あそびはこどもの仕事やで！：遊び学ブログ

　にらめっこ　笑わす前に　笑ってる

　あそびは、大概笑いが付きものだが、その笑いが負けとなるあそびが「にらめっこ」だ。誰がこんな単純なあそびを考えたのだろうか。道具もおもちゃも何もいらない。あそび相手さえあれば良い。

　幼児のあそびかと思えば、そうでもない。小学生はもちろんのこと、プライドを我慢すれば、おとなだって面白いあそびだ。笑えば負けなので、負ければくやしいが、笑っているのだ。もちろん、勝った相手も笑っている。おそらく、それを見ている周りの者も笑っているだろう。

　そんな「にらめっこ」だが、相手をどうして笑わせようかなと、思いをめぐらせて思いついた変顔を、自分の心の中で想像して、そのことについ笑ってしまう子も少なくない。闘う前だから、問題は無いのだが、その笑いをこらえるのが難しい。

　そんな大変さは、相手も同じで、双方が始まる前から笑っている。だから、「にらめっこ」の勝負が、なかなか始まらないこともしばしばだ。こんな笑いの絶えないあそびは、本当に貴重なあそびだ。


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