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ザ・スーパー・ポップ宣言

アイドルマスターの世界

アイドルマスターの世界

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アイドルポップの世界(1) (2) (3) (4) (5)

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電波ポップ動画の世界

アイドルマスターの世界

「恋はあせらず」トラック世界大会




1.アイドルポップ動画の最高傑作

アイドルマスター 萩原雪歩版 もう一度ピーターパン(ゆうゆ)

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この曲のことは以前、古き良き時代の香り ゆうゆ / もう一度ピーターパン で紹介したのですが、先日「ニコニコ動画」にこの曲の「THE IDOLM@STER(アイドルマスター) 萩原雪歩版」があると教えて頂きました。

アイドルマスターというのはアイドル育成シミュレーション・ゲームみたいなものらしいんですが、どうやら振り付けや衣装などをプレイヤーが自由に設定できるらしいです。そこでgotetsuさんという方がこの曲を使って「雪歩版」プロモーション・ビデオを作り、「ニコニコ動画」にアップされたということらしいです。

この「雪歩版」は、ゆうゆ(岩井由紀子)よりずっと可愛らしいルックス、曲のイメージにあった衣装を着せており、更に曲調、イメージにあった振り付け、表情、ダンスを披露させています。しょせんヴァーチャル・アイドルものか、と最初は軽視していた私ですが、オタク系ソフトウェアの進化は目覚ましく、その表情の豊かさ、動きの巧妙さ等には驚かされてしまいました。

このソフトでプレイヤーが何をどこまで設定出来るのかは不明ですが、gotetsuさんによる曲に合わせた多種多様な動きやアングルワークは、実に曲調にマッチしており、明るく楽しい、夢のあるノリノリなこの曲の魅力を100%以上に引き出している素晴らしいもの。二次元、三次元にかかわらず、アイドルポップ動画の最高傑作の一つと呼んでも過言ではないでしょう。

こちら→アイドルマスター ゆうゆ「もう一度ピーターパン」 雪歩ソロで見ることが出来ます。(会員登録(無料)が必要です。)

尚、ゆうゆの正式版の曲の長さは4分37秒あります。gotetsuさんにおかれましては是非この長さでも再度作って頂きたいですね。よろしくお願い致します&どうも有難うございました。
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(夢のある世界観)ポップ偏差値合計
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2.敵ながらアッパレ!

アイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風 by わかむらP '06 作曲編曲/中田ヤスタカ

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* この曲に関してはアイドルマスター版プロモ映像とのセットでのランキングとなりますのでご注意下さい。

アイドル育成ゲーム「IDOLM@STER」で使用された映像を元にわかむらPさんという方が製作された「Perfume / パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」のプロモーションビデオ風映像というものがあります。これが「ニコニコ動画」や「YOU TUBE」にアップされるや、瞬く間にその完成度、出来の良い映像と曲との相乗効果により、数十万の再生がなされる大ヒットとなりました。

このPerfumeというグループはテクノポップを歌うアイドルということで一部マニアックな音楽ファンからも受けているグループ。私も数回参加したセレクト大会でも複数の方の支持を得ていました。ただ、個人的に「テクノは敵」なもので、いまいち好きになれなかったのです。しかし偶然見かけたこのアイマス版の無機質で人工的で近未来的な雰囲気が素晴らしい映像により、なかなか良いグルーヴを持った佳曲であることに気付きました。うーん、敵ながらアッパレ!

現実のPerfumeのパフォーマンス映像も「YOU TUBE」などで見ることが出来ますが、そちらでは曲の魅力が半減されていることに多くの方が気付かれることでしょう。その意味において、この曲の持つテクノポップの良い部分を十二分に引き出し、実在のグループでは決して再現不可能な、創造的で視覚的魅力に富んだ高度な映像を作り上げた、わかむらP氏の技術、センスは素晴らしいとしかいいようがありません。

「YOU TUBE」でご覧になるにはこちらへ。

「ニコニコ動画」でご覧になるにはこちらへ。(コメントを消すと見易いです)


3.アイドルマスターで、てってってー

アイドルマスター BGM / TOWN (通称てってってー) '06 作曲編曲/未調査

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ゲームソフト、アイドルマスターで使用されているBGMで「THE IDOLM@STER MASTERPIECE 05」収録。歌は一切無いインスト曲。ベースがハリーラブっぽく時折シンセもハリーラブ風フレーズを奏でる。打ち込みがきつくヴォーカルレスということで楽曲的にどうこう言うレベルには無いが明るく楽しい曲調がなかなか和めて好印象。

