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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2013.08.20
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カテゴリ:学童保育

 ゴムひもを使ったあそびは、最近でもたまに見かけるが、跳び越す高さを競い合う「ゴム段跳び」、大阪では「一段跳び」あるいは略して「一段」と言っていたあそびは、全くと言っていいほど見かけなくなってしまった。

 「ゴム段跳び」を見かけなくなったのは、最近のことではなく、私が学童保育の保育師(指導員)を始めた頃(1970年代末)には、廃れてしまっていた。もちろん、ゴム紐を跳び越えるだけだから、難しくは無いのだが、何故か廃れてしまった。さて、ゴム紐だからこそ高く跳び越えられる技があるのをご存じだろうか。

 それは、一般には「女跳び」とか「回り跳び」と言われていた跳び方だ。身体を回転しながら跳び上がり、足でヒモを引っ掛け下げて跳び越える技だ。「ゴム段跳び」そのものが廃れていたから、「回り跳び」を知っている子(おとなもかも?)はいない。私は、男ではあるが、かろうじて「回り跳び」が出来たので、こどもたちに教えることができた。

 ただ、実際教えてみて、これがなかなか難しいのだ。昔なら、「回り跳び」の見本はそこら中にごろごろしていたので、こどもたちは目で覚えていた。それと違って、見本が私だけだから、「ゴム段跳び」を取り組み始めた頃は、相当苦労した。

 そこで、初めから「回り跳び」でゴム紐を跳び越えるのは止めて、まずこどもの膝くらいの高さを、歩いて超えることにした。この時、ゴム紐を引っ掛ける足と反対側に、身体を回転させながら、半回転した時に足の裏を上に向けた格好でゴムひもを引っ掛けて、ヒモを下側に引き下げて、もう一方の足をヒモを越えさせるようにする。

 ようするに、「回り跳び」の身体と足の動きを、ゆっくりとした歩く動作で覚えていくのだ。これを十分に繰り返すと、ほとんどのこどもたちは、「回り跳び」を習得してくれるようになった。

 次の年からは、この方法と、「回り跳び」を習得した上級生の見本が加わり、飛躍的に習得のスピードが向上した。その結果、自分の身長のはるか上の高さのゴム紐を跳び越えるこどもたちが何人も出た。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2013.08.20 16:41:44
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