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ザ・スーパー・ポップ宣言

湯村天国 SOUL A TO Z

湯村天国 SOUL A TO Z
TERRY'S PARADISE SOUL A TO Z



スウィート・ソウル・ベスト10 集計一覧

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湯村天国 SOUL A TO Z

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ディープソウル 200選

テリー・ジョンスンこと湯村輝彦氏が甘茶ソウル百科事典以前に雑誌「月刊 宝島」にて連載していたのが、この「湯村天国 SOUL A TO Z」。1988年2月号から1990年3月号までの全25回の連載で甘百に近い内容なんですが、SOUL A TO Z以外の湯村天国の連載含めて、なかなか単行本化してくれないですねえ。そんな訳でこのページではそれら連載の中からダイジェストで幾つか気になる記事をご紹介していきたいと思います。なお、甘茶ソウル百科事典に掲載されている曲については基本的に割愛させて頂きます。

第3回 C (COVER )



第3回はカバーソング特集で「INTRUDERS / COWBOYS TO GIRLS」のカバーについて。「TIMOTHY MURPHY / CORNER BOYS TO GIRLS 12"(PARK PLACE 7176) '87」というのがあるそうだけど、「YOU TUBE」に無しで個人的にも未聴。「80年代のニュー甘茶ソウル・サウンド」ということで聴いてみたいものです。「PHILLY CREAM / COWBOYS TO GIRLS」はNORFOLK版に近いノリのモダン・ダンサーって感じでなかなか。「SWEET BLINDNESS / COWBOYS TO GIRLS」は更にスピード感の増したディスコものだけど元がいいからか悪く無いですね。

第6回 F (FEMALE)



第6回はレディ・ソウル特集ということで、テリー氏とムーニー氏それぞれの「ジャスト・マイ・タイプ THE QUEEN OF SOUL IN 80'S ベスト10」が掲載されています。

テリー氏の「THE QUEEN OF SOUL IN 80'S ベスト10」

1.LYN ROMAN / I WANT YOU
2.FAYE MARSHALL / T.L.C.
3.PAMALA / WALKING IN THE RAIN
4.SANDRA FEVA / LOVE CAME RIGHT ON TIME
5.SOPHIE BROOKS / ROCKIN' CHAIR
6.JOY DUNCAN / SLY LIKE A FOX
7.ROSHELL FLEMMING / I KNOW JUST WHAT YOU'RE AFTER
8.BRANDI WELLS / WHATCH OUT
9.ANNETTE TAYLOR / IT MUST BE RIGHT
10.ADA DYER / I BET YA, I'LL LET YA
次点 LOLEATTA HOLLOWAY / SWEET THING

数曲は甘茶ソウル百科事典掲載曲。個人的にはSOFT TOUCHの女性リードやMARVA KINGみたいな甘いフェロモンが満喫できるものを期待したけど、ヴォーカル、曲の内容とも全く甘茶系とはほど遠いものがほとんど。80年代ということで全体的にソウルを感じさせない感じ。5なんて白人でしかも非ソウルだものねえ。

ムーニー氏の「THE QUEEN OF SOUL IN 80'S ベスト10」

1.FAYE MARSHALL / T.L.C.
2.LYN ROMAN / A DIFFERENT KIND OF SWEET
3.SYLVIA / IT'S GOOD TO BE THE QUEEN
4.PAMALA / WALKING IN THE RAIN
5.SANDRA FEVA / LOVE CAME RIGHT ON TIME
6.NICOLE / NEW YORK EYES (REMIX)
7.JOY DUNCAN / SLY LIKE A FOX
8.MENDY LEE / WISHING ON A STAR
9.PEEBLES / GIRLFRIEND
10.MAGIC LADY / I WILL BE HIS FOOL
次点 ELEANOR GRANT / SEXUAL HEALING

SYLVIAや甘百掲載のNICOLEなどが見られるけど個人的収穫は無し。個人的未聴曲が数曲あるけどあまり食指は動かないなあ。次点のELEANOR GRANTはジョージ・カーPということで一聴の価値あるかも。

第7回 G (GEORGE KERR)