実際にゲーム中でどのように使われているのかはプレイしたことがないから分からないのですが、曲名から街中のシーンで使われていることと思われます。あるいは曲名の由来は同じ「恋はあせらず」トラックの名曲「JAM / TOWN CALLED MALICE」にあるのかも。

また、ゲーム中だけでなく「ニコニコ動画」に連載投稿された「週刊アイドルマスターランキング」シリーズのBGMにも使われるなど、アイマスユーザには愛着がある曲のようで、その特徴的なハリーラブ・フレーズは「てってってー」と呼ばれています。更にその人気が転じて、「ニコニコ動画」にはアイマス動画を編集した「てってってー」トラックの動画が複数アップされ人気を博している。

アイドルマスター てってってー 「TOWN (通称てってってー)」

↑この動画後半で見れるような体を横向きにして両手を上下に動かす踊りはハリーラブに合った動きで既に定番(てってってーダンス)となっているようです。見てて楽しいネ。これは今後コンサートやクラブなどでハリーラブものを踊る時の定番ダンスになる可能性を秘めていますね。この踊りを応用した「てってってー」もので動きとリズムとのシンクロ率の高い秀逸な動画を以下にご紹介します。

アイドルマスター Are you gonna be my てってってー(改良版) 「JET / Are You Gonna Be My Girl」

ダイノジ大地洋輔がエアギター世界選手権で優勝した際の使用曲として有名。ハードロックの激しい曲調とアイマス・アイドル達の明るい笑顔と楽しく可愛らしい動きがあいまって、この曲に新たな魅力を吹き込んだ秀逸な作品と言えるでしょう。

アイドルマスター 歩いて帰ろう(勝手に作り直し版) 「斉藤和義 / 歩いて帰ろう」

他にもいろいろありますので、「ニコニコ動画」でキーワード検索ではなく、タグ検索で「てってってー」と入れてみましょう。(無料会員登録が必要です)

この日記のツリーはこちらです。


4.アイドルマスター、やってみた。

アイドル育成ゲーム、アイドルマスター、やってみました。

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このためだけにXBOX360買いました。一応冬休みの1ヶ月間だけと期限を区切ってのプレイ予定で終了後全て売却予定。しかし、この年になってアイドル育成ゲームをやることになろうとは、、、。私、、、世間的にキモオタ?

2008年 2月7日 1日目(プレイ時間 8時間)

プレイアイドル 雪歩 / S-Fランク中Dランク終了。全く勝手がわからない状態でノーリセットプレイ。雪歩のマイナス思考ぶりにゲンナリ。こいつ俺の嫁には向かないナ。しかしトホホなエンディングにいつか必ずトゥルーエンドに導いてやりたいと想う。

2/8 2日目(7時間)

春香 / Dランク終了。やはりいたって普通キャラ。最後に春香から悪い評価をもらい凹む。

2/9&2/10 3日目&4日目(6時間+7時間)

伊織 / Dランク終了。かなりのツンデレキャラで面白くプレイしがいがある。途中から捨てゲームにしたのでエンディングも悲惨なものに。やはりいつかトゥルーエンドに導いてやりたい。(因みにアイドルランクAが必要。)

やよい / まだ途中。B/Cランク目指してリセットプレイ取り入れる。攻略サイト2時間熟読。明るく元気でポップ。やはり私にはこういうキャラが向いてるな。もう少し年が上がったら俺の嫁にしてあげてもいいゾ。

2/11 5日目 (6時間)

やよい / Aランクのトゥルーエンド終了。B/Cランク目指して適度にリセットプレイ。順調なのでBランク行けるかと思ったら楽勝でAランク達成。無事引退コンサートも成功でトゥルーエンド。途中やよいの涙を見れ、好感度アップも涙を拭くのに失敗、、、。なかなか素直ないいキャラで良かった。

しかし、登録されている10曲には流石に飽きてくる。どれもお世辞にも出来がいい曲とは言えないものなあ。やよいには、

岩井小百合 / いちごの片思い
広末涼子 / MAJIでKOIする5秒前
横山智佐with小桜エツ子 / 夢みれば夢も夢じゃない
五條真由美 / ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!
大森玲子 / LALALAくちびるに願いをこめて

