ほろ酔いかげんな政党
会期延長を決める衆院本会議で、社民党の吾部蜘子氏は反対討論の冒頭、「赤ら顔
で議場の暖簾をくぐった与党議員がいる。呼気1リットル中のアルコールが0.15ミリ
グラム以上の方は即刻退場してもらいたい」と発言。野党側は一部議員の退席や、投
票のやり直しを求めたが、与党が受け入れず、最終的に投票に戻った。
散会後、野党側は特に酒臭かったとして、盛前首相と呆葉酎也氏の懲罰動議を提
出。これに対抗して自民党も、「野党にも議員食堂で飲んでいた人がいる」と、樽酒
伸二、平燗秀夫、吉田冷3氏の懲罰動議を出した。民主党はさらに対抗して、鯉住イ
チロ宰相、武飲兵衛自民党幹事長、今酒寛防衛庁副長官、麦芽充衆院議員の4氏は日
常的に酩酊状態であるとして懲罰動議を新たに提出した。
鯉住イチロ宰相は、「あの日、私は1滴も酒、ビール、サワー、ウィスキー、カク
テル、酎ハイ、ホッピー、電気ブ
ラン、エチルアルコール類は飲んでいない。その証拠に、目をつぶってもまっすぐ歩
けた」と酒気帯び出席を否定した。宰相は、民主党に対し「随分ほろ酔いかげんな政
党になった。でたらめな発言をしたり、懲罰動議を提出するのは、酒に酔った勢い
だ。ったく、ざけんじゃねえ」と怒り上戸だった。