カテゴリ:あそび一般
今のこどもたちと、昔、少なくとも高度経済成長期以前のこどもたちとの、あそびの変化を見る上で、こどもたちの毎日の生活のあり方を比較する必要がある。結論を先に記すと、毎日のあり方が大きく変わった結果、あそびが大きく変化したのだ。 今のように、熟や習い事が多くは無かったのが、昔のこどもたちの毎日だ。だから、こどもたちの毎日の生活パターンは概ね皆同じだった。小学生で言えば、学校の授業が終われば、多くのこどもたちが時間を共有することができた。だから、あそぼうと思えば直ぐにあそび仲間が見つかるのだ。 それに反して、通っている塾が違ったり、習っている習い事が違ったりして、小学生たちの放課後の時間には、同じパターンがほとんど無いのが実情だ。これでは、同じ時間帯を共有することは難しく、数人以上のあそび仲間を見つけるのは至難の業となっている。 だから、一人でも、コマ切れの時間帯でもあそべる、ゲーム機やスマフォでのあそびが、毎日のこどもたちのあそびとなるのだ。多くの仲間たちと、あそべるのは休日くらいだ。 あそび仲間が多いと、当然あそびは屋外になるが、一人で屋外であそぶほどつまらないものは無い。このことから、一人あそびが多くなるのも、こどもたちの毎日の忙しさに起因する。 そんな多くの仲間たちとのあそびを可能にしていた休日のあそびが、学校5日制のあおりで、熟や習い事が、休日にまでおよび、こどもたちの集団あそびや外あそびが危機に瀕している。 このブログでは、度々こどもたちのあそびの伝承と伝播が、危機的な状況になっていると指摘してきたが、それもkの毎日の有り方の変化が原因となっている。あそびを覚えるには、毎日のように繰り返しあそぶ必要がある。そのための時間と仲間が、熟や習い事で奪われてしまっては、それも困難となる。 こどもたちは、あそぶことにより、毎日の生活で溜まったストレスを解消する。ストレスが適度に解放されると、学校さらに塾や習い事においても、精神的な安定を維持する。だから、それらにおける学習は効率よく進められる。 学校での授業時間の増加に加えて、熟での勉強と、昔に比べて、勉強時間数が飛躍的に増大したにも拘わらず、学力の向上が思わしくないのは、毎日のあそびの少なさや、不完全燃焼に、原因があると考えていい。 「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。 あそびセレクト 遊邑舎あそび館 FC2ブログランキングにも登録しています。 ↓よろしければ、ご支援のクリックを↓ 多忙のため、コメントへ返信できない場合がありますので、ご了承の程よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.27 17:07:13
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