アニソンポップ5アニソンポップの世界(5)アニソンポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) アニソンポップ映像の世界(1) (2) 電波ポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) (6) 電波ポップ動画の世界 アイドルポップの世界(1) (2) (3) (4) (5) アイドルポップ映像の世界 アイドルマスターの世界 「恋はあせらず」トラック世界大会 【 ポップ偏差値 61 】 綾瀬理恵 / ラブリラ☆ジュエリラ 作曲/編曲/天道紅緒 '13 「らぶ魔女!」 おしかけ同居人はわがまま魔女!?AVG「らぶ魔女!」主題歌で「ARIELWAVE VOCAL COLLECTION」収録曲。明るく元気な魔女っ子ポップソングで可愛らしい歌声が特徴的。ツンツン、イライラ、ナデナデといった擬態語や英語をふんだんに使っているので語感が良く、更に可愛らしいロリ声で早口ぎみに歌うので全体に感じられるキャピキャピ感が素晴らしいですね。(っていうかキャピキャピってもしかして死語?)時折入る「Yeah!」といった合いの手が少なめなのが物足りないけど、早口&ロリ歌声とポップな曲調から電波ソング認定していい気がします。桃井はるこ系の甘ーくエナメル・コーティングされたような声質は個人的にも萌えるので今後の彼女の動向には注目したいですね。 「ニコニコ動画」で聴けます。
KOTOKO / きゅるるんKissでジャンボ♪♪ '04 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G MIX 「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」主題歌 ほのぼのきゅるるん♪アドベンチャーゲーム「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」の主題歌。音楽製作集団I'VE SOUNDのオムニバスCDの「SHORT CIRCUIT2」及び戯画製作のゲーム「DUEL SAVIOR」初回限定版に同梱の「戯画オープニングサウンドトラックVOL.2」に収録。 歌うはいまやメジャーシーンでの活躍が目立つ電波ソングの女王KOTOKO。前作「カラフルキッス ~12コの胸キュン!~」の続編的位置づけのゲームなので曲も前作「さくらんぼキッス! ~爆発だも~ん~」を踏襲したような明るくポップな仕上がりになっています。当然KOTOKOオハコの合いの手も健在で前作同様「ハイハイ」、「キュンキュン」が多用され、その歴史的価値を広く世界に再認識させた曲と言う事が出来るでしょう。 他にもスワヒリ語で「こんにちは」を意味する明るく元気な「ジャンボ」、後に「織姫よぞら / DAIKIRAI」へと受け継がれた「アフゥア」などが随所で絶妙なタイミングで効果的に発動し、能天気で弾けたKOTOKO/I'VE SOUND独自の電波ポップ・ワールドが展開されています。KOTOKOの類稀な卓越した才能ばかり際立つ曲だけど、間奏で聴ける力の抜けたひょうきんなシンセのメロディも曲の楽しさを増幅させていて良いね。 「YOU TUBE」で聴けます。 「カラフルハート ~12コのきゅるるん♪~」
菊池志穂(館林見晴) / ダイアリーはつぼみのまま '98 作曲松本俊明 編曲岩崎元是 「Dream of you...」 声優の菊池志穂が恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」の登場人物の館林見晴名義で出したアルバム収録曲。アレンジはウォール・オブ・サウンド職人の岩崎元是Pです。元是P制作の「女性声優+音壁」の組み合わせは「金月真美 / 夏に、まだ少し・・・」をはじめ当ブログでも数多く取り上げている黄金の定番パターン。菊池志穂さんとの組み合わせも既に「SPRING DREAM」を紹介済みですね。本当はもっと最近の違う女性歌手のものを紹介したいんだけど、元是Pが最近全然作ってくれないんですよね。もう2度と作られることの無い、古き良き時代の作品ってなことになってしまうのかと思うと残念でなりません。 曲は悲しげなバラードタイプなのでポップ度は低く個人的嗜好とはかけ離れた作品だけど、音壁を味わうという意味ではこのぐらいのゆったりとしたテンポの曲が最適なのかも知れません。