カテゴリ:あそび一般
団塊の世代がこどもの頃(1950年代)には、今では考えられない駄菓子が販売されていた。その一つが「ニッキ紙(がみ)」と言われるものだ。和紙などにニッキ味の着いた濃い砂糖液を浸み込ませて乾燥させた代物だ。これだけでも相当なものだが、さらにその紙に赤や緑のどぎつい着色料で絵が描かれているのだ。 こんな怪しい駄菓子を、どのように食するのかだが、何と適当な大きさに手でちぎって、チューインガムのように口の中でしがんで、ニッキ味の甘さを味わう?のだ。もちろん、味が無くなれば吐いて捨てるが、そこはこどもだから、紙そのものの嫌な味がするまで、とことんまでしがみ込む。 そんな状態だから、舌はあのどぎつい着色料の色に染まってしまう。舌を出せば妖怪あるいは吸血鬼状態だ。まあ、それも面白がったのも、こども故のことだが、今考えると、ゾーッとする思いだ。 さて、そんなニッキ紙だが、当時の駄菓子屋さんでは、くじ引きで販売されることが多かった。小さなニッキ紙を引いて、当たりが出れば、大きなニッキ紙がもらえたのだ。健康のことを考えれば、はたして、当たる方が良かったのか甚だ疑問の多い、旧き時代の話である。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ 多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.01.29 17:09:11
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