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テーマ:落語!&演芸!(1447)
カテゴリ:落語つながり
12人の優しい日本人PARCO劇場 2005年12月24日(土)
14:05~16:10 俗に言うプラチナチケットに近い。 私もやっと手に入れました(定価の何倍かで…)。 三谷幸喜作ということを知らないままに、映画は大昔に観ていました。 当時の映画は、豊川悦司が事実上の主役で、素晴らしくかっこよかった記憶があります。 今回その役は、江口洋介。抑えた演技に徹しているようでした。 話は12人の慣れない陪審員が、ああでもないと議論するだけなのですが、これが12人がみごとに調和した素晴らしい出来でした。 こんなものを見せられると、お芝居って良いなって思います。 (スズナリは私には辛い座席でしたが) 一人でも失敗すると次につながらないくらいに綿密に仕組まれた流れがあり、12人それぞれの個性を出しつつ、予想外の笑いをはめ込んでいます。 1月にWOWWOWで生放送するそうなので、是非ご覧下さい。 2時間全くだれない、絶対お勧めの舞台です。 ひとつだけ言うと、陪審員12号の山寺宏一氏の存在価値がいまいち不鮮明だった気がします。他のキャストは割り振られた役柄が明確で、キャスティングもぴったりだっただけに、余計に気になりました(他のキャラが出来ないことを押し付けられた調整的役割となってしまい、気になってしまいました。)。 先日の朝日新聞夕刊の三谷氏のコラムで、舞台間際で観ていて生瀬さんにしかられた話を書いていましたが、本日も同様のシチュエーションがちょっと。 終盤近く、舞台下手の方の家具の陰で何か動いた気配がありました。 その時は気のせいと思っていたのですが、カーテンコールの時に、気のせいでなかったことが判明。2度目のカーテンコールで家具の後ろから三谷氏登場。クリスマスイブらしく、赤い帽子を被って、照れた表情でいました。 もうひとつ苦言は建物。 客を呼ぶだけの資格はない建物であり、劇場である。 理由は9階の劇場まではエレベータしかない。エスカレータは6階で終わり。そのエスカレータも一人幅で、輸送能力もない。さらに2階からは階段で1階に降りるのも大変ときたもんです。古い設計なんでしょうが、これでは興ざめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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