高音域のシャンシャン感から迫力のある重低音までを凝縮し詰め込んだ奥行きの有るサウンドが素晴らし過ぎますね。なんとか新たな「女性声優+音壁」作品を聴いてみたいものです。 「ニコニコ動画」にある「ときめきメモリアルSong Part32」という動画の21分40秒のところから聴くことが出来ます。 KOTOKO / LILIES LINE '06 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G.MIX 製作I'VE SOUND せんぱい大好きおねえさんADV「チアフル!」主題歌。初回特典のオリジナルサウンドトラックと「BALDR SKY DIVE1」の初回限定版付属の「戯画オープニングサウンドトラック2005~2008」に収録。 曲は合いの手ポップを歌わせたら天下一品なKOTOKO嬢の歌うチアガール・ポップ。チアガールポップは既に紹介済みの「五條真由美 / ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!(ふたりはプリキュア)」や最近のもので「門脇舞以&沢城みゆき / ふれふれっぽんぽん!(ご愁傷さま二ノ宮くん)」など明るく快活なチアコールが魅力的です。この曲は5人のチアリーダー/チアガールが活躍するゲームの主題歌ということもあって、やはり弾けんばかりに瑞々しい元気一杯、天真爛漫で萌え萌えなチアコールが一番のチャームポイント。KOTOKO嬢お得意のハイハイ合いの手もあるヨ。 メロディは明るくない、というよりむしろ暗く湿ったもので決して個人的に嗜好に合ったものではないけれど、青春のほろ苦さと甘酸っぱさをうまく表現したなかなか聴かせる秀逸なもの。加えてギャングスタ・ラップ風に哀愁を漂わせるピーヒャラ・シンセが素晴らしく、曲に更なる味わい深さを加えています。PCで聴くと確認しづらいかもしれませんが、このピーヒャラ・シンセのバックで手拍子が鳴ってるんですが音量が小さく、折角のアイデアもあまり効果をあげていないのが惜しい。ブレイクを入れて生音でチアリーディング的に盛り上げたら最高だったろうにナ。 現実のチアガールは粒が揃ってなかったりルックスがアレだったりと色々難しいところが有りますが、このゲームの主題歌動画での可愛らしい二次元チアガールを見ながら聴けば更にこの曲の印象がアップするかも。
民安ともえ / らぶらぶトラブル '07 作曲ジル・ブラッド 編曲? エッチな悪魔っ娘が僕の婚約者!?子づくりしまくりADV『とらぶるサッキュバス「ダーリン、今夜もい~っぱいえっちしちゃお」』のオープニングテーマで、「とらぶるサッキュバス オリジナルサウンドトラック」収録。歌うは同ゲーム内でエリナ=ミナ役を演じる民安ともえ嬢。曲は「KOTOKO / らずべりー」タイプのユルめのロリータポップ。明るく元気な曲調だけどスピード感は少なめでグルーヴと呼べる程のノリも無い。サビのメロディはまずまずの高揚感だけど、楽曲としての魅力はさほど大きくは無いですね。では、この曲の一体どこがイイかというと民安ともえ嬢のロリ歌声の一点に集約されているのです。 彼女はエロゲ声優さんだけあって流石のロリータ声で、まるで脳の中にマヨネーズしか詰まってないんじゃないかって程の甘く可愛らしく能天気な歌声。ノリもひたすら明るく軽く乾いていて、おそらく彼女の頭の中には「恋愛とエッチ」しか存在していない模様。もちろんその事はエロゲ声優さんとして極めて正しい素晴らしい才能なワケで、それゆえ世のオタク男子に一時の甘ーい夢を見せることが出来るのです。そして更にこうした萌え萌えなロリータポップには欠かせない合いの手も実に効果的で弾けまくってます。ひょうきんな風合いのある「ホイ!」や拍子抜けした「あれ?」、あざと過ぎるだろうと思わずツッコミたくなる「ニャー」など多種多彩で、全体を華やかに彩ってますネ。こういう夢の有るロリ声の持ち主は、KOTOKO嬢のように素顔を露出させることなく、いつまでも夢を見続けさせて欲しいものですナ。 オープニングデモは「YOU TUBE」で、主題歌フルバージョンはニコニコ動画で。