第7回は、ほぼGEORGE KERRの特集。左上にはBERT KEYESとの写真も。記事では「SOFT TOUCH / IS THIS THE WAY TO TREAT A GUY」がジョージカーとシルヴィアなんじゃないのか?と憶測が書かれています。このSOFT TOUCH嬢は誰なのか?というのは私がソウル界隈で知りたい最大の謎なのですが、先日「YOU TUBE」でジョージに直接尋ねたところ「(無名なので)覚えていない」ということでした。因みに少し挿入されている男性ヴォーカルはLINDA JONESの兄弟のROBERT JONESだということがリンク先のコメント欄から分かります。SOFT TOUCH嬢もきっとその辺りのニュージャージー人脈の中の誰かの親戚とか姉妹とかといったところなんでしょうねえ。(この辺のことはテリー氏も直接渡米した時にジョージに尋ねていて、その結果がP-VINEの甘茶ソウル日本盤シリーズのライナー、NEW JERSY TIMESに掲載されているはずなんだけど、どなたか分かりませんかねえ?)

お皿ではジョージの歌う「GERGE KERR & ANN ROBINSON / JUST THE TWO OF US」またプロデュース盤として
「GOD'S GIFT TO WOMEN / IF THIS IS REALITY (I WANT FANTASY)」(甘百掲載)
「MAHDI & TRACY / WHO ARE YOU (INDY5 111)'80」
「AND THE ECHOES / TELL ME ANYTHING BUT GIVE ME LOVE (SOUL TRAIN 008)」(個人的に未聴)
「PHASE V / WOMAN OF THE STREET (DYNAMO 6003)」
「PLUS 4 / HANG ON (MY LOVE IS ON THE WAY) (WB 7287)」
が優れ盤として紹介されています。個人的未聴が3曲あったのは嬉しかったけどGOD'S GIFT級の作品が無かったのが残念。

第8回 H (HALENCH)



第8回はハレンチの回で所謂エロ・ソウルについて。意外にも甘百と重複しない曲も幾つか取り上げられている。

1.ISAAC HAYES / I LOVE YOU THAT'S ALL
2.ILUSION / I WANT YOUR LOVE IN ME (ORGASMIC MIX)
3.SILVIA / PILLOW TALK
4.MARVIN SEASE / CANDY LICKER
5.MARVIN SEASE / CONDOM ON YOUR TONGUE
6.GEORGE KERR / LOVE WON'T LET ME WAIT
7.EXUMA / PRETTY WOMAN

1はムーディーな音楽をバックに男性の語りと女性の喘ぎ声が続く曲。音楽的にソウルという感じではなく特にオチがある訳でもないのが物足りない。2は完全にサウンドはディスコものだけど、やはり女性の喘ぎが延々と続くらしい。ORGASMIC MIXではないけれど、「YOU TUBE」でVOCAL RE-MIX版が聴けてそこでもその片鱗が伺えるようです。有名な3や甘百でも紹介のあった4に続き同じマービン・シーズの5は歌詞を聞かないと何がエロなのか分からない普通のソウルという感じ。エロ・ソウル定番のカバーである6は流石ジョージカーといった感じの甘い雰囲気に満ちた冒頭の語りが良い。同曲については個人的にはDR.YORKによる変態カバーを強力にプッシュしておきます。7は波の音プラス女性の喘ぎ声というロマンチックのエッチ・ソウルらしいです。こちらのページで曲の冒頭だけは聞けるのですが肝心のエッチは聞けず寸止め状態也。

第10回 J (JUICE)



第10回はORAN "JUICE" JONESの回。ソウル三大雨ソングの一つとして「ORAN "JUICE" JONES / THE RAIN」を中心に取り上げられている。そのアンサーソングとして甘茶ソウル百科事典でお馴染みの名曲「STEPHAN / AFTER THE STORM」「PAMALA / WALKING IN THE RAIN (YES YOU SAW ME)」「MISS THANG / THUNDER AND LIGHTNING」などが紹介されている他に甘百未収録情報として「CHOCOLATE MILK MAMA / THE RAIN」という曲が紹介されている。派手な雷雨の効果音で始まり期待させるが、機械臭漂うチープなトラックに単調な歌ということでガッカリな内容。そう簡単にステファン級は落ちていないか(笑)。 他にもジュースのプロデュース作品として以下の3曲が紹介されているけど、個人的に嗜好の範囲外で残念。

TASHAN / CHASIN' A DREAM

CHUCK STANLEY / THE FINER THINGS IN LIFE

GUSTO / MATERIALISTIC GIRL

第11回 K (KIN-TSUMA)



