061784 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ZeroCraftBlog

ZeroCraftBlog

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

日記/記事の投稿

バックナンバー

2024/06
2024/05
2024/04
2024/03
2024/02

プロフィール

onocou

onocou

カレンダー

2008/02/28
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

・・・・・・・・・・先日のブログ(書き込み)について・・・・・・・・・・
書き込みありがとうございます。
零にとってとても貴重な意見です。
キチンとご説明するべきですし、そのチャンスだと思うので書かせて頂きます。

ボボボさんの書き込みに対しては逆に皆さんの不安を変に煽ってしまう表現があったと判断したので削除しました。

セルロースファイバーについては零で研究して以前の仕様より良い点が多いと判断して採用しました。
それは、
「以前までの仕様に問題があった」
から採用したわけではなく、
「以前のものよりもより良い」
、と判断したので、です。単価も若干アップしていますが。
もちろん、「どうなるかわかんないから客の家で実験」ではありません。
「以前の仕様で施工して欲しい」
という要望があればその通りに施工します。
もちろん、その特徴をキチンとご説明して、です。

「以前からあるなら最初から使って欲しい」とのことでしたが、残念ですが採用するべき環境が整う以前に採用して、責任施工するわけにはいきません。
かつ、もちろんこれからもよりよい住宅を目指して「零の家」を進化させていこうと、研究していこうと思っているので、仕様が変わっていくのは今まで(わずか設立3年ですが)何度もありましたし、これからもたくさんあると思っています。地熱利用や木質系断熱材、交換可能な電気配線などいまでも採用したいと思っているがその環境が整っていない研究テーマはたくさんあります。
しかし、早く建てていただいた方々に不満が出てしまうのは否めません。もうしわけありません。
現在のカローラは30年前のカローラとは比べ物にならないほど進化しています。しかし、30年前のカローラが間違っていたということではないはずです。
零では伝統構法で家づくりをしていますが、昔からの伝統構法がパーフェクトだとは思っていません。伝統構法自身も長年の歴史の中で進化してきたように、零の家自体も進化していくべきだと思っています。
「ウチは30年同じ仕様で家づくりをしています。」
という住宅会社にはなりたくはないです。

「ZEROパネル」についても同様です。
まず、「ZEROパネル」についてご存じない方のためにご説明すると、建具用に当社でオリジナルで開発・生産した面材です。杉の小径木を利用することは森の循環にとてもいいことなので、そうした環境に良い材料を積極的に利用したい、との想いと、コストやデザイン的にメリットがあるので開発しました。
その後のメンテナンスにおいてOBのお客様から「建具の動きが悪い」とのお話があったので御伺いしたところ、小径木を利用しているからか(現在も研究中)通常の無垢建具(框戸)よりも反りが大きく、建具の動きに支障があったので御伺いして調整しております。あまりに動きが大きい場合は既製品の「Jパネル」や「唐パネル」等に交換したケースもあります。
現在は乾燥や加工方法、接着技術などを改善すべく研究開発中で、それまでの間に施工中のお客様の家では既製品の「Jパネル」や「框戸」で建具を作っているケースが多いです。
もちろん、今まで御引渡させていただいた方々をボボボさんがいうような「ふみ台」「実験台」としてきたつもりは全くありませんが、ご迷惑をおかけしてしまった方々にこの場を借りて心よりお詫び申し上げます。責任を持ってこれからもメンテナンスをさせていただくことを御約束いたします。

ZEROパネル以外の建具・玄関ドアも無垢の木、特に国産の杉や松などで作っているのでZEROパネルほどではないにしろ必要な調整が発生しています。その日の天気や湿度等によっても変化します。
零の家づくりの方針ですが、反りや割れのある無垢の木・自然素材を使って家づくりをしているのでそれを補うメンテナンスが必ず必要です。ゆえに当社の「零の家メンテナンス計画」に組み込んであります。
建具だけでなく床や梁、柱など反ったり割れたりとデメリットはありますが、それを補って余りあるよさが無垢の木・自然素材にはあると考えてご提案しています。
逆に、全く反ったり割れたり汚れたりしない素材で家づくりを進めていくとアルミの玄関ドア、新建材の床、プラスチックの建具、と、なってしまうのが寂しく思うのです。私達は。
もちろん、消費社会への疑問、環境への負荷、教育、などいろんな想いでそういった家づくりを目指しています。

自然素材のメリットデメリットを当社でのメンテナンス計画も含めて内容をまとめた小冊子を作ったので、ご希望の方はご連絡ください。

木は貴重な大径木から欠点の少ない部分を贅沢に取り出したり、乾燥を極限まで管理することにより、反りや割れを少なくすることは可能です。しかし、無尽蔵に予算をかけて木の家を高級なもの、一部の人だけの贅沢なものにしてしまっては、逆に木の家を一般の市場から追いやってしまうことにもなりかねません。実際そうしてしまい、新建材の家に市場を明け渡してきた反省もあると思っています。
木の家の素晴らしさを後世に残すため、国産材の利用、小径木・間伐材の利用によって日本の森の本来の姿を取り戻すため、環境負荷の少ない社会を目指すため、という私達の夢とは大きく離れてしまいます。
反りや割れがあっても日常生活に支障がない程度であれば(またはそれをメンテナンスすれば)、それを補って余りある素晴らしさ、そして、決して高級品ではない家、それが私達の目指す「零の木の家」です。

このテーマは本当に議論すべき大切な議題だと思っています。
色々な立場の皆さんのご意見を是非書き込んで頂きたいです。
よろしくお願いいたします。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008/02/28 11:07:29 PM



© Rakuten Group, Inc.