ゼノタのブログ

PHESE37「雷鳴の闇」

まず先週を見逃したのが随分大きかったようです。話が進んでいて今一つかめない
部分がありました。一応、いくつかのブログの感想を読ませて頂き、知識の補完
はしましたが、今回はところどころトンチンカンなことを言うかもしれませんが
ご承知下さい。

以下感想↓
評価：★★★☆☆

最初からハードな展開でしたが予定通りアスランのモチベーションは上がって
まいりました。彼の言動には思慮不足が目立ちますが、これはストーリー上は
仕方ない部分かもしれません。

レイとシンがアスランのグフを追ってすぐに戦闘になるわけですが、アスラン
のシンに対する呼びかけは腑に落ちない部分がありました。
『だが彼ら（議長とレイ）の言葉は世界のすべてを殺す!!』
…これは現段階では言い過ぎじゃないでしょうか。それとも先週、議長達がロゴス
を撃った後、世界を滅ぼす算段でもしていたのでしょうか？！
どうもそうとは思えないんですが。議長が自分に都合の悪い人間は排除しようとする
人物だと身をもって知ったというのはわかりますが、それ＝”世界のすべてを殺す”
とはならない。話の展開が議長は腹黒いから絶対悪という無茶を感じます。

また、シンにメイリンだけでも降ろさせろと言うアスラン。これもおかしい。
そんな無理を言うくらいならはなからメイリンをグフに乗せなければ良いです。
当然メイリンは拘束され場合によっては死刑ですが、それでもあの状況で
ＭＳから降ろすという交渉をするよりは遥かに安全。

戦闘シーンは中々見ごたえがありました。デスティニーはアクション的には
F91とV2とゴッドとソードインパルスを全部足したような印象でした。

グフはあっさり木っ端微塵でしたが、ここでまた腑に落ちないことが。
慎重派のレイがアスランの死亡を確認せずにシンに引き上げを提案しています。
もしかしてわざと助けた？先のメイリンのシーンでもメイリンを返すという
アスランの提案をレイが却下しましたが、これもむしろメイリンを助けよう
としたのかもしれないという気さえしました。しかしそう考えるならレイは
シンに任せず自分でグフをしとめるべき。あの状況ではシンは本当にアスラン達
を殺しかねなかった。なんなんですかね。単に超脚本という線が一番濃厚ですが。
前作でクルーゼもわざとカケのようなやり方を好んでいたんですよね。
その辺がちょっとひっかかります。

ルナがメイリンとアスランのことを聞かされるシーン。彼女はしきりにメイリン
のことを気にし、アスランはついででしたね。これ重要。

最後の方にはラクスとキラがもはや議長が完全な悪者と確定している雰囲気でした
がなんだかなあ。アスランと合流後ならまだわかりますが。ラクスは
ヘブンズベースが落ちたら次はおそらくオーブですと言っていましたが
何を根拠に？
きっとラクスの言うことだから正しいのでしょう。こういうのがはっきり言えば
凄くダメダメ。

全編を通して悩み苦しむシン。私の前々からの予想としましては結局キラと和解
すると見ているのですがそういう方向に進みそうな雰囲気に感じなくも無いですが
まだわかりません。レイは最後はシンすら疑いの目を向けているふうでしたが
彼の考えも完全にはわかりません。
総じて言える事は前作からのキャラより今作からのキャラの方が人物として深み
があります。これは素直に話としては進歩したと据えて良い気がしてきました。

今後の展開としてこーなると物凄く萎えるというものを一つ。アスランは
アークエンジェルもしくはキラたちと合流するのは必然でしょうが、
そこで『キラ（もしくはキラたち）の言う通りだった』みたいな台詞を言う
こと。いや違いますから。キラの言ったことではっきり正しかったと言える
のは議長が今一信用できないということだけですから。
つい自分の予測に突っ込んでしまいましたがそうならないことを期待します。