第11回はKIN-TSUMA(金曜日の妻たちへ)ということで不倫ソングの回。まずは74年のヒット曲のSHIRLEY BROWN / WOMAN TO WOMANと、そのアンサーソングとして同じく女性の立場から曲としてBARBARA MASON / FROM HIS WOMAN TO YOUTAMMY FLOWERS / FROM BARBARA TO SHIRLEY (THEME)が紹介されている。更に男性の立場からの言い訳ソングとしてLONNIE YOUNGBLOOD / MAN TO WOMANと、当時のソウル界は現実の不倫そのものといった感じのドロドロのアンサーソングの応酬となっていた模様。この流れの紹介は甘茶ソウル百科事典では無かったものなので嬉しい。更に2匹目の泥鰌を狙ったのか、その続きとして、BARBARA MASON / SHE GOT THE PAPER (I GOT THE MAN)と、そのアンサーとして82年のディスコ曲BARBARA MASON / ANOTHER MANがある。更にそのアンサーとしてのTOUT SWEET / ANOTHER MAN IS TWICE AS NICEは、男性3人組グループがファルセットぎみに歌ってくれるが、サウンドはディスコで甘茶ソウル的魅力は薄い内容。とまあ、70年代から80年代にかけて中々洒落の効いた展開があった訳だけれど最近はこういうのもあまり聞かなくなったようで寂しいですね。

因みに調べたところ関連曲として、77年に白人女性歌手によるカバーBarbara Mandrell / Woman To Woman が、同じ74年の同名異曲としてTammy Wynette / Woman To Womanなんてのも出てますが、関係性や如何に。

第13回 M (MAN IN LOVE)



第13回はMAN IN LOVE「男の中の男のソウル」ということで80年代中期のディープソウルの回。甘百未掲載のこうした80年代ものは個人的に未チェックなので嬉しい企画。まずは「HILITES / BAD SITUATION (BLUE TOWN 853222)'86」でディープ風味だが、「そこはかとなく漂う甘さ」の良い曲として紹介されています。確かにファルセットやコーラスも交えなかなか聞きやすい内容だけで緊迫感に欠けるかな。「JESSE JAMES / I CA DO BAD BY MYSELF」は、いぶし銀唱法だが80年代風味を加えお洒落好きにもアピールする出来とのこと。当ブログでは「I'M TRAPPED」を紹介済みのマニアには人気の高いカール・シムズは「SEVENTY DAYS OF LOVING」が、南部魂にニュータッチなスロウ・ミディアムとして。甘茶ソウル百科事典で「CANDY LICKER」が紹介されていたMARVIN SEASEは、「LET'S GET MARRIED TODAY」「GHETTO MAN」が、洗練された街の歌として、「SAME OLD WOMAN」は、スウィートファンも泣き必須のバラードとして。また、「CANDY LICKER」のアンサーソングとして「CHUCK ROBERSON / LOLLY POP MAN」が紹介されています。この曲の12インチはX-RATEDバージョンだそうな。

更に、この回はテリー氏とマイク氏による「NEW AND RECENT REAL SOUL 10」というチャートが公開されています。

1.STEPHAN / AFTER THE STORM
2.FAYE MARSHALL / T.L.C.
3.MARVIN SEASE / CANDY LICKER
4.CARL SIMS / SEVENTY DAYS OF LOVING
5.CHUCK ROBERSON / LOLLY POP MAN
6.POWERHOUSE BAND / I DO LOVE YOU
7.SOPHIE BROOKS / ROCKIN' CHAIR
8.DOROTHY MOORE / CAN'T GET OVER YOU (Misty Blue)
9.ANNE LE SEAR / TAKE HIM BACK
10.GEORGE MCCRAE / IF IT WASN'T FOR YOU
11.BETTY WRIGHT / IN TIME YOU'LL SEE

6は留守番電話に愛の言葉を吹き込むという形態の曲。歌が無いのが残念だけど甘いムードがいい感じで甘茶ソウルといってよい内容。個人的に今回の一番の収穫。9は「J.BLACKFOOT / TAXI」の女性カバー。10は未聴。

第14回 N (NARRATION)



第14回はNARRATIONということで語り入りソウルの回。アイザック・ヘイズやバリー・ホワイトといった大御所に始まり甘茶ソウル百科事典でもお馴染みのラブ・ラップ系までが紹介されている。然しながらテリー氏お得意の分野ということで甘百既出曲がかなり多い。テリー氏とマイク・スミス氏によるナレイション・ソウル・ベスト5なるものがあり、一瞬期待させられるがそちらもほぼ既出曲。そんな中で未出曲としては下記の曲が紹介されている。(残りの曲は拡大画面でご確認下さい。)

