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テーマ:試写会で観た映画の感想(677)
カテゴリ:試写会感想録
ムンバイのスラム街、其処に漂う、濃密な空気感を見事に映像化したダニー・ボイル以下、制作者陣の苦労が伺える映画でした。 二人の少年時代から始まる物語、彼らを取り巻く、その世界は、あまりにも絶望的で、しかし、生き抜く為に、兎に角、お金に執拗に固執する。その為には何でもやる。 其処に一人の少女が加わり、「三銃士」と名乗り、途中で助けと思える手をかざしてくれる人がいるが、、、 成長した少年、クイズ$ミリオネアに出場して、偶然が偶然を呼び、どんどん勝ち進む。 しかし、イカサマだと思われ、拷問を受け、しかし、真実を告げ、最後は…って、以下ネタバレなので映画を観てから。 この映画が、アカデミーで作品賞を獲った理由、ちょっと一言では言い表せない、けど、後からじわりと来る、そんな映画です。 無味乾燥したコンクリートジャングルを舞台とした映画とはまた違う、かなり異なる、そんな印象を受け、安易な感情移入を拒絶するかのような、サンドペーパーの如き演出に、観客に、咀嚼を要求するような、感覚に囚われました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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