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ゼノタのブログ

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リ・ガズィの大気圏突入能力

リ・ガズィには大気圏突入能力があるのか?
…この問いには、そんなのあるわけない!というのが一般的な見解でしょう。事実、

『~そのため大気圏突入はできない(SD CLUBスペシャル SD大図鑑)』

といった記述も存在します。それに対して、

『~大気圏突入が主目的ではなく,~(ガンダムマガジン1号)』
『~単独では変形せず,B・W・Sと合体して突入形態となる。
(コミックボンボン6月号緊急増刊 機動戦士Vガンダム特集号)』

『未発表のバックウェポンシステム装着によるリ・ガズィの大気圏突入形態
(ウェイブライダー)~(Bクラブ27号)』

『リ・ガズィのB・W・Sも大気圏突入時の飛行ユニットである
フライング・アーマーをベースに開発されたものだが、
その目的は対艦攻撃用である。(Bクラブ29号)』


といった直接的、もしくは間接的にリ・ガズィの大気圏突入能力を肯定するよう
な記述も少ないながら存在します。

ここではその可能性を検証するべく、以後あえてリ・ガズィは大気圏突入が可能
であるという前提を置き論を進めます。

まずリ・ガズィはどのような体勢で大気圏突入を行うのか?です。

これを考えると通常はバック・ウェポン・システム(以下、BWS)を装備した状態
でお腹を地球に向けて突入するのを想像されるのでは無いでしょうか?
お腹にシールドが装備されている事が余計にこの考えを後押しするでしょう。

しかし、ちょっと待って下さい。先ほどの転用した記述によると、BWSはフライングアーマー
をベースにしたとあります。言うまでも無くフライングアーマーとはZガンダムの
大気圏突入に必要不可欠な装備であります。Zガンダムはウェーブライダー形態
に“変形”する事で大気圏突入を可能にすると思われがちですが、厳密には
違います。変形などしなくともフライングアーマーさえあれば大気圏突入
が可能である事はガンダムMk-II+フライングアーマーで実証済みです。

ここで話をリ・ガズィに戻しましょう。BWSがフライングアーマーを元にして開発
されたとするなら、リ・ガズィの大気圏突入は、むしろBWSを地球の方に向けて、
つまりお腹を上に向けてするはずではないかと思えませんか?何せBWSは材質なり
構造なりがフライングアーマーに近いはずですから“その面”を大気圏突入時に
地球に向けなくては意味がありません。
(※これはあくまでリ・ガズィが突入可能であるという前提の元では、という事です。)
となると上の仮定は理屈上肯定されると考えて良いでしょう。
では次に大気圏内での飛行はどうなるでしょうか?一般的にリ・ガズィの
BWS装備形態では背中を上として扱われる事が多いですよね?逆襲のシャアの
劇中でもラーカイラム内ではそうなっていました。例えばGジェネやスパロボ
などのゲームでもリ・ガズィはBWSを上に向けて飛んでいますし、
近藤漫画、”ジオンの再興”においてもそうでした。
また、理屈的に考えてもBWS分離する時にリ・ガズィが下に配置されている方が
都合が良いし、地上にも着地しやすいと言えるでしょう。

ではここまでの仮定を整理します。リ・ガズィはBWSを装備した状態で艦を
発進し、地球に背中を向けて大気圏突入、その後くるっと反転して背中を上に
向けて飛行、最後にBWSを分離して地上に降り立つと。

…はい、もうおわかりになる方もいらっしゃいますね?(笑)
この仮定を肯定するといわゆる近藤版ゼータにそっくりなんですw大気圏突入時
を思い浮かべて下さい。BWSを地球に向けるのだから脚部は上側に配置されて
います。飛行時では今度はお腹を地上に向けるのですから脚部は最も低位置に
配置され、翼は高翼配置。もう何もかもそっくり(爆)
こう考えると、リ・ガズィはまさしくゼータの簡易量産機として認知できる
でしょう。例え我々が知るリ・ガズィが大気圏突入ができないとしても、
『開発当初はグリプス戦役における名機として評されるZガンダム
の量産化を狙ったものだったが、(Bクラブ29号)』、
『リ・ガズィのB・W・Sも大気圏突入時の飛行ユニットである
フライング・アーマーをベースに開発されたものだが、
その目的は対艦攻撃用である。(Bクラブ29号)』
などと言われているわけですから、BWSが仮に着脱式フライングアーマー(仮名)
の1プランに過ぎず、メガビームキャノン装備の重攻撃型(=BWS)の他にも
大気圏内飛行に特化したタイプや大気圏突入用のモノが計画されても別段
不思議ではないでしょう。ならば、リ・ガズィはBWSを装備できる以外は
単なる高性能なMSというのでは無く、完全なゼータの簡易生産型と呼ぶに
値するモノになるのではないでしょうか?

…以上リ・ガズィの開発は近藤ゼータ(MSZ-007)がベース論でした!
(結局それがしたかっただけ)


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