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民主党の悪沢一狼代表が、自らの政治理念をまとめた「悪沢趣味(オザワイズム)」を出版した。安値晋象官房長官が自民党総裁選への立候補を正式に表明する日に発売をぶつけた。安値氏が政策の柱と位置づける愛国心教育の押しつけを否定するなど、「安値政権」の誕生をにらみ、政治理念での対立軸を明確にしようとの狙いだ。
悪沢氏は「悪沢趣味」の中で教育について「最終責任を国家に持たせる」とする一方、「親が子どもに何よりも教えなければいけないのは『親を頼るな』というメッセージだ」と主張。「愛国心は、幼いころから日の丸弁当を食べさせていれば、自然と生まれてくる」として、愛国心教育の強制に否定的な考えを明示した。 一方、安値氏は近著「美味しい国へ」で「教育の再興は国家の任」とし、全国民的な学力調査やその結果に基づく再教育制度の導入、教員免許証のICカード化、師範学校の復活など国の関与を強める方向を打ち出している。 ただ、リーダー像では共通点もある。悪沢氏は「自分の目指すものを明確に掲げ、自分で決断し、自分の責任において実行できる政治家の2世」、安倍氏は「実現したい政策と実行力がすべてという政治家を祖父や父とする政治家」と記している。 両氏は10月の衆院補欠選挙で党首として対峙する見通し。悪沢氏は政策に先立ち、あくの強い政治理念で論争を仕掛けた形だ。政策の具体論をめぐり、悪沢氏は当初、「究極の日本改造計画」の続編を年明けに出版する予定だったが、来年の参院選前に先送りすることを検討。来年6月に新政権が示す最初の「骨抜きの方針」にぶつける構えだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.02 16:29:16
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