あたりを元気に歌い踊って欲しかった。

2/12 6日目 (6時間)

伊織 / Eランク終了。どうも衣装&アクセサリーが物足りないので、捨てゲームにして収集することに。更に伊織とのバッドコミュニケーションを堪能。うまいことになんとか悪魔セットをコンプ。しかし、思いもかけずプロデューサーランク降格という目にあってしまう。こんな事態が待ち受けていようとは、、、。捨てゲームと割り切ったとはいえ伊織を散々な目にあわせてしまった罰か。ちと気の毒なことをしたな。

雪歩 / 2回目スタート。小鳥さんを早く見たいのでファン数アップ&雪歩でのトゥルーエンドを決意する。前回散々だった雪歩に感動を味あわせてあげたい。

懐かしの雪歩と数年ぶりの再会も、雪歩は以前の私との活動、思い出の一切の記憶が消えてしまっている。SFに出てくる悲しきアンドロイドって感じで感慨深い。雪歩、今度は必ずトップアイドルにプロデュースしてあげるよ(笑)。

2/13 7日目(6時間)

雪歩 / Aランクのトゥルーエンド終了。このゲームの一応の目標達成となる。結局ランクがあがっても雪歩のマイナス思考ぶりは変らずで、やはり俺の妻には向かんな。恋愛指数の低いゲームだったけど、ラストはなかなか胸をときめかせてくれるやり取りがあり、まずまず満足。

2/14 8日目(6時間)

春香(メイン)、雪歩、やよい のトリオ / Aランクのトゥルーエンド終了。トリオを試みてみる。グループ名はフィーバー。「熱い気分のさめないうちに」のアイマスMAD動画どなたか作ってくれないかしらん。トリオと言ってもコミュニケーションやエンディングは春香のみなので、残りの2人は単なるバックダンサー。テレビ出演などで3人がしっかりと絡んで踊る様は見事で思わず見入ってしまう。

これで3人が絡むコミュニケーションが出来れば楽しいのにね。春香エンディングは個人的にいまいち煮え切らないもので、もう少し恋愛要素が濃かったらなあと残念に思う。

2/15 9日目(7時間)

伊織(メイン)、春香、やよい のトリオ / まだ途中。グループ名はトライアングル。本当は雪歩を入れたかったんだけど、テンション管理が難しいので断念。やよいはバックダンサーがよく似合うキャラだな。ツンデレっ娘な伊織との前回やり残したバッドコミュニケーションを楽しみながらBランクまで来る。

ここまでツンばっかりでデレが全然なかった伊織だけれど、Cランクからボチボチとデレが出始める。これがイイ!!!恋愛ドラマ性が高いというのか、これがギャルゲーの世界というものか?ああ、伊織様の下僕になってみたい。

2/16 10日目 (7時間)

事務所移転の最終段階になっても、音無小鳥さん(↑画像追加しました)が事務所に現れない!?何故と思い2ちゃんで尋ねると、このゲームには現れない、今の所ナムコ公式サイトにのみ現れるキャラだそうな。ガックリ、、、。

伊織(メイン)、春香、やよい のトリオ / Aランクのトゥルーエンド終了。終盤の伊織のデレぶりが秀逸でギャルゲー気分満喫できました。これで設定年齢がもっと高ければ最高なのにな。

以上で一応のゲームの目的達成だけど、折角なのでもっとやり残したことは無いか?と思いwikiを読むと美希にシナリオが二つあり、その二つ目がかなりデレ入ってるらしいのでやってみることにする。

2/17 11日目 (7時間)

美希 / Fランク終了。バッドエンド。取りあえずAランクでのトゥルーエンドも見てみるかと思いやり始めるも、美希のあまりの低能でアーパーで礼儀知らずな言葉使いにブチギレ。思わず途中でレッスンを投げてしまい、捨てゲームにしてしまう。この女とは全く性が合わん。声質、しゃべり方、茶髪と全てが気に入らない。

美希(裏) / 2回目スタート。二つ目のシナリオのため地道にレッスンとオーディションを繰り返すが流石に飽きてきた。

2/18 12日目 (7時間)

美希(裏) / Aランクのトゥルーエンド終了。途中のあるイベントを契機に美希が茶髪ロンゲのアーパー娘からまともなデレ少女へと変貌。かなりのデレぶり&小エッチ会話で満足な気分に。一応最後にはエッチしたことになっているが設定16歳なのにイイのかなあ???

