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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2007.06.12
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カテゴリ:あそび一般
 昔は、手作り工作の材料に、ススキなどの野草そして竹や木などの植物がよく使われた。街ではそうした材料が手に入りにくくなるなかで、様々なものが手作り工作の材料に使用されるようになった。【牧野さんが荷造りひもを使った「リアルPPクラフト」作りを始めたのは約二十年前。川崎市多摩区の日本民家園でススキを材料にしたバッタ作りを見学し、帰宅後に自分でも挑戦したが失敗。ふと、部屋に落ちていた荷造り用のひもを材料にしたところ、完成させることができたという。(中略)材料は「PPバンド」と呼ばれる荷造り用のひもとはさみだけ。透明、半透明、緑、赤、青、紫とさまざまな色、大きさのひもがあり、「カマキリには緑」など、作る昆虫に合わせて選んでいる。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/神奈川新聞:2007年6月11日)

 この記事のほかにも、荷造りや梱包に使われる材料を使った工作(手芸)がある。例えば、荷造り用の紐を藁代わりに使って草鞋を作ったり、有名なところでは「エコクラフト」として人気のある梱包用紙バンドを竹や籐代わりに使った手芸がある。また、似たものに人工ストローを使った細工物もある。(ストローは英語で「麦わら」のことなので、あえて「人工ストロー」で表記した。)

 この「エコクラフト」は、再生紙で作られた細い紙紐を何本か接着して平たいバンド状にした「紙バンド」を使用するから、「エコ」という修飾語が付いている。しかし、よく考えればバンド状にする接着剤には合成接着剤が使われていたり、作品の仕上げに合成の艶出し塗料を塗る場合もあるので「エコ」とは言い切れないだろう。

 ただ、竹などが手に入り難い状況下での、手ごろな工作(クラフト)としては、良い素材なので、私も愛用している。もっと、こどもたちにも楽しんでもらいたい工作だ。こうした、自然素材の代替としての人工の材料を使った工作は、自然の材料が手に入りがたい都会ならでは工作だが、街と暮らしに自然が戻り、本物の材料で虫作り、籠作り、草鞋作りができる日が早くきて欲しいものだ。
 

「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2007.06.12 19:26:29
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