KOTOKO / さくらんぼキッス! ~爆発だも~ん~ '03 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G MIX キュンキュン合いの手ポップの創始者にして電波ソングの女王KOTOKOによるロリータポップ。ギャルゲー「カラフルキッス ~12コの胸キュン!~」主題歌。アップテンポなサウンドに載せて、ピリリと引き締まったヴォーカルが魅力のKOTOKO嬢が甘酸っぱいメロディを歌い上げます。KOTOKOによる「あれれ?おかしいな」といったコミカルで自由奔放な歌詞が秀逸で、相変わらず彼女の柔軟な発想には感心させられますネ。 そして特筆すべきはこの曲こそが近年猛威を振るいまくっている「キュンキュン」、「ハイハイ」の二大合いの手が始めて使われた曲である事。決して底抜けに明るいメロディという訳ではない元曲に明るさ、元気さ、瑞々しさ、そして溌剌さをもたらし、その相乗効果でより奥深いポップさを醸し出しました。これはここ半世紀のポピュラー・ミュージックにおける一つの革命的発明といっても過言ではなく、「ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!」、「☆☆☆☆☆☆(六ツ星きらりOP オープニングテーマ)」など数多くのフォロワー名曲を生み出しました。2009年現在もその影響は顕著で、今後も大いなる流行、更なる展開をみせていくだろうと思われます。 他にもこの曲には萌えセリフや「スキスキスキッス」といったオカズなどが加えられ、情報量をたっぷりと凝縮して詰め込む事の魅力というのをまざまざと魅せつけた傑作曲と言えます。音楽製作集団I'VE SOUNDのオムニバスCDの「SHORT CIRCUIT」に収録されています。また戯画製作のゲーム「DUEL SAVIOR」初回限定版に同梱の「戯画オープニングサウンドトラックVOL.2」にも収録されていて、こちらには他にもKOTOKOによるロリータ・ポップ名曲の「らずべりー」、「きゅるるんKissでジャンボ♪♪」の2曲が収録されていてお徳でオススメです。 「カラフルキッス OP ロング版(MAD)」
酒井香奈子 / そよかぜらいふ '06 作曲編曲櫻井真一 「貧乏姉妹物語」という身も蓋もないタイトルのTVアニメのエンディングテーマ曲。静かな曲調と動的な「恋はあせらず」リズムをうまく混ぜ合わせたトラックが秀逸。ヴォーカルの声質が幼稚っぽくてこの手のものに耐性が出来ていない方には馴染み難いかもしれないですが、ハリーラブ愛好家でしたら一聴の価値はあります。貧乏でもお互い励ましあって生きていこうという設定の歌詞は湿っぽさはあるものの、前向きで健気で明るい未来に希望を持っている部分などハリーラブものとの相性はいい。メロディも切ない雰囲気を出しながらも明るさ、元気さを兼ね備えキャッチーでとても良く出来ていますね。間奏部分などハーモニカで攻めてみたら落涙必須だったかも。 「ベスト・オブ「恋はあせらず」トラック VOL.1 (女性編) 」収録作。 「貧乏姉妹物語」TVサイズ アイドルマスター やよい そよかぜらいふ ↑アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」の健気な貧乏アイドル「高槻やよい」によるMAD映像。まさに嵌り役ですネ。
林原めぐみ / NEVER SAY , I LOVE YOU '95 作曲編曲岩崎元是(IWASAKI MOTOYOSHI) 「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ ソングコレクション」 岩崎元是作品ということを意識しなければ一聴して聞き流してしまいそうな作品。「BEATLES/PAPER BACK WRITER」みたいな変な味のするギターをフューチャーした少しアップテンポの曲で、アレンジとしてはさほどナイアガラ的音壁妙味は無い。唯一時折入る思い切り叩きつけるドラムスの音は効果的で、俺がやるからには平凡には終わらせないよ、という岩崎元是さんの心意気が感じられる。 じっくり聴きこむととても良く出来たメロディで、歌詞もツンデレ系?の女の子の心理を描いたもののようでなかなかグっと来る。そして何と言ってもこの曲の聴き所はアイドル声優林原めぐみがオタク男のツボを一撃する必殺フェロモン声で歌い上げるところだ。気を抜いて聴いていたらいつの間にか彼女のスウィートヴォイスの虜にさせられていた私がいたヨ(笑)。90年代に入りすっかり衰退したアイドルポップ市場だけど、こんな甘く可愛らしい声で歌う声優がいるのならそちらにファンが移ってしまったのも至極当然の成り行きと言え、今後その傾向には更に拍車がかかっていくことだろう。 それにしても初めて彼女の歌声を聴いたけど、遥か海のむこうフランスのオタク野郎をも虜にするだけのことはある。画像2「岡田斗司夫/日本のセバスチャンたち」の表紙を飾るこの胸に大きく「綾波」と書かれたTシャツを着、両手に林原めぐみのCDSを持った男はセバスチャンという名のパリでも有名な大迷惑オタク。岡田斗司夫氏の快著『オタクの迷い道』に詳しいので是非彼の抱腹絶倒なオタクぶりを堪能して頂きたい。こちらで読めます。
