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座 禅 猫

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冬の雲は流れて(11月)

冬の雲は流れて(05年11月)




○ するすると柿むく母の肩まろし(3日)

○ 日を負ふて庭拝見のあきあかね(銀閣寺)

○ 息白し朝の讃美は空へ空へ (3日)

○ 吹き抜ける晩秋白き心置く  (5日)

○ つわぶきや誇らぬ顔に日の光   (ルカ17:10) (9日)

○ 夕べ雷朝は時雨れて昼強風今日さまざまの天気なりけり(10日)

○ 雨降って紅葉押されるアスファルト (10日)

○ 燃えてゆく秋故郷は遠ざかる (11日)

○ 冴える空いずれ集わん主のもとに (13日)

○ 湖風に流れて白し冬の雲   (13日)

○ 雀らのふくれて朝は氷点下 (14日)

○ 木蓮の願い届けリ冬芽出ず(14日 ルカ18:35-43「何をしてほしいのか」)

○ 小春日の猫今という時を生く(15日)

○ なりきれぬ霙の映る眼かな (16日)

○ ゆく季節悼みうすらに初の雪

○ 猫が子のように意味問う雪景色

○ 長崎の枇杷川崎に芽吹きたり  (17日 帰国中実家にあったびわの鉢を見て)

○ 夫送る空港凍てて言い足りず (19日)

○ 言い足りぬにもほどがあり夫婦の間 (22日 夫出張中のごたごたに)

○ 当たらない雪の予報や空の青 (20日 ルカ21:5-11)

○ 寒風の貫くわが音色を証とす (21日 ルカ21:12-19)

○ 棺小さく冷え若い母立てり  (22日 ルカ21:23)

○ 不変知るための無常や小雪舞う (25日)

○ 濃きほどに影に優しき光降る (25日 もずさんへ)

○ 任されるこの心なり雪仰ぐ (26日 ルカ21:34-36)

○ 吾子はよく闘いにけりと言う友は若し右手のハンカチ白し (27日)

○ しぐるるや一言待ちて耳澄ます (28日 マタイ8:5-1)




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