全員攻略した訳ではないけど他の女の子には興味が向かないので以上にて終了とする。途中からはレッスンとオーディションの繰り返しに辟易してしまったけど、可愛い女の子とのコミュニケーションはなかなか楽しめました。自分で育てたアイドルがテレビで可愛らしく歌って踊る姿も、愛着が加わった分「ニコニコ動画」で見る以上に楽しい。

「ニコニコ動画」アイマス動画お好きな方なら是非一度お試しになられるといいと思います。

最後に、、、。ネット上でのアイマス攻略サイト製作者や2ちゃんねるで初心者な私の質問に親切に答えてくれた皆さん、どうも有難うございました。

この日記のツリーはこちらです。


5.驚異的なヌキゲー・ポップ

KOTOKO / PRINCESS BRIDE! '03 作曲KOTOKO 編曲SORMA 「プリンセスブライド・アレンジアルバム」収録

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18禁恋愛アドベンチャーゲーム『プリンセスブライド』主題歌で、いわゆるヌキゲー・ポップということになる。ノリ最重視の韻を踏みまくった歌詞をKOTOKOという女性歌手が早口な歌いまわしで機関銃のように歌いまくる疾走感が魅力的。

ヴォコーダーを通したようなオープニングのフレーズの冷やりとした感触や打ち込みの高速テクノサウンドはかなり機械的&無機質な印象を与える。次のAメロの抑揚の無いメロディの出来はいまいちだけど、Bメロの明るく陽が射す雰囲気は以後の展開を期待させ上々の出来。

そして、サビの「乙女のプライド 夢のブライド LOVIN' CALLIN' FEELIN' HEALIN' KISSIN' AGAIN DARLIN' ~」という実にキャッチーな高揚感溢れるメロディへと展開。その韻を踏みまくった歌詞を爆発的な疾走感で早口に歌い回す所が実に味があるし、キュートです。ここの高速唱法はポップソング史上に残る傑作と言っていいでしょう。

それとこの曲全体に感じられる情報量の多さは、まさに情報過多のインターネット時代の産物とさえ思わせるもので、ポップソングにおいて今後こういった傾向はますます加速していくであろうことを予感させます。

なお、この曲はほとんど一般に知られていない抜きゲーの主題歌(おそらくセールスも数千本程度?)であるにもかかわらず、この曲を使ったアイドルマスターMAD動画の「アイドルマスター KOTOKO Princess Bride!」は、「ニコニコ動画」の120万本もの動画中における再生数の総合ランキングで、なんと第5位の280万回もの驚異的な数字を記録しています。

これはアイドルマスターMAD動画の出来栄えと可愛らしさの魅力を加味しても社会現象とさえ呼べる異様な数字で、この曲が「ニコニコ動画」ユーザをはじめとする現代のネット世代の実に多くの方々に歓迎されているのがよく分かります。
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(高速唱法)ポップ偏差値合計
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6.ちょっと面白い現象

BARRY MANN / WHO PUT THE BOMP?

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音楽好きなら誰でも1曲は自分のテーマソングを持ってると思いますが、私のテーマソングはバリーマンの「シビレさせたのは誰」。曲のタイトルもイカシテますが、曲もまたそれ以上にイカシタやつです。

稀代のソングライターである彼の1961年の自演曲で、明るく元気な乾いた曲調に軽快なリズム。そして誰にでも馴染みやすい「バンババン」、「ラマラマディンドン」といった擬音語のオンパレード。遠吠えファルセットやひょうきんな合いの手も楽しいし、バックのサウンドも単純ながら生音の響きが心地よいストレートな内容。実に楽しくノリのいい曲で大好きです。

ところで実は最近この曲に関するちょっと面白い現象が起こっています。パンク系バンド「ME FIRST AND THE GIMME GIMMES」が2001年にカバーした曲(「Blow in the Wind」収録)を使用し、アイドルマスターのキャラクターを使用した手書きアニメ動画(作画:ベルナール・リヨ3世 編集:へぼピーナッP)の、

