さて今日2月29日は4年に一度の閏年（うるうどし）である。

つまりはオリンピックイヤーの年はうるう年？ということになるわけだが、実はうるう年になるのは、西暦の年が4で割り切れる年だ。

ただし、その年が100で割り切れて、かつ、400で割り切れない場合はうるう年ではないそうで・・・（なんか複雑そうだ）

うるう日が季節と暦月とを調節するために、平年より余分にもうけた日だというのは誰でも知っていますが、では何故4年に1度なのか？

現在の暦では地球が太陽を1周するのは365日5時間48分46秒だから、このままだと暦上１年間に5時間48分46秒足りなくなり、4年間で約23時間15分04秒の不足となる。

簡単に言うと１年を365日とすると、4年で約1日の差ができるわけだ。


この不足分を調節するのがうるう日、すなわち４年に１度のうるう年です。

それでも100年、400年と経つと誤差が生じてしまい、前述したように

西暦が４で割り切れる年はうるう年

かつ、西暦が１００で割り切れる年はうるう年では無い

かつ、西暦が４００で割り切れる年はうるう

といった複雑な法則を設けて暦と季節のずれを調節しているのです。




　　　　　　　




ではもうひとつの疑問、うるう年はなぜ2月なのか？
なぜ2月は28日しかないのか？

これはローマ時代の名残で、当時の暦は3月から始まり2月で終わるということになっていて、1年の最後の月で調整したのです。

そしてもうひとつ暦に関する面白い話として月には30日の月もあれば31日の月もありますが、これはいったいどういうことでしょうか。



現在の暦の形を作ったのはジュリアス・シーザーですが、彼は奇数月を31日、偶数月を30日と定めました。

また自分の生まれ月を自分の名前として残そうと考え、5番目の月（現在の7月）をユリウス（英語読みでジュライ）と変えたのです。

そしてシーザーの後継者であった初代ローマ皇帝のアウグスタスも考えることは一緒で、自分の生まれ月の6番目（現在の8月）をアウグスタス（英語読みオーガスト）に改名し名を残したのです。

ところが彼は8月が30日しかないことに不満でした。

ローマ皇帝ですから1日増やすことくらい容易いものです。

8月も31日にすることを決めてしまい、そのため1年の日数が増えてしまったので9月を30日、10月を31日、11月を30日・・・と9月以降の日数を1つずつずらしてしまったのです。

結局最終月である2月で帳尻を合わせるしかなく、2月の日数を平年は28日、閏年は29日にしたのです。



You Tube動画
奇跡の地球　桑田佳祐＆Mr.Children



 

★今日の出来事★

1772年　江戸の三大大火のひとつ、「明和の大火」が起きる
1968年　小学館発行の漫画雑誌「ビッグコミック」が創刊
2000年　コンピューター"Y2K"問題で、全国の郵便局のATM約1200台停止
2004年　「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」がアカデミー賞の11部門を制覇



★今日生まれの有名人★

1940年　原田 芳雄 　【俳優】　〔東京都〕
1948年　赤川 次郎 　【作家】　〔福岡県〕
1968年　飯島 直子 　【女優】　〔神奈川県〕

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