ORANGE JUICE / FLESH OF MY FLESH '82 LP「RIP IT UP」収録
ファーストアルバムの痛々しさが抜け去ったオレンジジュースの2NDアルバムから。ネオアコ的な魅力は失われてしまったけど、明るくポップなサウンドでオレンジジュースというグループ名をより象徴するかのようなフレッシュなサウンドとなっていて、個人的にはこちらも好きだなあ。力の抜け具合が程よくていいヨ。
この曲の空気の乾燥感とゆったりとしたなごみ感はレゲエのものだね。アフリカンなメンバーを入れたりとこの頃のエドウィンのブラックミュージックへの憧れを象徴する曲。シングルバージョンも出てるけどDENNIS BOVELLの変な小細工はかえって魅力を打ち消してしまって残念。ゆったりと南国リゾートでも和めそうなこちらのLPバージョンの方がいい。特に途中の間奏部分での管楽器(サックス?)の音色が素敵です。白人音楽と黒人音楽がうまくクロスオーヴァーした、実に妙味ある世界を作り出すことに成功したネ。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 乾燥感 | グルーブ | メロディ | 器楽 | 瑞々しさ | ボーナス(和み感) | ポップ偏差値合計 |
8 | 5 | 8 | 9 | 7 | 8 | 7 | 7 | 5 | 64 |