電脳なをさんの世界唐沢なをき / 電脳なをさんの世界1.マックユーザー必笑!唐沢なをき 電脳なをさん 唐沢なをき / 電脳なをさん 1-5巻 新・電脳なをさん 1巻(株式会社アスキー) 音楽で新譜を買うことは皆無となってしまった私ですが、マンガ読みの方は現役バリバリです。その中でも毎週楽しみに立ち読みしているのが、週刊アスキー連載の「電脳なをさん」、大好きです。PC系雑誌ということもあって内容もPCまわりの話題中心のギャグマンガ。特に唐沢さんがマックファンということもあって、アップル社/マッキントッシュ関連の話題が多い。当然アップルのライバル?マイクロソフト/ビルゲイツは目の敵である。特筆すべきは、その濃いオタク的視点と、ほぼ毎回が過去の有名/無名/名作/迷作マンガのパロディ形式で書かれているということ。そのアイディアの豊富さ、パロディ精神、語り口の妙味、下品でエッチでオタク極まりない視点、マニアックさが最高に面白くオススメです。特にマックファンには痛快このうえないことでしょう。 パロられているマンガは、例えば最新刊の「新・電脳なをさん 1巻」だと、藤子不二雄/まんが道(長期シリーズ化してて、その下品さ、下らなさはピカイチ/ここでの画像掲載は不可能)、はだしのゲン(綾波レイフィギュアをヤフオクで入札)、ウルトラマン、堺正章ネタ、手塚治虫/三つ目がとおる、エコエコアザラク、マックCMネタ、小津安二郎もの、スケバン刑事、ますむらひろし、チッチとサリー、ひみつのアッコちゃん マグマ大使、ジャングル黒べえ、24時間テレビ、キカイダー、スーパージェッター、リカちゃん人形、サンダーバード、ドカベン、マネーの虎、エロゲー、2ちゃんねる、アイボ、ゲイ、、、とテンコ盛りです。 現在単行本化が2004年4月以降止まっていてとても残念。唐沢なをき先生、どうか同人誌仕様でいいので続きの出版をお願いします。 Q1:このマンガの元ネタ↑の作者は誰? Q2:このマンガの元ネタ↑の作者は誰? Q3:このマンガの元ネタ↑の作品名は? 2.唐沢なをきが描いた! 「アッコにおまかせ・初音ミク特集」風刺漫画 2007年10月14日オンエアのTBS系テレビ番組「アッコにおまかせ」内での初音ミク特集におけるオタクに対する悪意ある紹介内容はネット上でも批判が相次いだ。この番組に対する風刺漫画を、私が敬愛する唐沢なをき氏が「週刊アスキー 2007年11月20日号(最新号)」で「電脳なをさん VOL.571 誹謗中傷漫画」として描きましたのでご紹介。 この「電脳なをさん」シリーズにおける唐沢なをき版パロディはウィットに富んだ妙味あるものが多く大好きなのですが、この「初音ミク」の回においても氏の軽やかなタッチと厳選した素材を濃い目に味付けるセンス、ユーモアが魅力となっています。基本的に「TBS初音ミク特集」の番組をなぞったもので、「まんが道」シリーズのようなハチャメチャな独自解釈が為されていないのには不満が残りますが、オタク人種が馬鹿にされた事に対するアンチテーゼは十分に伝わってくるので、この事件に憤慨したオタク諸氏もこのマンガを読めば幾分溜飲が下がることでしょう。 マックユーザー必笑!唐沢なをき 電脳なをさんにも書きましたが、この「電脳なをさん」の単行本化は2004年4月以降止まっています。作品番号で言うとVOL.371までしか収録されていません。1冊あたり63話収録可能とすると単行本にして3冊分以上の作品が陽の目を見ていない状況です。従って本作品が単行本に収録され読める日が来るかどうかは全くの未知数です。「初音ミク」ファンの皆様におかれましては是非「週刊アスキー 2007年11月20日号」を入手されることをオススメします。 なお、個人的には音声合成・DTMソフトとしての「初音ミク」については将来性を感じながらも、ポップミュージック愛好的観点からは特に評価していませんので悪しからず。 