贅沢だいすき！

タクシーに到着の合図をされ、慌てて乗り込む。
前日、旦那は夜１１時に帰宅したため、とんでもなく慌しかった。

大阪着。
「本当に大阪で降りるの？」と言う旦那を尻目に、
荷物をコインロッカーに預け、ヒルトンプラザへ。
入りにくいフォクシーに勇気を振り絞って入ると、マネキンがお目当てのワンピースを着ていた。
素材はカシミアで１６万円。やっぱり名古屋で見たこのワンピースが一番だと思った。
試着をしてしまうと欲しくなってしまうので、とてもできない。
旦那は一言「目の毒だな」。

昼食を大阪でとり、いざ神戸へ。
と言っても、どうやってホテルに行くのか分からないので、ここで調べる。
いつもの事だが計画性はまるでない。

旦那「ふむふむ、じゅうきっつぁんからポートライナーか」
私「……。」

シェラトン着。
部屋はジュニアスイートだけあってとても広い。
いろいろなホテルに泊まったが、テレビが２台ある部屋はここがはじめてだ。
ダブルベッドも今までにない広さ。ここのタワーズフロアはこのベッドが売りらしい。
バスも洗い場が別にあってとても広々としている。

だが、唯一難点は景色が逆なこと。こっちは海側で、綺麗な街側は反対側だ。
こういうのって予め分かるべきだと思う。

気を取り直してタワーズフロアのラウンジへ。
５時からはカクテルアワーでカクテルの材料がそろっていて、セルフサービス。
「何か作ってくれ～」と旦那が言うので、ウォッカベースのソルティドッグとモスコミュールを作る。
「スゴイ！」と羨望のまなざしだったが、これ、かき混ぜるだけだから。

予約の時間になったのでトップオブシェラトンへ。
一番景色の良さそうなテーブル。やっぱり予約だ。
乾杯はシャンパンでいかがですか？と勧められ、一瞬汐留の悪夢がよみがえるものの、ま一杯だけなら…。
飲兵衛は懲りないのだ。

料理はいつものようにアラカルトで注文。
名前は忘れてしまったが、タラバガニにキャビアがのっている前菜。これはタラバがやや水っぽい。
アワビとマンゴの温製サラダはトリュフソースが美味。アワビも柔らかくてこれには大満足。
主菜は伊勢海老と夏野菜のロースト。伊勢海老久し振り♪ハーブソースがピリ辛なのもまた良い。

最後にラム肉を頼もうと決めていたものの、何とこの時点でお腹一杯になってしまい、１時間で早退散。
あ～あ、ソルティドッグとモスコミュールのせいだよ…。

３時間ほど外を散歩して部屋に着くとちょうど「チャングム」の時間。
今日は絶対見逃せない！医局長は生きていたのだ！
汐留で酔いつぶれた時は見逃したから、今日は何としても正気でいなくてはならなかった。

チャングムを見ながら水割りごくごく！
チャングム談義に花を咲かせ、深夜１時、寝心地の良いベッドでおやすみなさい…ｚｚｚ