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Yasuakiの株式投資日記

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2006年07月15日
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カテゴリ:同業比較
子供服・和服・作業服・靴下などアパレルニッチ業界の比較です。
業種自体がそれぞれ違うので比較に意味がありませんが、一応
この業界の会社も把握しておきたいと思います。


子供・和服1.PNG

売上高は西松屋チェーンが今期予想で1000億円企業を目指します。
子供服というより幼児向けですね。同じ子供服でもナルミヤは小学生
向けでしょうか(私のイメージ)。

ちなみに西松屋のライバル、非上場のアカチャン本舗も売上高は2004年
3月期で960億円であり、いい勝負です。

和服ではヤマノホールディングが売上高大きいですが、和服事業の占める
割合は26%でその他様々なアパレル事業を保有してます。

ニッチ市場としては作業服のワークマン、靴下専門店のダンを取り上げ
ています。





増収率・増益率の比較です。

子供・和服2.PNG

ダメダメ企業を買収しまくっているヤマノが毎年+20%の高成長を
続けています。ただ経常利益は全然安定していません。前期は減益、
今期は大幅増収を計画していますが、はたして。

京都きもの友禅は2期前はやや減収となったものの前期は11%増収、
今期も勢いを持続です。今のところ月次も会社予想を大きく上回って
おり、勢いがあります。経常利益も売上の伸びに伴い2期連続の増益
の予想です。


靴下のダンも前期10%増収です。近年は中国製の安価な靴下にシェアを
奪われ苦戦を続けてきましたが、頑なに国内生産を貫き、あくまでも高品質
の靴下にこだわり続けている個性派企業です。経常利益は2期連続でやや
マイナスとなっていますが、昨年の冬以来の好調で今期は17%増収を
計画。


ワークマンも成長率は低いながらも安定して売上、利益を伸ばしています。
ワークマンはまさにニッチトップのオンリーワン的な企業だと思います。


高成長を続けてきた西松屋も成長率鈍化傾向です。

数年前まで大ブームとなったナルミヤもブームが過ぎ去ったのか、急激な
業績の悪化です。このような超個性的なブランドは飽きられたらこわいですね。
私のいとこの小学生はいまも好きなようなので完全にダメになったわけでも
ないような気もします。







経常利益率・粗利率・販管費率の比較です。

子供・和服3.PNG

子供・和服4.PNG

京都きもの友禅が19%という高収益。アパレル業界全体でもポイント
に次ぐ2位の成績。64%という高い粗利率がその要因です。この粗利率
はアパレル業界全体と比較しても圧倒的な1位となっています。ちなみに
2位は60.5%のポイント。振袖に特化しているということですが、
優良顧客の囲い込みによりターゲットを絞った活動をしているようです。


ワークマンも13.8%という高収益。特筆すべきは利益率が毎年上昇
している点です。これはフランチャイズ収入が伸びているためで、相対的に
販管費率は下がっています。販管費率自体も22.4%とローコスト経営
です。


西松屋チェーンも毎年利益率が上昇していますね。販管費率は上昇して
いるのですが、それ以上に粗利率が大幅に改善しています。


ナルミヤは3期前は12%と高利益率を出していましたが、今期予想では
1.2%、赤字転落目前まできています。

ダンは2期連続で利益率が低下傾向。これは既存店の前年割れが続いた
ことが要因です。




キャッシュフローの比較です。

子供・和服5.PNG

どこもカネがたまってしょうがないと言ったところでしょうか。M&A
を続けるヤマノ、業績回復の見えないさが美は別ですが。

西松屋ワークマンは投資CFの3倍の営業CFを稼いでいます。




在庫回転期間の比較です。

子供・和服6.PNG

ダンが1位。販売と製造を直結した独自のSCMシステムを構築しています。
またアパレルでは珍しいフランチャイズ展開をしていますが、売上の約半分
がFC店向けの売上であることも在庫回転の短さの要因です。

ワークマンも在庫が少ないです。低粗利、低コスト、少在庫と効率経営を徹底
していることがわかります。またここもFC展開していますので、それも在庫
回転期間が短い要因のひとつです。


京都きもの友禅さが美の和服系は在庫が多いです。流行がそれほど短くない、
多くの柄をそろえる必要があるところが要因でしょうか。スーツ量販店に近い
構造ですね。





既存店の比較です。

子供・和服7.PNG

ナルミヤは前期も今期もすごいことになってますね。今後の展開に興味があります。

子供服以外の会社は反対の意味ですごいことになってますね。アパレル業界全体
で比較しても既存店の伸びはトップレベルです。






PERの比較です。

子供・和服8.PNG

ヤマノホールディングが一番低PERです。毎年特損出してますので、会社予想の
PER14倍の方がコンセンサスでしょう。今年の予想利益もかなり強気に思えますし、
過去の利益も安定していませんので、これでも高いかも?


ダンは会社予想PERで17.5倍。既存店が会社前提を大きく上回っており、
で実質的にはPERは15倍を切ってくると思われます。一応ホルダーです。
流動性低いので買うのに苦労します(笑)。


ワークマンもPER17倍。会社予想売上伸び率は3%ですが、すでに月次で10%
を超えて推移しており、実質のPERはもっと低くなります。ROAも9%で優良、
こちらもなかなか面白そうです。


京都きもの友禅はPER20倍。こちらも会社予想売上伸び率を月次で大きく上回って
推移。なぜ急に和服が売れ出すのか謎ですね。


西松屋は成長率鈍化傾向にあり、やや割高な印象です。


さが美、ナルミヤはPBRでは割安な水準。ただこれらの会社をPBRだけで買う人は
いないと思いますが。





今日のアパレルニッチセクターは個人的には面白そうな会社が多いですね。













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最終更新日  2006年07月15日 17時29分01秒
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