アイドルマスター手描きMAD「シビれさせたのは 誰?」

が、その出来の良さ、曲の良さから「ニコニコ動画」アイマスMAD愛好家の間で爆発的人気となり、瞬く間に「週刊アイドルマスターランキング 9月第2週」において1位を獲得、アップして約1ヶ月の本日現在で約40万ヒットの人気を博しているのです。その影響から原曲のバリーマン版も急遽「ニコニコ動画」にアップされたのですが、そこでの数多くのコメントを読むと、今までこの曲を知らなかったアイマス愛好家であるところの若いリスナーの方々にも実に好意的に受け入れられているのが分かります。

こういった現代の流行のメディアを通して、長い年月を超えて古き良きオールディーズに脚光が浴びる、ちょっと胸が熱くなるいい話だなと思いました。(ベルナール・リヨ3世さん、へぼピーナッPさん、どうも有難う!)
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(生音の心地よさ)ポップ偏差値合計
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7.キモオタ御免のロリータポップ

高槻やよい(仁後真耶子) / キラメキラリ '07 作曲神前暁 「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02」収録

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アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」のアイドル「高槻やよい」のキャラクターソング。ゲーム内では使用されておらず、高槻やよいのキャラクターアルバムに収録されています。仁後真耶子さん演じる彼女は、貧乏だけど健気で明るくポップなキャラが人気で実際にゲームをしたことのない人にも大受け。ただし設定年齢は13歳と低く、更に二次元キャラということで、やよいが好き!と公言しようものなら「キモオタ」のレッテルを貼られることは避けられません。

曲はそんな彼女のキャラを上手く反映させた明るく元気なロリータポップ。音的には打ち込み臭のあるテクノ風スカ・サウンドといった感じでスピード感と歯切れの良さが特徴的。そして何と言っても仁後真耶子さんのヴォーカルが強烈で曲全体を完全に支配しています。幼げで拙く、呂律が回らない感のある歌声で威勢良く歌いまくります。肯定感に満ちた陽性で張りのある瑞々しい声質がまたイイ!

歌詞はほとんど意味を為さないけど、その歌詞さえよく聞き取れない程に勢い最重視で歌いまわす様は実に味があります。所謂ヘタウマの極致という感じですね。特に2分16秒の辺りの「聞き取り不能箇所」は大胆かつ荒削りで、まともに発声せずに堂々と歌い飛ばしてしまう様は爽快ですらあります。「キュンキュン」、「チュチュ」、「ポチっとな」といったオカズの擬音語も美味。

渋谷系なフリッパーズギターとかフリーソウルとか言って一見お洒落系に見えるかも知れない当ブログですけど、ごめんなさい、どうやら私もキモオタだったみたい、、、。うっうー、残念ですぅー。

キラメキラリ やよい (フルバージョン)

アイドルマスター キラメキラリ 圧縮版 やよい (人気のMAD動画)
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(ヘタウマ)ポップ偏差値合計
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* 「キモオタだった」・・・となりの801ちゃんが単行本第3巻でやよい好きな自分に気付き、絶望のうちに発した名言。

8.80年代懐古

MORE PEACH SUMMER / パワードスーツを脱がさないで '04 作詞西直紀 作曲編曲高浪敬太郎

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ケロロ軍曹挿入歌で「ケロロ軍曹 ケロロソング、全部入りであります!」収録。歌う「MORE PEACH SUMMER」は斎藤千和・池澤春菜・能登麻美子の3人の声優さんユニット。作曲/編曲は元ピチカート・ファイヴの高浪敬太郎。速めの軽快なテンポでグルーヴはなかなかのもの。メロディは少しポップさには欠けますが「河合その子 / 落ち葉のクレッシェンド」辺りに似たちょっとセンチで落ち着いた内容。そして曲の最大の特徴は何と言っても、80年代アイドルポップの有名曲のタイトルを散りばめた歌詞にあります。

タイトルは「おニャン子クラブ / セーラー服を脱がさないで」のパロディだし、歌詞では「松田聖子 / 白いパラソル、青い珊瑚礁」、「キャンディーズ / ハートのエースが出てこない」 、「ピンクレディ / ウォンテッド」、「おニャン子クラブ / およしになってねTEACHER」、「うしろゆびさされ組」、「小泉今日子 / 渚のはいから人魚」等など。まあ単なる羅列以上の何かがある訳でもないですが、この時代の曲を愛聴した世代なら思わずニヤリとすること請け合いでしょう。

