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カテゴリ:カードゲーム DM
カードゲームの話
前回のあらすじ 火渡と伊坂が立ち去ってから数時間、旅館~白泉~では対策会議が立てられていた。 博巳の口から語られる火渡達の力と現状を知り、一層友を助けたい気持ちが強くなる槍介。泣き叫ぶ水郷に渇を入れて救出作戦を決行しようとする佐輔。そして伊坂が残したデッキレシピと1枚のカード・・・1つ1つの想いや手がかりが大きく広がり、彼等は力を合わせて救出作戦を実行する事を決めたのだった。 その頃、司、深造、ホルスの3人も、新たなる行動を起こそうとしていたのだった・・・ ここは旅館~白泉~からかなり離れた、戒斗達のアジト 天「・・・これは本当に困った事になってしまった」 ホ「・・・」 向「ケッ!そもそもてめぇの魔法薬が完全じゃなかったから、こんな事になっちまったんだろうが。てめぇの魔法薬さえ完璧だったらなぁ、戒斗の野郎もあんな馬鹿げた計画立てなかったんじゃねぇのか!?あ~ん!?」 ホ「深造、言葉を慎め。司が悲しむ」 天「・・・いいえ、悪いのは私。攻められるのも無理はないわ。だからこそ・・・次こそは完璧な魔法薬を調合してみせる」 ホ「俺も・・・出来る事があれば協力しよう。俺は戒斗様に命を救われた・・・今度は俺があの方を助ける番だ」 天「・・・感謝する。ならばこれから言う通りの行動を各自・・・」 向「へっ!どいつもこいつも戒斗戒斗うるせぇなぁ。俺は協力しねぇぞ!やりたきゃてめぇ等で勝手にやってろってんだ」 天「・・・」 ホ「あのような恩知らずなど放っておけば良い。それより、作戦を聞かせてもらおうか」 天「・・・そうね。まずは・・・」 一方その頃、旅館~白泉~では・・・ 鬼「よしお前等、ちゃんとレシピに書いてあったカードを集めて来たか?」 浪「おう!ばっちりだぜ軍平教官!」 蒼「伊坂にしてはちょっと贅沢な内容だっただけにちょっと苦労したけど、まぁ何とかなるもんだね」 白「SRが7枚ありましたが、私達が本気を出せばどうって事もないですわよ」 翠「他にも実践向きカードがいっぱいあったよね。でも、これなら勝てるかも知れないよ」 鬼「ご苦労。じゃあ集めたカードを回収するぞ」 ササッ!カシンッ! 鬼「デッキ作成完了っと・・・」 翠「あとは婆ちゃんと博巳博士の発明が完成を待つだけだね」 浪「ああ、そうすれば博明と伊坂を元に戻せるんだ!」 蒼「槍介・・・」 白「お気持ちは解りますが、それは雷魔さんの同士達も同じですのよ?私達が火渡さんと伊坂さんを助けたいように、あの方々も雷魔さんを助け出そうとするはずですから、衝突は避けられません・・・幾ら佐輔さん達のバックアップがあるとは言え、その時の事を想定して行動する事も重要ですわよ」 浪「心配すんなよレナ。俺だってその時は全力で戦う。本気を出さなかったら、命まで持ってかれそうだしな」 鬼「はは、良い心がけじゃないか。よし、例の物が完成するまでの間、ちょいと実践トレーニングでもしてお・・・」 伊「コレ以上、貴様等ニ力ハ付ケサセナイゾ!!」 5人「!?」 ズドーン!! 蒼「・・・話に聞いてた通り、凄い変わりようだ」 翠「あれがケロっちだなんて、未だに信じられないよ!」 伊「ソノデッキヲコッチニ寄越セ!寄越サナイナラ・・・コノ場デ全員潰ス!」 白「そんなの、渡す訳ないですわよ!」 伊「ナラ、5人マトメテ消シ去ッテヤル!全員デカカッテ来イ!!」 ボボン! 蒼「い、伊坂が5人に分裂した!?」 鬼「・・・上等だ。お前が如何に強い力を付けようとも、俺達が真っ向から粉砕するまでだ!!」 浪(伊坂・・・まずはお前から元に戻してやるから、少しの間耐えててくれよ!!) 30分後・・・ 白「な、何ですのこの防御力は!?」 翠「これじゃ幾ら攻撃してもケロっちに止めを刺せないよ!?」 伊「フハハハハ!コノピュアザル&インパクト・アブゾーバ&イモータル・ブレードノ3枚にニヨッテ、貴様ラハオデニ止メヲ刺ス事ナド不可能!」 蒼「だったらブロックされなければ良いだけの話!手札進化!クリスタル・アックス!