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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2014.12.18
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カテゴリ:あそび一般

 「ビー玉」でネットニュース検索していると、次の記事がヒットした。【SKE48の中で、一番あつい女だといわれているちゅりちゃん。
 選抜総選挙でも、秋元先生に、「公演、やらせてください!!」と大絶叫して直接直訴しました!
 そしてそれが叶って、オリジナル公演が出来たのですよね~!!その公演名は「ラムネの飲み方」
 ラムネって、ビンにビー玉が入っていますからね。コツが必要ですよね。ちゅりちゃん、まだ若いですがラムネは飲んだことあるのかな?!】
(【】内は記事から一部引用、Google ニュース/okmusic UP's:2014/12/17)

 この記事で注目したのが、上記にある「ラムネって、ビンにビー玉が入っていますからね。」のくだりだ。この何気ない一言に、ビー玉の語源が見え隠れするのだ。

 実は、炭酸飲料のラムネのビンに入っているのは、ビー玉ではないのだ。もう少し丁寧に言うと、ラムネのビンに入っているのは、ラムネ専用に作られた、玩具のビー玉とは違うガラス玉なのだ。

 何故なら、あそぶためのビー玉と違って、飲料の容器に入れられるガラス玉は、簡単に割れるようなものでは困るのだ。だからラムネのビー玉は、あそび用のガラス玉と違って、上等の原材料を使って製造し、製造後の品質検査も厳格なのだ。

 だから、昔はあそびのためのガラス玉と、区別する意味で「A玉」と呼んでいた。また、このことからあそぶためのガラス玉は「B玉」と呼ぶようになったのだ。

 さて、もう一度「ラムネって、ビンにビー玉が入っていますからね。」の一節を考察してみると、「ビンにビー玉が入っているのがラムネ」とも解釈できる。これは、ラムネよりもビー玉と言う言葉の方が、使用頻度が高いかあるいは、より認知されていると考えていい。

 その点を考慮すれば、ビー玉の語源の一つである「ビードロ」で出来た「玉」と言う説は、怪しくなるのだ。

 何故ならビードロと言う言葉は確実にラムネの製造が始まるよりも古いので、ラムネが製造開始後は、ラムネに入っている玉を表現しようとすれば、「ラムネにはビードロ玉が入っている」となる。しかし、このような表現は、少なくとも私は存じ上げない。

 それどころか、私のこどもの頃(1950年代)では、少なくとも大阪では「ラムネに入っているガラス玉」の事を「ラムネの玉」と表現していた。だから、その当時では、あそびのためのガラス玉は、「ラムネ玉」あるいは単に「ラムネ」と呼んでいたのだ。

 もしその当時に「ビードロ玉」から派生した「ビー玉」がポピュラーな呼称となっていたならば、あそぶためのガラス玉を「ラムネ玉」とは言わなかっただろう。

 だから、「ビー玉」の語源は、ラムネの製造が拡大し、中に入れるガラス玉の製造が急速に増大した後に、その中のガラス玉を、江戸時代からあったあそび、「穴一」や「石なご」などのあそびに使う頻度が増え、ラムネの玉の不良品あるいは粗悪品、すなわち「B玉」を、このあそび用に駄菓子屋さんなどに販売されるようになったことに求めるのが妥当だろう。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2014.12.18 17:05:07
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