保育園ビルの七不思議・・・。

2010.11.18

我が子の通う保育室は、駅前の雑居ビルの中にあります。

以前は駅から少し離れた場所の一軒家で、
庭先にはゼラニウムやバラがいつもたくさん咲いていて、
預けられている子どもたちも５、６人だけ。

お散歩がてら、先生、子ども共々、我が家に遊びにきてしまうような
アットホームなところが気に入っていました。

でも、少子化でそこでは客集めができなかったようで、
昨年から規模を大きくし、駅前ビルに移転。

それからは常に定員オーバーの人気園になりました。

移転の時は、その方針転換が納得いかなかった保育士の先生方が
皆辞めてしまって、子どもも荒れ、正直、たいへんでしたが。

さて、その駅前ビルですが、わりとしょっちゅう
メンテナンスしてはいるので、外見はきれいなビルですが、
たぶん、３０年くらいは経っていると思われる、
老朽化すれすれのビルです。

駅の目の前にあるので、通勤のママには便利ですが、
やはり駅前というと、まあ、いろいろアブないこともあります。

たとえば、半年くらい前には、保育室から３件離れた
駅前のビジネスホテルで硫化水素自殺があって、近辺は
警察により立ち入り禁止となり、大騒ぎになったことがあります。

あるいは、お迎えの時にちょこっと車を止めたら、
放置自転車を並んでいたパチンコの客になぎ倒されて、
車に傷をつけられてしまったり・・・・。

駅前ならではのデンジャラスなことがいろいろあるわけです。

それに、園のビルの名前をネットで検索すると、
看板も出ていない、聞いたこともない、お店や会社がたくさんヒットしたりして。

なかには、風俗スレスレとおぼしきマッサージ店なんかもヒットします。

そんなこんなで、気味が悪いので、ほんとは、転園させたいけど・・・。

子どももいまさら、駅前だから、ビルが気に入らないから
という理由だけで、他の園に移されるのは苦痛でしょうしね。

今朝もおかしなことがありました。

子どもを園に預けようとビルに入ると、紺のかっちりしたスーツを着た
男性が３人、エントランスでうろうろしています。

なんだろう、と思いつつ、子どもを預け、一階のエントランスに戻ると、
まだうろうろ・・・。

そして向こうから声をかけてきました。

「あの・・・。このビル、３Fはどうやって行くんでしょうか？」

はぁあ？？

何言ってるんだか、しばらくわからず呆然とする私。

「エレベーターで行けますよ」

と、一言だけ返事をして外に出ようとすると・・・。

スーツの男性たちは、ポストの３０７号室を差し、

「いや、ほらね、この３０７号室に行きたいんですが

３Fに行ってみたら、部屋が５つしかないんですよ・・・」

コワっ！！