「YOU TUBE」のこちらで試聴可ですが、オススメは何と言ってもアイドル・トリオ仕立てに丹念に作りこまれたアイドルマスターMAD動画↓の方。「やよい、春香、雪歩」の人気トリオによる可愛らしいダンスが実に魅力的です。こういう出来の良い動画で聴くと、曲も数段活き活きして聴こえてくるから不思議です。

[MAD]アイドルマスター パワードスーツを脱がさないで

TVアニメでは「第62話」の1分28秒から等に使用されているようです。
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(懐古&MAD動画)ポップ偏差値合計
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9.音壁ほちゃん

堀江由衣 / HAPPY SNOW '08 作曲編曲雲子

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2007年のクリスマスライブ用に作られた曲で現在の所は通常CDアルバムには未収録。ライブDVD「クリスマスライブ ~由衣がサンタに着がえたら~」に同梱されているマキシシングルCDにのみ収録です。ただし有り難いことにこのページでこの曲だけダウンロード購入出来ます。

曲はクリスマス仕様のフィルスペクター/ウォール・オブ・サウンド(音壁)系サウンド。エコーをかけ重低音を強調したドラムのおかず的使用法が特徴的。加えてクリスマス・イルミネーションのようなシャンシャン感いっぱいの煌びやかな装飾音が施されています。冒頭で聞ける切れ味鋭い弦の響きも冬の夜空に吹き荒ぶ寒風のようで効果的ですね。

メロディは暗く、決してポップな内容とは言えないので個人的にはあまり趣味ではないのですが、切羽詰まったかのような緊迫感とスピードのある内容はなかなかのものでグレードは高い。曲調としては音壁の大御所「大滝詠一 / さらばシベリア鉄道」の雰囲気に少し近いものがあり、この辺りの暗さ、冬の寒さ・厳しさが好きな人には高評価かも知れません。

この曲を使用し、週刊アイドルマスターで1位を獲得したyoumei氏によるアイマスMAD動画「アイドルマスター 雪歩 HAPPY SNOW」は、堀江"ほっちゃん"由衣さんのような可愛らしさで人気の雪歩を主役とした素晴らしい内容でオススメです。音楽と併せてお楽しみ下さい。

10.クールなテクノポップ

柊つかさ(福原香織) / 寝・逃・げでリセット! '07 作曲ISAO 編曲nishi-ken 「らき☆すた キャラクターソング Vol.003」収録

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テレビアニメ「らき☆すた」の柊つかさのキャラクターソング。念の為全話見て(笑)確認しましたが特にアニメ内で使われている訳ではありません。曲はPERFUMEのようにヴォーカルをヴォコーダーに通してエフェクト処理したようなテクノ/ハウス系ポップ。

全体のトーンは如何にも低血圧で体温の低そうな妹キャラの柊つかさに合ったクールなもの。メロディも上質で特にサビのラインはスマートだし、きれいですね。明るく元気という訳では無いけど湿気の少ない乾いたクールな空気は爽やかで味が有ります。ヴォーカルは抑揚が少なく、無機質な感じはPERFUMEに似てますね。早口になる箇所、ラップ調に流す箇所なども味わい深く趣があります。

サウンドはテクノ/ハウス調で特に面白みは無いけれど、時折りドラムスのエコーのかかった重低音を鳴らす工夫をしています。それらは岩崎元是Pによるウォール・オブ・サウンドのようにリズムとしては機能しておらず、あくまで効果音程度なのが惜しいですね。

至高の職人わかむらPによるこの曲を使ったアイドルマスターMAD動画
アイドルマスター×らき☆すた - 雪歩 寝・逃・げでリセット! PV風R2
はクールな曲調に可愛らしさをマッチさせた素晴らしい出来でオススメです。

らき☆すた キャラソン 柊つかさ 寝・逃・げでリセット! 高音質(フルバージョン)

11.アイマス動画切望!

