子うさぎの目(05年10月)† 子うさぎの目に秋空は広くあり (1日 幼きイエスの聖テレジアおとめ教会博士) †How vast is the autumn sky to a baby rabbit's eye! (1日 上の英訳 初英語俳句) † 乾く地の熱に色濃き葡萄かな † A cluster of grapes! Heat of the thirsty land turns it so deep in color. † 返せない負債葡萄の房甘し † Sweetness, a cluster of grapes; debt which cannot be paid. (2日 マタイ21:33-45 ぶどう園のたとえ) † 霧温し人人の傷包みいて (3日 ルカ10:25-37 善きサマリア人のたとえ) † 心もて撫子重ね呼ぶ夕べ † 撫子やマリアの心にマルタの手 (4日 ルカ10:38-42 マリアとマルタ) † 父を知る小鳥は切に御名御国パンと赦しと護り歌へり † 枝に揺るる小鳥の歌や主の祈り (5日 ルカ11:1-4 主の祈り) † 横たわるりすと路傍に青胡桃 (6日 かわいそうなりす) † 何を恐るる収穫の時近くして ---------sy-no-d † 収穫のどこに祝はる女の手 (6日 synod教会会議にて妻帯司祭について話しあわるるを読み) † 空の鳥指すところ知り線真直ぐ (7日 ルカ11:14-23 ベルゼブル論争) † 玉貫きて捧ぐ祈りやロザリオ月 † 薔薇の環やひとひらごとの香りあり (7日 ロザリオの聖母) † 得心のえのころ草はそよぎたり (ルカ11:27-28 祝福されるもの) † 稲雀をも招かれて祝ひ歌 (9日 マタイ22:1-14) † 褐色の女王に実るまことかな (10日 ルカ10:29-32) † 草々のため息下りて露の霜 † いまどきの夜なべを笑う猫の鼻 † とうとうとゆかせて清し秋の川 (13日 ルカ11:37-41) † 秋の指触れて燃え初む楓かな (13日) † 降りられぬ高き枝に猫秋日入る (15日 ルカ11:37-54 ファリサイ派と律法学者) † 風吹いて思い連れ去り秋の声 (ルカ12:1-3 隠されたものは顕れる) ねこと一句 トップに戻る ホームへ戻る ジャンル別一覧
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