林原めぐみ / 街へ出よう '95 作曲伊藤千夏 編曲矢吹俊郎 「Enfleurage」収録 「ワッシュワリワリ」コーラス入りのオールディーズ風味の声優ポップ。同じく95年発表の岩崎元是氏による傑作アニソン「NEVER SAY , I LOVE YOU」同様、声優的表現を随所に織り込んだ可愛らしい歌唱が素晴らしい。明るくピチピチ弾けた陽性の声をベースに、ちょっと悲しげな表情や前向きで元気な表情などを交え、譜面から外れたり戻ったりと楽しく、創造性のある豊かな表現力が秀逸です。 そこで、この2曲で聴けるような声優的魅力を活かした曲が他にも無いものか、と彼女のアルバムを幾つも聴いてみたのですが、結果このような曲はごく少数でした。ほとんどの曲は表現も一本調子でアニソン的特性を全く活かしておらず、単なる凡百のガールポップに成り下がってしまっています。アーチスト志向とやらで自身をJ-POPの歌姫か何かと勘違いしてしまっているのでしょうか? どうも関係者の皆様含めて自覚が無いようなのではっきり言っておきますが、こうした豊かな表現をポップスにうまく活かしたこれら2曲は貴重かつ稀有な存在で、世界ポップス史における存在意義は大きいのです。だから彼女に限らず、こうした才能を持つ声優さんは、Jポップの真似事などで自身の価値を下げたりし、お茶を濁さないで欲しい。これら声優ポップの持つ魅力/価値の大きさに気付き、自覚し、胸をはり、誇りをもってアニソン道にだけ邁進して欲しい。 この二曲は共にシングルカットもされておらず、ほとんど一般音楽ファンには認知されていないでしょう。認知されていても極度に過小評価されているのが現状ですが、いつかきっと世界的脚光を浴びる時がやってきます。 近年、日本が世界に誇るメイン・カルチャーのアニメが世界を席捲し、高い評価及び賞賛、羨望の眼差しを持って世界中から迎えられています。そしてアニメ声優的表現、文法に慣れ親しんだファンが声優/アニメソングの持つ魅力に目覚め、やがてこれらの楽曲もまた世界中に浸透していくことになるでしょう。 現在、世界を圧倒する質の高さと量を背景に日本のアニメ産業に様々な才能豊かな人材が集中してきています。それと密接にリンクしてアニメ/声優音楽にもまた、優秀な人材が多く流入してきているのです。(日本でアイドルポップが没落したのと無関係ではない。)21世紀を迎え日本のアニソン界は将に時流に乗った破竹の勢いがあると言えるでしょう。 この曲は、「ニコニコ動画」↓で聴くことが出来ます。この曲の雰囲気に合ったアイドルマスターの前向きキャラ、天海春香さんの可愛らしい踊りと共にお楽しみ下さい。歌詞にあったイラストも良く出来てますね!(間奏が30秒ほど端折られてます。) アイドルマスター 春香さんと「街へ出よう」!!(歌・林原めぐみ)再UP
千葉紗子 / トゥインクル☆スター '01 作曲編曲大久保薫 「コメットさん☆キャラクターソングコレクション」収録 テレビアニメ「コメットさん☆」エンディングテーマなのでおそらく魔法少女ポップ。軽快なリズムに明るく爽やかでちょっぴり甘酸っぱいメロディが素晴らしい。全体的になだらかで上品なメロディラインは好印象なんですが、特にサビのメロディはちょっと胸キュン入っててグッと来ます。歌声も特にクセが無いので万人向けだし、適度に泣きの入った歌い方もイイですねえ。 歌詞でBメロの一番最後の「一緒にー」の部分(0:49)が、間奏の後(2:55)ではこの部分だけサビに組み込まれて「一緒にー、輝いて」と繋げて使われるんだけど、この展開が実に洒落てて小感動。 このアニメの視聴対象だった小さなお友達には情操教育に役立ちそうな素晴らしい曲。そして本来想定外であろう大きなお友達の「いけない邪念」も吹き飛ばしてくれそうな清々しいパワーを持った曲でもありますネ。視聴はこちらなどで。
アニソンポップの世界(6) ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|