新試験論文対策
今日は商法総則の講義が休講のため、本来ならお休みしてもよかったのですが、新試験対策の勉強会などがあったため夕方から学校へ行ってきました。まずは公法系の1問目について、先週の勉強会で疑問点が乱立したので(私は先週は所用のため勉強会に出られなかったのですが)、先生に時間をとってもらって質問にいってきました。T先生、2時間もお付き合いいただきましてありがとうございました(とここで書いても目には触れないと思うのですが)。消極的表現の自由の話など、なかなか文献で読んだだけではよくわからない話をきくことができて非常に有意義でした。学生たちだけでは解決できない問題も、こうして大学教授に直接話がきけるというのは、法科大学院の大きなメリットですね。その後、勉強会の方では、民事系の1問目の検討。今日は早朝からこの問題の答案を考えていたのですが、結局1通作るのに、約8時間くらいかかってしまいました。一見、事業譲渡の単純な話のようにみえて、いろいろと深い問題ですね。こんなの2時間で書くのは本当にしんどいな・・・。新試験はまだきちんとした解説が出揃っておらず、本来はどう書くべきだったのかがなかなかわかりづらいです。もう少し再現答案とかが出揃ってくると、どういう答案がどういう評価となったのかがわかってきて対策もとりやすくなると思うので、この辺は予備校に期待しましょう。法学セミナーの法科大学院教員による解答例というのも、どうもおかしなものが多くて、本当にこんな答案でいいのかと悩んでしまいます。今回の民事系第1問の場合は、例えば、スポーツ施設の評価額が書いてあるのですが、20億円と30億円を合計して50億円として評価してしまっているのですが、これをみてしまうと、この先生はM&Aとか事業譲渡とかいったものにきちんと携わったことがないのだろうなと思ってしまいます。収益還元法とか、基礎中の基礎も知らないのかな・・・。PERとかPBRとかも知らないのではないかと・・・。でも、本試験ではおそらく9割以上の人が、50億円として評価したと思われるので、大勢には影響はなかったのでしょうが。今日は本当は私の元勤務先の銀行の近所の支店に口座を開きに行かなければならなかったのですが(幼稚園の学費引き落とし口座)、民事系1問の答案を作っていたら、間に合わなくなってしまいました。やっぱり銀行が3時に窓口を閉めるのは傲慢だよな、と、3時以降の店内が修羅場であることを熟知しつつも、ユーザーの立場としては思ってしまいますね。明日、口座を作りに行く暇はあるかな・・・。