ISAAC HAYES / I LOVE YOU THAT'S ALLは甘くムーディーなインストをバックに延々男女のメイクラブのおそらく前儀までの様子が実況されるという内容。放送禁止になったということでエッチな雰囲気満点です。

HEAVY D & THE BOYZ / DON'T YOU KNOWは甘いというよりも爽やかなコーラス入りインストをバックに延々語りが入るという内容。バックが単調なだけにすぐ飽きてしまうかな。どうせならラブラップ風にしっかりとラップも入れて欲しかったところ。

MICHAEL STERLING / IS IT STILL GOOD TO YAはAshford & Simpsonのカバーで甘い語りはイントロのみ。一瞬女性かと聞き違えそうな可愛らしい歌声には好感。過剰なまでにねちっこく歌う内容も趣向を凝らしていて個人的には原曲よりもこちらに軍配が挙がる。ただ元々好きな曲ではないんだよなあ。

MONET / LEAVE THE LIGHTS ON!は、間奏の後に僅かに入る語りがエッチだとのこと。3分10秒からの箇所みたいですが、気にして聞かなければ気づかないような内容で個人的には「?」だけど、この辺りの嗅覚がテリー氏ってところなんですかねえ。

第15回 O (ONANISM)



第15回はONANISMということでオナニズムの回。ちょっとエッチな内容の曲の紹介が多いです。まずはUNTOUCHABLES / FREAK IN THE STREETというダンス曲をホモものに見立てて紹介。THE TIME / IF THE KID CAN'T MAKE YOU COMEは、正真正銘の愛の営みの歌で甘い雰囲気の漂う曲だが出来はいまいち。御存じWHATNAUTSが84年に発表したシングル「Party On」のB面曲「ALL I NEED」は、ため息や呻き混じりの11分程の超大作バラッドということですが恥ずかしながら未聴。これは是非聴かねば。出来はどうなんですかねえ。2枚組CD「Best of the Whatnauts」にも収録されているようです。JACKIE CONCEPTION / LOVE TO LOVE YOU BABYは、ドナサマーの曲を喘ぎ入りでカバー。12インチに6種類のミックスが入っているとのこと。リンク先はそのうちの一つのQuickie Mixらしいです。

本編は以上だけれど、おまけとして「対決・西のマラと南のマラ」ということでマコラ・レコードとマラコ・レコードから10曲が紹介されています。

TERRY JOHNSON'S SELECTION

1.HOME BOY / A LOVE CONNECTION
2.KEN THOMAS / DON'T MAKE ME WHAT
3.JAMES ARTHUR JOHNSON / TOO MUCH IS NEVER ENOUGH
4.JIMI CONWELL / MELLOW MELLOW ME
5.NEW WORLD MUSIC / NEVER SAY YOU LOVE ME

1から3は全てダンサーだけど内容はいまいち。4は86年ものの明るく甘いソウルでまずまずの出来。5は「男女の語りも入って嬉し涙チョチョ切れ」とのことだけど「YOU TUBE」には無し。

MIKE SMITH'S SELECTION

1.FOMULA FIVE / I AIN'T GONNA NEVER LET YOU SEE ME CRY
2.SHO-NUFF / TONITE
3.POWER / GROOVIN'
4.FREEDOM / LOVE LIGHT
5.FOMULA FIVE / I CHOOSE YOU

1は機械臭が酷いけど憂いを帯びたメロディはなかなかのもの。2も憂いを帯びた甘めの曲で好印象。3はヤングラスカルズのカバー。4は男性グループにJewel Bassなる女性歌手がゲスト参加した曲の模様。なかなか甘く切ない雰囲気の曲。5は有名な甘茶曲ではなく憂いを帯びたパワフルなダンサー。

