光速度必至な公式サイト
物語のベースは、現代のロンドン。 其処に、違和感有りまくりな、旅芸人たちがやって来るのですが、その辺の描写が、サイバーパンク(死語)っぽくあり、まずそのアーティステックで個性的な風景描写に心を奪われ。
何か、退廃的、って単語がぴったりな世界観なのでした。 私的には「大好き!こう言うの!」って感じで、この辺は、「未来世紀ブラジル」を撮った監督の力量でしょうか? 何かシュールですけど違和感を感じさせないのです、上記に有りまくりとか書きましたが、「この世界設定ならアリかな?」と思わせるのです。
しかし、自分はヒース・レジャーを「ダーク・ナイト」でしか知らない浅はかな人間なので、「え?何処に?ジョニー・デップが… ジュード・ロウが… コリン・ファレルが… 結局、ヒース・レジャーって、何処に出ていたの?」な感じで、全編、主人公のルックスは同じ顔に見えてしまったのは試写会族として失格でした。。。
けど、概ね満足な出来具合でした。個人的満足度★3.75でしょうか? あと、「あの」ハッピーエンドはシニカルなスパイスが効いていて個人的に愉快で。
この作品も、ストーリーテリングとか「今まで観た事の無い」ノンジャンルな雰囲気が、たまらなく好感触で、個人的壺でしたね。
「映画を観に行くぞ!」って気合いを入れて観に行って、その期待を裏切らない完成度は評価に値するかと。
124分間、飽きずに観られる映画でした。