追伸:「ドンと~来る~小学5年生女子~」の元ネタの分かる方教えて下さい。(すいません、薄くって、、、。) 3.週刊アスキー増刊 電脳なをさん傑作選 スティーブ・ジョブス編 週刊アスキーに連載中の唐沢なをきさんの「電脳なをさん」は、2003年掲載分以降実に約5年間分も単行本化されていません。しかし今般『週刊アスキー増刊 電脳なをさん傑作選 スティーブ・ジョブス編』として、その一部が雑誌形態ですが、一冊に纏まって出版(8/9発売)されました。 タイトル通り、アップルとスティーブ・ジョブスがネタとなった回のみの掲載となっています。但し内容はいつも通り、往年の名作マンガのパロディ主体のギャグ漫画です。私はマック・ユーザではないのですが、それでもとても楽しめオススメです。下品極まりない「藤子不二雄/まんが道」ネタなどエロねたが少ないのに不満が残りますが、33編もの単行本未収録作品がこうして纏めて読めるのは有り難い。 因みに未収録作品のうちのパロディの元ネタは、竹宮恵子/風と木の詩、萩尾望都/11人いる、細川智栄子/王家の紋章、おそ松くん、宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)、藤子不二雄/ドラえもん、などなど。 増刊/雑誌形態なので、売り切り増刷無しとのことです。既に多くのコンビニなどで売り切れているようです。セブン&ワイの通販が入手し易そうでいいかもしれませんね。この号の売れ行きが好調となり、残る全ての作品の一刻も早い単行本化が実現して欲しいものです。っていうかとりあえず自費出版/同人誌仕様でもいいから早く出してくださいよー、唐沢なをき先生。 4.唐沢なをき / 新・電脳なをさん 第2巻~作ってみた 2004年4月以降、既に6年も単行本化が止まっている私の大好きな唐沢なをき先生の名作漫画「電脳なをさん」シリーズ。単行本化されないにもかかわらず、腐って手抜きすることもなく、ますますテンション上がりまくり、濃く、面白く、下品極まりない漫画を描き続けてくれる先生には心底感謝しております。 単行本全6冊に収録されているのが第371話までで、2010年4月現在で689話まで連載が進んでいますので、単行本未収録作が実に318話(単行本約5冊分)にも及んでいることになります。未単行本化分の方が加速度的に面白くなっているのに実に勿体無い、残念なことであります。個人的に連載元の週刊アスキーは先生の話が特に面白かった号しか買ってないので、まとめて読みたいという欲求も臨界点に達しました。ただ手をこまねいて待っていてもしょうがないので、今般自分で作ってみることにしました。 こういう時に便利なのが公立図書館。早速先月地元の図書館のカウンターに行って相談したところ、全国の図書館から所蔵先を探してくれるとのこと。どうやら一箇所づつ虱潰しに探してくれたようです。結果、国立国会図書館と私の地元の図書館と某地方図書館2箇所の合計4箇所へコピーを依頼し、約1ヶ月後の先日ついに単行本未収録の全318話のコピーが手元に揃いました。 雑誌掲載サイズはA3見開きサイズですが、これをA4サイズに縮小コピーし、単行本とほぼ同じサイズのA5サイズ用のクリアファイル(30ポケット 1冊100円)に二つ折りにして入れました。国会図書館以外は直接縮小コピーしてくれたので有り難かったです。因みに国会図書館はコピー代1枚50円ですが、他は1枚10円です。送料とかファイル代入れても全部で1万円もかからなかったんじゃないかな。全部で11冊に収まりました。ほぼ同じサイズなので単行本同様に快適に楽しむことが出来ますよ。私同様、「電脳なをさん」シリーズの単行本化を切望している皆さんも是非お試し下さい。もちろん週刊アスキーさんにおかれましては、一刻も早く正式な単行本化をお願い致します。 ジャンル別一覧
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