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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2008.05.01
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カテゴリ:あそび一般
 昨日のブログ記事にあった「群れてあそぶ」事の思わぬ効果が、これまた思わぬ方面から届いてきた。【託児所や保育園に通った経験のある子どもは、そうではない子どもに比べて、白血病になるリスクが30%低い。米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)のチームが29日、こうした研究結果を明らかにした。(中略)「早い時期に他の子どもたちと接すると、託児所や保育園で流行する、かぜやその他の幼児の病気の感染病原体にさらされるため、ひとりで遊ぶ子や兄弟がいない子に比べて、免疫系が発達しやすくなるのでは」と博士は語っている。】(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/AFPBB News:2008年4月30日)

 記事の博士とは、同上チームパトリシア・バフラー(Patricia Buffler)博士の事だが、記事の趣旨を言い換えれば、「一人あそび」に比べて「群れてあそぶ」事が免疫系を発達させやすくなる可能性がある事になる。「群れてあそぶ」ことは、自学自習(昨日の記事参照)できるこどもを育てるだけでなく、その身体をも病気に負けない身体に鍛えてくれるのだ。

 考えれば、こどもたちは少なくとも小学校低学年までは、「群れてあそぶ」事を最も楽しむように思われる。例え、その群れの中に嫌いな子がいる場合でさえ、「群れてあそぶ」楽しさはそんな悪条件も吹き飛ばす勢いのあそびも数多い。自律・自立できて健康な身体に育つために、「群れてあそぶ」事をこどもたちにとって楽しい活動に創造主が造られたのかも知れない。

 記事のことをさらに広げて考えれば、除菌・滅菌が過度になる傾向にある、今風生活スタイルへの警鐘とも考えてもいいだろう。例えば、抗菌・滅菌処理した「砂場」であそばせるが、極普通の場所での「砂あそび」や「泥んこあそび」をさせなかったりするケースも少なくない。かつて親たちがおおらかだったころ、公園の砂場や泥濘(ぬかるみ)で砂だらけ泥だらけになってあそびほうけても、こどもたちはそれだけが原因で大きな病気にはならなかった。

 嫌いな子や意地悪な子、砂場や泥濘などの、適度な悪条件は、こどもたちにそれらに打ち克つ能力を育んでくれるのだろう。もちろん、悪質ないじめや病原菌に汚染された場所などの、極悪条件ではその限りではないことも当然だ。しかし、その「いじめ」や「病原菌」に対する「免疫」は、「群れてあそぶ」事により獲得できることも忘れてはならないだろう。

 まさに、心身ともに強いこどもたちに育てるには、「群れてあそぶ」事が大切で、さらに昨日の記事にあるように賢いこどもたちに育てるにも「群れてあそぶ」事が大切なのだ。なお、このことはそれぞれの記事では、未就学期のこどもの事となっているが、少なくとも小学生のこどもたちでも大切なことだ。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2008.05.01 21:20:08
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