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ボブカカリチョウが座っていた場所に、冴えないジャパニーズサラリーマンが座っている。
すなわちそれは私の目の前である。 とりあえず横柄氏から簡単な雑務の引き継ぎを受けている様子。 ていうか、横柄氏、横柄過ぎるし横着過ぎるし、やり取り聞いていてイライラする。 不親切にも程がある。 「これ、どっかにファイルするんですよね?ね?」 「があ?」(←本当は『はあ?』と言っているが、もうふてぶてしすぎてこんな感じ) 「いや、これ、どっかに。どっかにファイルするんですよね、きっと。どこ、どこに、これ、、、」 「それ、むこう」(←と、手をシッシッと振り、向かい側に座っている私の後ろ辺りを曖昧に指している) 「え、え、え?む、むこう?」 「そこ。てっこ」 「え?え?」 「そこ。てっこ。てっこの中」 「て、テッコ??」 「そこ。てっこ、てっこ」(←イライラしている風。できの悪い後輩を任された先輩風) あほちゃうか。 見てるこっちがイライラするわ。 まず、初めての仕事覚えてもらうのにそれはないやろ。 てっこ、てっこ、て、何ですか!? たぶん、鉄庫、てことなんでしょう。 私の後ろにスチール製の扉付きの棚がある。 それのことを言ってんでしょう。 でもな、あんたおかしいで。 いま、これ聞いてた全員が心の中で叫んだこと、私が代表して言うたるわ。 『今までこの棚のこと、『てっこ』なんて呼んだことないやん!!』 さらに続けると、 『この会社の人間、誰一人として『てっこ』て呼んだことない!』 ラスト! 『つーか、全員が『初めて聞きましたけど??』て顔してポカンとしてますけど!!』 どう思う? これ、やばくない? 何の演出?? ていうか、もしや、ただの意地悪?? え?まじで?やばくない? 頭おかしいんちゃう?? みんなが顔を上げて『てっこ、て、何やねん!?』て、キョロキョロした、その瞬間、 「立ってちゃんと教えたれよっ!!」 と、課長が怒鳴った。 ほんまにそう。 ほんまにありえへん。 だいたい、棚の中のどのファイルかも説明してないし。 ほんま、そんなんでよくあの密告書に『ちゃんと教えてもらえない』とか書いたよな。 お前の方が根性悪いわ。 やっぱり今が切り時やろって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.27 19:05:53
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