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カテゴリ:個別銘柄
月次情報を集めたサイト、会社WEBにドラッグストア業界で唯一月次情報の開示が
なかったマツモトキヨシが新規で加わりました。会社のHPには月次情報は掲載され ていません。これでドラッグストア19社全社の月次情報を入手することができるよう になりました。 これを見ると、過去2年間、24ヶ月のうち既存店売上がプラスなのはたったの 6回しかなく、あとは全て前年割れなんですよね。 マツキヨは業界の中でも売上高も1位、業界再編においても積極的であり、勝ち組 と言われていると思うのですが、以外にも既存店は不調だったということが判明し ました。 これはやはり集中出店している首都圏ではかなり市場が飽和状態になってきている と考えられるのではないでしょうか。特にショッピングセンター内など市街地に出店 する都市型DSが多いですので、競争がかなり激しいのでしょう。今期も新規出店して いる55店舗のうち、33店舗が都市型となっています。 一方で同じ首都圏を中心に出店しているサンドラッグは既存店は絶好調、会社WEB で確認できる昨年4月以降前年割れがありません。近年は地方への出店、また首都圏 でも郊外型を中心に出店していると思われるので、このあたりがこの差に表れている のかもしれないです。 両者の実力の差は株価にも反映されており、時価総額はマツキヨの1950億円に対し てサンドラッグは2310億円と高く評価されています。 マツキヨは都市型DSが主力の会社ですが、今後はいかに差別化された店舗をつくれる かがカギとなります。TVCFでブランドイメージを浸透させる戦略のようですが、 なかなか思い通りにはいかないようですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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