伊坂の残り2枚のシールドをブチ破れ!!」 バリンバリン! 伊「グゥッ!?」 鬼「そのシールドその物を潰す事も有効だな。ガル・ヴォルフを召喚!お前の手札にあるであろうカード・・・サムライを捨ててもらおうじゃねぇか!」 バシュ!バリン! 伊「コ、小癪ナ!?」 翠「そっか!だったら俺はコルテオを召喚!タップさせちゃえば、どんなブロッカーも怖くないもんね!」 ビカッ! 伊「グワアァァァ・・・!?」 白「白騎士スパークを発動!伊坂さんのクリーチャーを全てタップしますわ!」 ピシャーン! 伊「グオォォォォ・・・!?」 浪「行くぜ!ボルシャック・NEXとジャガルザーでラッシュ攻撃だ!ドルザークの効果で、ピュアザルはマナ送りだぜ!」 ギュオーン! 伊「オ、オノレ!!」 5人「これで・・・止めだあァァァァッ!!」 ドガーン!! 伊「ガアァァァァァァァァァァーーーーーーーーッ!!!」 浪「ハァ・・・ハァ・・・や、やったか!?」 伊「・・・ヌンヌッ!!」 翠「嘘!?あれだけやってまだまだ立ち上がって来るよ!?」 蒼「流石に分身する力は残ってないみたいだけど、あたし等もちとキツイね」 伊「・・・」(チャ!) 鬼「まだ戦うようだな・・・良いだろう、こうなったらトコトン相手・・・」 文「まったく、お主等は何を手こずっておるのじゃ?相手は小坊主じゃぞ」 白「マ、マスター文香様!?もしかして・・・例の物が完成しましたの!?」 文「うむ、流石は博巳女史じゃ。簡易版とは言え、見事にアレを再現する事が可能になったぞい・・・槍介!」 浪「な、何だ文香の婆ちゃん!?」 文「今からお主にやってもらう事がある。今すぐ白泉のメンバーと協力して、火渡を救出するのじゃ!」 浪「で、でも伊坂だって・・・!」 文「なぁに、小坊主如きわし1人で充分じゃて。それにこ奴等もおる」 白「ここは私達が食い止めますわ!ですから早く!」 翠「この場所を守る為、世界を頼んだよ!兄貴!!」 蒼「しくじったら承知しないからね!」 鬼「俺達の部隊からの代表なんだ。一発かまして来い!」 文「あ奴の目を覚まさせるには、これしか方法はないんじゃ!早うせい!槍介!!」 浪「皆・・・解った!俺、絶対にあいつを元に戻して見せるぜ!」 ダダダ・・・!! 伊「・・・死亡フラグヲ立テル様ナ台詞ヲ喋ッテモ良イイノカ?」 文「さて、お主等は下がっているが良い。ここはテストも兼ねて、わしが戦う」 伊「ホザケ!倒サレルノハ貴様ノ方ダ!!」 文「ほほう・・・良いのか?わしにそんな事を言ってしまっても?どれ、じゃったら久々に・・・本気で攻めるとするかのう!!」 翠「うわっ!?婆ちゃんの目がヤバイ!本気でケロっちを潰すつもりだ!」 文「心配はいらんぞ範人よ。小坊主相手にわしの3呪術師クリーチャーは使用せん。小坊主にはこいつで充分じゃ」 ずっとマジカルターン!! 輪唱 レインボー 計5枚 剛勇霊騎エシャロット×4 無双海王ソウル・ドルジ×1 水文明 計13枚 氷牙レオポル・ディーネ公×4 セイレーン・コンチェルト×4 エナジー・ライト×2 サイバー・ブレイン×1 神々の逆流×2 自然文明 計12枚 薫風妖精コートニー×3 大菜王ゴッド・バナナーン×1 フェアリー・ライフ×3 ディメンジョン・ゲート×3 逆転のオーロラ×2 光文明 計5枚 魔光王機デ・バウラ伯×1 新星の精霊アルシア×1 ロジック・キューブ×3 闇文明 計3枚 生命剥奪×3 火文明 計2枚 超銀河弾 HELL×2 伊「ソンナ謎パーツデッキニ、オデガ屈スルはずナイ!!」 文「それなら宣言しようではないか。お主は5ターンで・・・敗北するじゃろう!」 伊「フ・・・ハハハハハ!面白イ!ヤレルモノナラヤッテミルガイイ!!」 鬼「こりゃぁ・・・伊坂が負けるな」 蒼「しかも何も出来ずに・・・ね」 この続きは第10話『Tな黒龍!孤高と絆の誓い!! 』に続きます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月15日 11時03分06秒
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