投資期間と月次進捗
ゲンキーは予想通りあまり下げませんでしたね。先週より10%少々下がりましたが、これは1月の上昇が異常なだけで、12月の水準に戻っただけです。しかし1月に高値で買った人は月次を見てなかったのでしょうかね。この足元の業績でとても株価が上昇するとは思えなかったので、てっきりそれも承知の上かと思っていましたが、そうでもなかったようですね。ついでに、私の事を誤解されている方がいるようなので改めて自分の投資スタンスについて確認させていただきますと、まず私は長期投資家ではないです。長期投資化を目指しているわけでもないです。投資期間については別にこだわっていません。買いたい時に買って、売りたい時に売るだけです。世間一般に言う投機もやっています。投資と投機の区別自体にもこだわっていませんが。要は期待値の高い手法であり、それが自分に合っていれば何でも良いです。今回ゲンキーを売らなかったのは、私にとっては売る理由がないだけです。根本的な経営の悪化が明らかにならない限りは売るつもりはないです。今回の下方修正後にdsanさんが拾ったり、platinumさんという厳しくドライに会社を見ている方が購入を検討したりしていますので少なくとも経営の悪化ではないという私の見方は間違っていないのではないかと思います。例えば3年後30億円の経常利益を達成できればよいと言う前提で投資しているとします。その場合毎年同じ伸び率で利益が増える場合もあればでこぼこしながら増える場合もあります。でも結果として3年後に30億円を達成できるのであれば結局同じ事です。もちろん、途中で3年後に20億円しか行かないな、と判断すれば売ると思います。特にゲンキーはメガドラッグの店舗数がたったの20くらいしかないですし、東海地区へはこれから本格的に出店していく予定ですので、会社として店舗網の体制が整っておらず、全然未完成の状態です。この段階で良し悪しを判断するのは少し早いかな、と個人的には思っています。1年で会計期間が区切られていますが、これはあくまでも法律上のルールであって、会社によって本来判断されるべき期間は異なるというのが個人的な意見です。ただこれは私のゲンキーの場合の投資スタンスなので、1年単位での業績結果を求める方もいて当然ですし、それはそれで全然かまわないと思います。また私はゲンキーの月次の進捗を超細かくチェックしています。月次の進捗をチェックする目的も個人によって異なりますし、私の場合も投資先によって目的が違います。ゲンキーの月次の進捗をチェックするのは毎月の既存店の良し悪しの要因を把握したいからです。同じ既存店が悪いのでも月によって要因が異なると思います。雨が多かったり大雪だったり、競合スーパーの値下げだったり、自社競合だったり、単純に店舗運営が上手く回っていないかもしれません。売上高の進捗チェックにより経常利益がある程度試算できます。そして実際の決算の数字と比較してみて、自分の予想とどの程度違うのか、そして違う理由は何かを検証します。それによってまた経営状態を把握することができると思います。単に割安株投資の場合だと、下方修正が出た時点で失敗ですので、これは下方修正を事前に察知するために月次をチェックすることになると思います。私の持ち株の場合だとサッポロドラッグとか、ミドリ薬品とかです。いつの間にかアクセスが30万を超えていました。飽きもせずご訪問いただいた方々にこころから感謝します。