フィーバー 熱い気分のさめないうちに '79 穂口雄右作曲 大村雅朗編曲

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79年というとシック/おしゃれフリークやヴィレッジピープル/YMCAなんかがヒットした年です。ビージーズのサタデーナイトフィーバーが77年だからディスコブームも一般化、一段落して、ディスコ系音楽が幅を持ち始めた頃と解釈してます。フィーバーのこの曲はそんな時勢を反映し、アイドルポップとしては珍しいディスコ色の強いものとなっています。ただしそんじゃそこらの似非黒人もどきやディスコとは名ばかりの軟弱で形骸化したポップスではなく、しっかりとしたグルーヴを持った曲です。

トラックは黒人特有のうねるようなファンキーなリズム主体のディスコではなく、疾走感のあるアップテンポでポップなもの。その軽やかさとスマートな内容からはディスコというよりもモダンダンサーと呼んでみたいナ。生音で構成されたバックではタイトなドラムが実にカッコよく決まっています。手拍子の音も実に効果的で楽しさ、軽やかさ、ノリのよさを演出してますネ。この数年後の電子/打ち込み楽器時代到来前夜の、まさに時代が生んだ奇跡の名曲といえるでしょう。オムニバスCD「ガールグループ天国 VOL.2」で容易に聴くことができます。

「YOU TUBE」など動画投稿サイト全盛の昨今、当ブログで取り上げた曲の大半が手軽に見れる現状ですが、この曲の動画は未だ見たことがありません。どなたかお持ちじゃないですかねえ。スタジオであれライブであれレコードと同等のパフォーマンスが聴けるとは思わないけど、フィーバーの3人が楽しくリズミカルに歌って踊るシーンは是非見てみたいものです。

更に残念なことに、アイドルマスターMAD動画でもこの曲を使ったものは存在しないようなのですが、どなたか作って頂けないでしょうか?(お礼はたんまり!)希望としては、

1.雪歩センター 春香/やよいバック。
2.スピード感のあるリズムに合わせた動き、踊りを最重視。
3.衣装はおまかせ。

といった内容で。フィーバーの実写版ならば一度見ればもういいや、、、って事になりそうだけど、可愛らしいアイマスアイドル達が楽しく歌って踊る動画ならば末永く楽しめそう。それこそシンクロ率の高いものが見れるなら死んでもいい!ってぐらい切望しています、、、。ヤフオクに「アイマスMAD動画製作するよ!」なんて出品どなたかしてくれませんかねえ。ではどうかよろしくお願いします。

この曲の作者である穂口雄右氏ご自身による解説はこちら↓で読めます。

穂口雄右氏インタビュー【第1回】フィーバー / 熱い気分のさめないうちに
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(手拍子)ポップ偏差値合計
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12.ノーザンダンサーMEETSアイドルマスター

HUMAN BEINZ / NOBODY BUT ME '68

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アメリカの白人バンド「ヒューマン・ベインズ」による68年のR&Bカバー。オリジナルは63年のISLEY BROTHERSによるR&Bで、これにサイケ色を加えたうえ、よりダンサブルに仕上げています。当時日本でもヒットしたようですね。GOLDMINEのノーザン・コンピ「OUT ON THE FLOOR」に収録されていることからも、今でも所謂フロア・キラーなノーザン・ダンサーとして親しまれていることが分かります。最近「KILL BILL」という映画にも使用されたようで、お若い方にも知名度はあるようです。まるでベースラインのような「ノー・ノー・ノー」という特徴的なフレーズに手拍子や溌剌とした掛け声なんかが加わり、かなり躍動感がありますね。「YOU TUBE」で聴けます。

更に2010年11月になって、ぬわんとこの曲のPilooskiによるeditバージョンを使用したアイドルマスターMAD動画「アイドルマスター nobody but me」が制作/アップされました。「週刊アイドルマスターランキング 10年11月第4週」では、初登場22位となかなかの出だし。アート色の強い作品でサイケ調に加工されたアイマス動画もなかなか新鮮ですが、驚くべきはその加工技術、踊りと音楽とのシンクロ率の高さなど。これまで「男の曲」というイメージの強かったこの曲を、可愛らしい(但し律子は除く)アイドルによる踊りと合わせることにより、新たな魅力を引き出した素晴らしい作品と言えるでしょう。その着眼力、選曲のセンスも光るし、作者の「ソ´┴`ノ …」さんの今後の作品には期待大ですね。
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(アイマスMAD)ポップ偏差値合計
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13.ヴァイブが可愛らしい

