うてまうわ!って。 実際、私の周りでも「さて…問題は石川さゆりをどう聴くかだな…」「トイレ休憩する?」「でも、今出るとこの場所に戻って来れないよな…」「うーん…どうしよ」ってな会話があちこちで繰り広げられていた。 石川さゆりの次が くるり やし。 この場所に戻れなくなるのは嫌だし…ま、聴くしかないか…、と私も結論付けた。 結局、考える事は皆同じで、誰も動かず、ただ、ステージの上でどんどん豪華に作られていくオーケストラのセットを見つめていた。 しばらくすると音合わせらしく、ポンポンポンポン、と、鼓(?)の音がして、その瞬間に、誰もが『津軽海峡冬景色』の始まりを想像し、なんとなく「おお~!」と盛り上がり、拍手まで出た。 それがきっかけとなり、皆「音楽を楽しもうぜ」みたいな空気になった。 さて、普段、私が行くようなライブじゃ見られない程のオーケストラ。 所狭しとセッティングされ、また、そこに立つ人達が80年代の空気をプンプン漂わせていた。 (髪型とか) それはなんとなく、ドリフの歌のコーナーを思い出させた。 さっきまでなかったスモークがたかれ、おうおう、演歌界の女王がお出ましになるよ、みたいな雰囲気になってきた。 そして、ステージの袖から白地の着物を着た石川さゆり登場、その瞬間、空気は「ライブ」から「テレビ」に切り替わった気がした。 (テレビみたい…と、周りでつぶやく声もした) やはり37年スポットライトを浴びて来た女は違うな。 そこは「ステージ」でもなく「テレビ」。 お高くとまっているわけではないけど、見てるこっちが勝手に「テレビ」(遠い場所での華やかさ)を感じてしまう。 そんなオーラ。 もちろん最初は『津軽海峡冬景色』。 もう、みんな、出だしから「おおお~!!」で拍手。(私も) 今まで、カラオケでしか聴いた事のない音が、オーケストラで、しかも、これぞいかにも本物の「津軽~海峡~冬~景色~」を聴けて、なんか、みんな興奮してしまって、もう、いちいち「おお~!!」拍手「ヒューヒュー!」拍手「おお~!」拍手、の繰り返し。(私も) なんか、ありえないくらい盛り上がって。 トークも流石、37年の貫禄というか余裕というか。 貫禄という重さを感じさせないように『かわいい』『案外オチャメな』キャラを全面に出しつつ、たぶんこれも自然に自分を演出できる技の一つだと思うけど。 でも、ほんま、ちゃんとお客さんを楽しませてくれはった。 流石、石川さゆり。 すごい。 因みに私、今日、ジャンプしたの石川さゆりの時だけだったからね(笑) いや~、すごいよ、さゆりさん。 奥田民生とくるりは、また後で書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.22 12:49:43
コメント(0) | コメントを書く
[ライブ] カテゴリの最新記事
|
|