第16回 P 80年代後半のPATRICK ADAMSの作品紹介



第16回はPということでマニアには有名なプロデューサーでアレンジャーのPATRICK ADAMSの回。彼の手がけた作品や関連アーチストが幾つか紹介されています。彼の手がけた元BLACK IVORYのRussell Pattersonの88年のイキそうでイカぬスローミディアム「Russell Patterson / I SURRENDER」。85年の「BLACK IVORY / I'VE GOT MY EYE'S ON YOU」や86年の「BLACK IVORY / CAN'T SHAKE YOUR LOVE」は甘さの消えた男臭い曲。彼がエンジニアを務めた87年の「KOKO / NO MORE SWEET LOVE」は女性ヴォーカルで語り入り。70年代の「AIN'T GONNA BE A NEXT TIME」などで有名なMAGNETIC TOUCHが88年に出した「YOU DESERVE IT」は完全にハウスとなっていて個人的には至極残念。他には86年の「THOMAS AND TAYLOR / YOU CAN'T BLAME LOVE」「LAURA GREENE / SUPER SEXY RED HOT LOVE」なども。70年代スウィート界で活躍したPATRICK ADAMSの80年代の作品は個人的に気になっていたので、今回の特集は助かる内容だったんだけど、肝心の音の方はどれも興味の範囲外って感じでしたねえ。

紙面では彼の作品とは別に「街のレコード屋で買えるお得レコード」が以下のような感じで紹介されています。

「CONSTINA / ARE YOU LONELY TONIGHT」
「DONNA ALLEN / JOY AND PAIN」
「DEJA / MADE TO BE TOGETHER」
「NEW KIDS ON THE BLOCK / I'LL BE LOVING YOU (FOREVER)」

第17回 Q&A 70年代のシングル盤 近頃お勧めレコード5選



第17回はQということでQ&Aの回。甘茶ソウル関連の様々なQ&Aに混じって「70年代のシングル盤が欲しいのですが?」という質問に対して以下の4枚のレコードなら「ワシかて欲しいわい!!」と答えている。甘茶ソウル百科事典でも言及されていなかったマニアックな曲ばかりで、うーん、こういう情報が欲しかった!暗い曲調の4なんて如何にもテリーさんが好みそうな曲ですねえ。

1.GAREN OF EDEN / IT TAKES TWO
2.SOUL SUPERBS / JUST ASK ME
3.25TH CENTURY BAND REVIEW / NOTHING IS BETTER FOR ME
4.T.A.C. MOVEMENT / WISHES

それと『テリーとマイクが自信を持ってかます!チンボタマラヌ近頃お推めレコード5選づつ』として以下のレコードが紹介されています。

TERRY JOHNSON PRESENTS 近頃お勧めレコード5選

1.THE CASH / GIVIN' MY LOVE
2.DONNA ALLEN / JOY AND PAIN
3.OSCAR WEATHERS / COUNTDOWN
4.ANQUETTE / I WILL ALWAYS BE THERE FOR YOU
5.GWEN GUTHRIE / OUTSIDE IN THE RAIN

MIKE SMITH PRESENTS 近頃お勧めレコード5選

1.TOMORROW'S EDITION / MILLION DOLLARS
2.VERNON BROWN / CHECK IT OUT
3.ANQUETTE / I WILL ALWAYS BE THERE FOR YOU
4.RICHARD RODGERS / CRAZY IN LOVE
5.EU / DON'T TURN AROUND

第18回 リアル・ソウル お勧め11選



第18回はRということでリアル・ソウルの回。この記事を読むまで全く知らなかった概念だけど、要は『70年代ソウルのエッセンスを最新のサウンドで実現』した80年代末頃のソウルということらしい。近年になっても特に良く聞く言葉ではないから、一時的に流行った言葉なのかも。その辺の説明も交えて本文では次の3曲がリアル・ソウルとして紹介されています。

CHOCOLATE BUTTERMILK BAND / AIN'T NO WAY
BLUE MAGIC / COULDN'T GET TO SLEEP LAST NIGHT
MANHATTANS / SWEET TALK

そして左枠では、リアル・ソウルお勧め11選が下記の通り紹介されています。4はKLASのリードによる名曲カバー。8や10が個人的に未聴で、こうしてお勧めが聴けるのは有り難いけど、どうもこの頃の洗練され過ぎた音と成熟しきってしまったようなソウル感が個人的には頂けない。甘茶ソウル百科事典で紹介されているものが多いけど、やはり5のやり過ぎ感のあるソウルが一番好きだなあ。