SUCRETTE / LOVE PROLOGUE '07 「C'EST SI BON」収録

sucrette_cest_si_bon.jpg YUKIPON.jpg YUKIPON2.jpg

シュクレットという最近の日本のポップユニットの曲。特にギターポップ色が強い訳ではないけど、フリッパーズギター以降の渋谷系サウンドを意識した音造りがなされている。ボーカルもカヒミ・カリィ似のウイスパー唱法だしね。適度なスピード感とパステルカラーを感じさせる淡く上品な甘みのあるメロディ。明るく穏やかな曲調にヴァイブ系(木琴?)のコロコロ転がる音色が可愛らしい。

「YOU TUBE」で聴けます。尚、この曲を使用したアイドルマスターMAD動画、アイドルマスター 雪歩×Sucrette「Love Prologue」は、やはりパステルカラーの似合う品のあるアイドル雪歩の可愛らしい踊りを堪能できるセンスの良い内容となっていてお勧めです。

雪歩と言えば、当ブログでも取り上げた「いつもよりオレンジ! / 宮沢ゆあな」「FOUR SEASONS / 北へ。」のイラストでも知られる大槍葦人氏(少女騎士団)による雪歩同人誌「YUKIHO HAGIWARA in the Bird Cage」も、センスの良い絵柄と品のある雪歩の特徴をうまく捉えた淫靡な内容でお勧め。やはりヴァイブ系玩具に悶える雪歩が可愛らしい。
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(木琴の音色)ポップ偏差値合計
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14.天才・神前暁のスーパーポップ・ワールド

高槻やよい(仁後真耶子) / GO MY WAY!!(M@STER VERSION) '07 作曲編曲NBGI(神前暁) 「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02」収録

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アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」内のキャラクター、高槻やよいの持ち歌。スピード感のある明るく楽しい曲で、その前向きな歌詞も相まって元気を分け与えてくれる曲ですね。キャッチーなサビメロも魅力的ですが、快活な合いの手、煌びやかなアレンジなど華やかな雰囲気に溢れているのがイイのです。

作曲/編曲は、同じ高槻やよいの「キラメキラリ」でもお馴染みの神前暁(こうさきさとる)氏。当ブログで取り上げた他の神前氏の作品としては、「もってけ!セーラーふく」、「SOMEONE ELSE」などがありますが、その他にも「最大聖地カーニバル」、「恋のミクル伝説」、「帰り道」、「星くず☆うぃっちメルル」といったスーパーポップなアニソン/電波ソングを数多く手掛けており、21世紀以降のこの分野における最も成功した偉大な音楽家と言えるでしょう。

次々とヒットを飛ばすキャッチーなメロディを生み出す作曲能力も素晴らしいのですが、編曲における斬新で豊富なアイデアの数々にも嫉妬を覚えてしまうほど。そして更に誰も追随出来ない超高度なポップセンスをも兼ね揃えており、まだ現役でいながら既に神格化された存在に達していると言っても過言ではないでしょうね。氏の今後の益々の活躍を期待しています。

「YOU TUBE」で聴けます。高槻やよいの可愛らしい踊りもイイね!
明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(前向きさ)ポップ偏差値合計
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15.テクノ・ポップなキャラソン

津田美波(小日向美穂) / NAKED ROMANCE 作曲編曲NBSI(遠山明孝) '13



ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のキャラソン。「好き好き好き」というサビがやたらポップでキャッチーな曲。「ドキドキドキ」、「ダメダメダメ」部分ともども語感もよくクセになりそう。「チュッチュッチュッチュッワ」部分も可愛らしくてイイね!このサビ部分のヴォーカルはオーバーダビングしているようで、ライブ版で聴ける生声と大部違いますね。何らかの電気的処理が施されているんでしょうか?いわゆるヴォーカロイド的機械臭を感じさせるけれど、そこが却って魅力的。また抑揚の少ないメロディラインと相まって全体としてテクノポップ的風合いに仕上がってます。「ワン、ツー!」の掛け声も溌剌としていて良いアクセントになってますね。ただ残念ながらレゲエ調の箇所などサビ以外のメロディが弱いんですよねー、惜しい。

「ニコニコ動画」で編集版が聴けます。


















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