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あけましておめでとうございます。
いつもこんな書き散らしブログを読んで頂き、本当にありがとうございます。 年賀状に「ブログ大好きです!」「いつも励まされています」なんていう言葉がちらほらあり、凄く凄く素直に嬉しかったです(下記の通り落ち込んでいたこともあり)。 それにしても、更新、随分、間が空いてしまいました。 冬休みは、家族のぬくもりに巣ごもり、冬眠状態でした。 本当のことを言うと、ちょっと現実逃避をしていた感じです。 特定秘密保護法の強行採決、年末の靖国神社参拝・・・。 震災からの復興がまったく見えないこの状況で、何のための誰のための政治? 原発事故の汚染水対策はどうなったの? 厳しい冬を迎える仮設住宅の中で心が凍り付いていく人々がいるのに一体何しているの? こんなことしている場合なの? 渦巻く疑問と身体が震える怒りと共に、とても恥ずべきことですが、自分でも情けない程、強烈な無力感に打ちのめされていました。現政権が発足してから、気付かないうちに少しずつ心が浸食されていたのが、ここにきて一気に出たのかなあ、元気になった今、自分なりに分析しています。 毎日 broken my heart 声もたてずに 毎日 broken my heart 傷ついていた~ (中島みゆき「穏やかな時代」) というやつですね。 ちなみに、私は、中学校時代から、中島みゆきさんの歌を心から愛していて、あまりにも大好きすぎて、彼女の歌の魅力を言葉で的確に説明することはできません。 好きなものは、好き、としか言えないんだもの。 好きな曲が必ずしもヒット曲と一致しないので、カラオケ盛り下げるのは得意です(笑)。 考えてみれば、みゆきさんに限らず中学生時代に好きだったもの、今でもずっと好きですね。13歳~15歳って感性の素地が育つ時代なのでしょうか(私だけかな)。 みゆきさんは、歌詞の魅力を歌で伝える究極のシンガーソングライター、唯一無二の存在だと思います(不思議なことに、みゆきさんの曲を他の歌手が歌うとまるで違う歌になっちゃうんですよ)。 さっきも、仕事帰りの車の中で名曲「永久欠番」を聴きながら、泣いちゃいました。 ああ、みゆきさん、今年も助けてください。 すみません、話がそれてしまいましたね。 巣ごもり中に、無力感に襲われつつも、なかなか読めずにいた溜まった新聞や読みたかった本の読書をようやくすることができました。 その作業を経て、感じたのは、やっぱり、私は、自分の感性を信じて、言葉と理屈の力を信じる生き方以外にはできない、その生き方を変えろといわれても絶対に無理だと改めて思うに至りました。 今更「空気を読むことを最重要視」する生き方にはシフトできません。多分、この生き方の方が、今の日本を生きてゆく上では楽ですよね。でも、断じてできません。 それは、私が私でなくなることだから。 そんなことを改めて確認したと共に、一生懸命に日々を生きていこうと決意している新年なのです。 下記は、宮本輝さん「三十光年の星たち」(2013年、新潮社)に出てくる一節です。 「自分を磨く方法を教えるよ」 と佐伯は言った。 「働いて働いて働き抜くんだ。これ以上は働けないってところまでだ。もうひとつある。自分にものを教えてくれる人に、叱られつづけるんだ。叱られて、叱られて、叱られて、これ以上叱られたら、自分はどうかなってしまうっていうくらい叱られつづけるんだ。このどっちかだ。 このふたつのうちのどっちかを徹してやり抜いたら、人間は変われるんだ。悪く変わるのは簡単だが、良く変わるのはじつに難しい。だけど、このふたつのうちのどちらかをやれば、人間は良く変われる。だまされたと思って、やってごらん」 ここでいう「働く」は、「仕事」とイコールではないと思います。 「叱られる」相手は、他人とは限らない、自分かもしれないと思います。 自分を磨くこと、はかくも難しい。でも、難しい故に、挑戦したい。 今年も、宜しくお願い申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.07 13:37:10
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