1.MARVIN BROWN / LA LA MEANS I LOVE YOU
2.NEW SOFTONES / COME BACK
3.KLAS / BREAK YOUR PROMISE
4.LARRY JACKSON / SHOE SHOE SHINE
5.JERRY WARREN / I REALLY LOVE YOU
6.CHOCOLATE BUTTERMILK BAND / AIN'T NO WAY
7.TONEY FOUNTAINE / COME BACK TO ME
8.ALTON WOKIE STEWART / THIS SONG IS FOR YOU
9.TONEY FOUNTAINE / I FOUND THE GIRL
10.PAUL LAURENCE / CUT THE CRAP
11.MARVIN SEASE / SAM OLD WOMAN

第19回 スウィートソウル大特集



第19回はSということで「待ちに待ったスウィートソウル大特集」。「テリーの甘茶ソウル」として主に80年代中後期の甘茶盤が10曲紹介されています。

1.GEORGE KERR / DON'T FIGHT THE FEELING
2.SOUND ADVICE / DO YOU LOVE ME OR LOVE ME NOT
3.TERRY TATE / BABIES HAVING BABIES
4.VAN JONES / BEING SO LONELY
5.GLORIA BARE / MUSIC TO MAKE LOVE BY
6.DANCY / CAUGHT UP AND BOUND
7.(アーチスト名不明 / BARBARA MASON / YES I'M READYの女児カバー)
8.RANDELL & SCHIPPERS / LET'S GO FOR IT
9.GLASS TEAR / LOVE YOU FOREVER
10.SOUNDS OF BALTIMORE(GEORGE HILL) / THERE'S NOBODY LIKE YOU

甘茶ソウル百科事典未掲載曲が多く嬉しいチャートです。そんな中では個人的には4が収穫かな。それと第7位が一覧から表記が抜けているんだけど「BARBARA MASON / YES I'M READY」の女児によるカバーでロリ趣味をくすぐる内容らしい。アーチスト名が不明なのであちこち調べてみたんだけど結局不明。未聴の中ではVelia Thompsonという人のものが出てるんだけどどうなんだろう?

第20回 80年代スウィートソウル12インチ盤ベスト20 湯村輝彦編



第20回はTということで「TWELVE INCH、80年代スウィートソウル12インチ盤特集」。ちょうど連載時が1989年でシメの意味をこめて80年代スウィートソウルの12インチ盤が20曲紹介されています。テリー氏とマイク氏のそれぞれベスト20が紹介されているんだけど、量が多いので今回はテリー氏の方の20曲を。

以下、甘茶ソウル百科事典に未掲載で個人的に未聴だった曲の感想。4は憂いを帯びた暗めのダンサー。5はラップで甘さという意味ではいまいち。8は歌物度は高めだけどドタバタ機械臭が強い暗めの曲。13は完全なスウィートソウル。こういう情報を待ってました。イントロも上々の甘さでゆったりとしたバラードかと思いきや途中変な転調があるのが惜しい。14は冒頭に女性のあえぎ声が入って期待させるが全体としては力強いダンサー。17、18、19も同系統の曲で個人的にはノーサンキュー。以上、合計8曲も甘百未掲載曲が紹介されていて(ついさっき)リストを見た時は胸が高鳴ったけど、終わってみれば個人的収穫が無く残念。ただし、ここには甘百掲載曲とはいえ80年代スウィートソウルのマニアのみ知る至極の名曲の数々が紹介されているので、未聴の人は是非ご堪能頂きたい。

1.STEPAHN / AFTER THE STORM
2.JERRY WARREN / I REALLY LOVE YOU
3.C# SHARP / MY TURN TO SHINE
4.CLIFTON DYSON & RICK WEBB / I CAN'T LET YOU GO
5.CASH / GIVIN' MY LOVE (TO YOU)
6.SOFTONES / LISTEN TO YOUR HEART BEAT
7.SANDEE / LET'S STAY IN LOVE
8.JIMMY HOLLAND / CONFIDE IN ME
9.MARVIN BROWN / LA LA MEANS I LOVE YOU
10.TOMORROW'S EDITION / MILLION DOLLARS
11.JAMES PERRY / LOTTERY OF LOVE
12.VAN JONES / BEING SO LONELY
13.DANCY / CAUGHT UP & BOUND
14.DONNA ALLEN / JOY & PAIN
15.WHATNAUTS / ALL I NEED
16.FAYE MARSHALL / (I NEED SOME) T.L.C.
17.LAMAR LISA / SO IN LOVE WITH YOU
18.POKEY COLD / LET ME LOVE YOU
19.WISH / YOU NEED LOVE
20.FIRST KLASS / LOVE ME AGAIN





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